文化祭当日。
彼が来てくれるのか少しの
望みをかけ
白黒のメイド服を着て
接客していました。


メイド喫茶は大盛況。
私のメイド服姿を写真を撮る
男子もいた。


『せいかせいか!
あの背の高い人彼じゃない?』と
唯一相談している親友が
慌てて呼んでくれた。


なおやさんだった。
私の彼はかっこいい。
でもみんなに自慢できない。
不倫関係だから...。


『なおやさん、
来てくれたんだうれしい』


『もちろん。
メイド姿似合ってるね』



休憩をもらった私は
彼と一緒に
学校を一通りまわり
2人きりになれる場所を
探し空き教室に入った。


久しぶりの2人きり。
私たちは見つめ合って
キスをした。


『せいかこの後の予定は?
無いならホテル行こう。
終わるの待ってるから』


『うん。行く。
だけどもう少しして』


『その格好で言われると
やばいな』


誰か入ってこないか
ドキドキしながら
キスをした。