スカイキャプテン | 日々映画ブログ

日々映画ブログ

主に自分が観た洋画についての感想を書いていきます!
内容だけではなく、出ている俳優さんたちにも焦点を当てていきます。


日々映画ブログ


スカイキャプテン


・監督:ケリー・コンラン

・脚本:ケリー・コンラン

・出演:ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、アンジェリーナ・ジョリー、ジョヴァンニ・リビシ



舞台は1939年のニューヨーク。科学者連続失踪事件を追うポリーは重要なことを知っている人物と話した後、巨大なロボットたちが街を襲撃している所に遭遇する。傭兵集団のリーダーであるスカイキャプテンことジョーの活躍でロボットたちは倒される。基地に戻ったジョーの元に元恋人のポリーがおり、事件を探ろうとする。そんな中、謎の飛行物体が基地を攻撃し、ジョーの部下のデックスは拉致されてしまう。ジョーとポリーはデックスを助け、事件を解決するために一連の事件の黒幕と思われるトーテンコフを追うことにする。二人はチベットの秘境、そして空中空母にたどり着く。空母には顔見知りのフランキーがおり、彼女のおかげでトーテンコフの島にたどり着く。そこには存在しない動物や道のロボットであふれていた。

デックスたちと合流し、トーテンコフの野望である「明日の世界」を止めるため、彼の元に急ぐ。しかし、彼はすでに亡くなっており、彼が作り出したロボットたちが彼の命令のまま行動していたのだ。ジョーとポリーは計画を阻止することができ、関係も良くなったのだった。



監督のケリー・コンランが4年の歳月をかけて作った6分間の映像を観た関係者がこの作品の完成に協力。ジュード・ロウやグウィネス・パルトローといった大物俳優も脚本ができてない状態にもかかわらず、出演を快諾したとのこと。全編CGでできている。


作品全般がレトロな雰囲気を感じさせる淡い色合いでできており、1939年らしくなっている。だが、近未来型のロボットや空中空母、恐竜などその時代ではありえないものも登場しており、こういったSF好きにはたまらない映画となっている。

アクション面は戦闘機、潜水型戦闘機など乗り物がほぼであるが、主役のジョーの活躍が思ったより薄い。最初こそ活躍したが、海中ではフランキー、島ではデックスがいたからこそ危機を免れた。せっかくのかっこいい設定なんだから、そこをもう少し生かしてほしかった。

トーテンコフがなかなか出てこなく、死んでいたという設定は面白い。だが、「明日の世界」という計画が分かりにくい。地球を捨てて脱出する感じらしく、その際地球に悪影響があって地球は滅びてしまうとのこと。書いても思うがよくわからない。

本筋以外にジョーとポリー、フランキーの三角関係(?)があるが、これが結構面白い。フランキーはポリーと違い、男らしい性格でポリーの前で彼との関係を匂わす。フランキーはちょっとしたイタズラのつもりだったと思うが、ポリーはそれに嫉妬する。この辺も見どころの一つだろう。


ジュード・ロウ。相変わらずのイケメン。今回は役もかっこよく、彼のファンならたまらない。だが、「シャーロックホームズ」同様、身近な人物に振り回され、困るあたりはかわいく見える。


グウィネス・パルトロー。金髪が似合う美人さん。わがままで、ドジだが、そこにかわいらしさを感じ、憎めない。嫉妬心を見せるあたりもかわいいなと感じてしまう。


アンジェリーナ・ジョリー。脇役だが、存在感抜群の女将校。かっこいい。ジョーを助け、敵を引き付けるシーンは惚れ惚れしまう。


ジョヴァンニ・リビシ。声に特徴があり、機械に精通している部下を好演。生意気そうだが、ジョーに信頼されており、最初と最後に大活躍。おいしい役をその演技力でさらに素晴らしい役にした。