蝉が泣いてるぜ | おいら男子汉大丈夫

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泰州→上海→杭州→桐乡→上海→海門、いったいどこまでおいらの道は続くんだろう!  

安徽省の六安市で数千の白杨树(ポプラの一種らしい)の幹に、ぐるっと一周ビニールテープが張られている。

夕暮れに地中からはい出してきた蝉の幼虫が羽化するために木を登っていくものの、ビニールテープの所まで来ると滑って登れなくなるため立ち往生、夜にころ合いを見計らって懐中電灯片手にやってきた付近の住民に一網打尽にされる。

これを油で揚げて夜店で売るためだ、1日に200元、多い人だと1シーズンに1万元を超える収入になるらしい。

一昨年だったか健康食品として一躍有名になった事が有り、需要はますます多くなっているとのことだ。

この記事への書き込みで13万のいいね!をもらっているのが広東省の若者。

曰く「中国人はホントになんでも食べる!蝉は17年も地中で暮らしてやっと大きくなり、地中から出てきて最後の脱皮で成虫になる直前に捕まえられる。

本当にかわいそうな生き物、最後に一度も日の光を見る事もなく運が尽きるとは、最近は蝉がどんどん少なくなってきてるように感じる、蝉は真夏に欠かせないもの、子供の頃学校への行き帰りで聞いた蝉の鳴き声を思い出す、今になってやっと分かった、あの頃の楽しさこそ本当の楽しさだ。」

実際には生物の生息数の減少の要因としては、捕獲よりも生息環境の破壊の方がはるかに影響が大きい、更にはその1種の生物のみならず同じような生息環境で生きている多くの生物に影響が及ぶ、蝉でいえば彼らの生活基盤は木だ、成虫も幼虫も木が無ければ生きていけない、よって雑木林や森林の伐採が彼らを根こそぎその地域から消し去ってしまう事になる。

人間の利益と自然保護との折り合いをどこで着けるか、どこの国でも起きている難しい問題だ。

これまでの中国は明らかに人間優先、これも国が豊かになる前はどこの国でも起きている事。

しかしながらあのような書き込みに13万ものいいね!が付くところをみると、中国人の自然保護に対する認識も少しずつ変わってきているのだろうと思う、国が少しずつ豊かになっている証だろう。

景勝地などで過度に人工的に手を入れる悪い癖が少なくなってくれる事を切に望む。











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