2日目は観光を楽しみ
地元まで帰ってきた。
ファミレスに寄り
遅めの夕食を
食べていた時だった。


『なおや』と
女性が彼に声をかけてきた。
スラッとキレイな
大人の女性だった。
私はその女性と目が合った。
嫌な予感がした。


女性はテーブルの前に立ち、

『こんな所で会うなんてね...。
別居してるとはいえ
まだ夫婦なのに
若くてキレイな子と不倫デート?
なおや最低ね。
それともこの子が
なおやを
たぶらかしてるのかしら?』と
女性は言う。


私はビクビクしながら
下を向いているしか
出来なかった。


彼は強い口調で話し始めた。
『俺が誰といようと

関係ないことだろ。
それに俺たちの夫婦関係は
とっくに終わってる。
お前がしたこと俺が知らない
とでも思ってるのか?
彼女とは遊びじゃないし
俺が彼女を好きなんだ。
変なこと言うな。
じゃあもう行くから』


彼は私の手をとり
店をでた。


車に乗り優しく謝る彼。
『せいかに
嫌な思いさせちゃったね。
ごめん』


彼は私の手を握って
キスをした。


『なおやさん
奥さんに見られちゃうよ』


彼は
『もう少しだけ』と言って
舌を絡ませキスを続けた。


『なおやさん
もう我慢できない私。
私の部屋に来ませんか?』と
誘った。