テスト勉強しなきゃ
いけないのに
ずっと考えていた。
もしかしたら
私のこと
遊んでるのかもしれない。
だから
きちんと気持ち
話さなきゃって。
放課後バイトに行き
仕事してると
いつものように
彼は声をかけてきた。
『七夕祭り楽しかったね、
遅くなって
家族に怒られなかった?』
と聞かれ
『はい、大丈夫でした』と
言って私はそっとメモを
渡した。
メモを読んだ彼は
『了解』
とだけ小さな声で言い
その場からいなくなった。
バイトが終わり
会社からほど近い公園で
待っていた。
20分ほど待って
彼が走ってきた。
『せいかちゃん、ごめん待った?』
『ごめんなさい、呼び出して。
どうしても話ししたくて』
『いいよ。
でもここだと会社のやつに
見つかると面倒だから
移動しようか?
時間平気?』
『わかりました。
時間は大丈夫です』
『じゃあここで待ってて。
車とってくる』
海の見える大きな公園の
駐車場まで
移動し車をとめた。
つづく