手芸とは関係ない話です。
長い上に血液の話なので、苦手な方はご注意ください。

病気などではないので全く心配ご無用なのですが、小学三年生のうちの娘、生まれて始めて採血を経験しました。

とっても怖がりのうちの子…
事前に言うと恐怖に打ちのめされてしまうので、何をするか曖昧なままあれよあれよと言う間に準備を進めるベテラン看護師さん。

注射をすると知ると、怖い!嫌い!と顔が引きつり呼吸が荒くなったため、大丈夫、予防接種より痛くないよ、深呼吸ね、と看護師さんと私でなだめて励まして。

でも娘の両腕の内側を見た看護師さんの顔があからさまに曇る…
「血管、細いわね…」
娘の血管のことなど気にしたこともない私、それだけ健康に育ってきたということで喜ばしいのですが、とにかく血管が見つけにくいらしい。
上腕に巻いたベルトをきつく締めたり手を握ったり開いたり指でトントン叩いたり…
右も左も血管が見えない!(ー ー;)

このことで娘の緊張感が高まり一旦トイレ休憩の後、再開。
なんとか右腕ならいけそう、とのこと。

最初にチクっとするだけだからね、と安心させて針を刺す。
刺したけど…血が出てこない。
看護師さんは焦る様子もなく「ごめんねー」と言いながら針先をグリグリっと動かすと、スーッと血液が出てきました。
刺した後に思いがけずグリグリされて痛い痛いと泣きそうになったものの、大人はひと安心です。
だって採血は血管にさえ刺したら後は血が流れるのを待つだけでしょ?
でも本当の闘いはここからでした…

血液がなかなか出てこない!Σ(゚д゚lll)

血管が細いせいなのかな?
ちなみに…私は献血や人間ドックで何度も採血したことありますが、どっちの腕でもどんと来い!ってくらい太い血管が見えていて、看護師さんにも「取りやすい」とよく言われます。
心理的にも採血に恐怖感ゼロなので、針を刺した後もしっかり手をぎゅうぎゅう握ったり開いたりを繰り返して血を絞り出せるため、血が流れてこない状況は想定外でした。

採血管に3本、合計10mlほど。
すぐ終わるよーなんて言っちゃったもんだから、刺したまま全然終わらないことに再びパニックになる娘…
看護師さんは二の腕をもみもみ。
「牛の乳搾り方式でいくわね!」
ひえー(笑)
この辺まではまだ笑っていられたけど、娘の顔色がどんどん青白くなっていき、気待ち悪い、と言い出してからは私も少し焦りました。

看護師さんももちろん気が付いていたけど続行。
だってここでやめたらまた針を刺さなきゃいけないなんて大変すぎる!

何十分にも感じた長い長い時間…きっと実際にはそんなに長くはないんだろうけど、とにかく耐えに耐えて採血が終わりました(ー ー;)
顔面真っ白!
フラフラだったので、空いているベッドに寝かせてもらいました。

採取した血液量を考えれば貧血が起きるはずもなく、精神的なものですよね。
でもあまりに時間がかかってしまったことで、娘にとっては相当量採られたと感じたみたいです。
献血の時の血液量と比べても全然少ないことなどを説明すると、だんだんと顔色が良くなってきました。
こんなことなら最初に説明しておけばよかったです(~_~;)

体質もあるのでしょうが、成長に伴って立派な太い血管になってくれるといいなあ…
採血が苦手な人ってこんな苦労を毎回してるのかしら。
大変なのですね…( ;´Д`)