钦州にきてまもなく一カ月になるのだが、ここのスタッフは驚くほど自主性に乏しい。
最も中国に来てからおいらが渡り歩いてきた中小企業の多くはこのパターンで、指摘しない限り管理者ですら自主的に問題解決を図ろうとはしない事が多かった。
ここはそれと同等かそれ以下かもしれない。
おいらが来た時には既に本部のPCコンクリート製造担当の副総経理がテコ入れに来ていて陣頭指揮を執っていた。
型枠以外にも様々な問題が発生していて、ここの責任者では解決が難しいとの判断から本部が派遣したわけだ。
そしてここのスタッフは彼のことを领导（指導者）と呼ぶ。
以前にも書いたと思うがおいらはこの领导という言葉が大嫌いなのだ、聞くと虫唾が走る。
この领导のやり方を見ているとこれもお決まりのパターンだが、会議の時に自ら指示して更に指示通りに動いたか確認することの連続、基本的に部下に自分で考えさせない。
おいらも失敗を未然に防ぐために確認することは重要だと思うが、何から何まで指示をしてしまうと自主性の芽を摘むことになりはしないか。
自ら物事を考えることをしなくなるのではないか。
実際に型枠に関することはおいらより先乗りしているおいらの部下に頼りっきりで自ら学ぶ姿勢はまったく見られない。
専門的なことを学ぶ必要はないが最低限出来上がったコンクリート製品と型枠の相関性をある程度学ばないとコンクリート製品に問題が起きた時にどこに問題があるのか判断できないだろう。
何も知らないと実際には型枠に問題が有るのに問題をすり替えようとする型枠メーカーに騙されかねないし。
この調子だとおいらと部下が去ったあと再度問題が起きても解決能力が無いので、ほんの些細なことでもまた呼ばれることになるだろうな。
もう製造が始まって三カ月経つのに未だストックヤードが完成してない、おいらが来てから設置された黄色い門型クレーンはいまだに動いておらず、聞けば電気がまだ来てないとか
その結果どうなっているかというと・・・
産業区内の道路に勝手に製品をストックしている、既に通行の邪魔になるとのクレームが入っているらしい、これで万が一事故でも起きれば責任は免れないとおいらでもわかるがなあ
７．２６４３RMB＝１＄＝１６１．４５８円
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