人文学部のクセに文章構成力が無さ過ぎて、毎回読みづらいの何とかしたい | 南山ボート部の日常

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南山大学体育会漕艇部です。
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 あけましておめでとうございます、3年漕手の渡邉です。恐らくこのブログを寄稿する時期は年明けだと思うので、予め予祝しておきます。いやー、お正月ってなんか良いですよね。テレビを付ければ大体祝賀番組ばかりで、食べるモノも縁起物ばかり、普段は会えない親戚に会って普段の話せないことを話したりして、貴重な時間を皆様は過ごすのではないでしょうか?そんな新年ですが、自分にとっての新年はちょっとばかし忙しめなんですよね。何故かと言えば、新年の日本を代表する1大スポーツ行事であり一生に1度は見たことがあると思う駅伝行事である、箱根駅伝を見るのに夢中になるからです。

※大分まとまりの無い文章ですが、お許しください。

 

東京箱根間往復大学駅伝競走大会もとい箱根駅伝は、その名の通り東京の大手町から東海道を駆け抜け、湘南の風を浴び、箱根の山を駆け上がった先にある箱根の芦ノ湖までを1チーム10人計10区間をで、計2日かけて往復する、世界でも稀にみる長距離の駅伝大会になります。この最高にエキサイティングな駅伝を何故今回のブログの題材にしようと思ったのかと言うと、それはずばり「大学長距離界における箱根駅伝の立ち位置や重要性って、大学ボートにおけるインカレと被らないか?」と最近気付いたからです。

正月三が日というとてもめでたい日に、この日本の何処かで21チーム、1チーム10人が10区間を走るので人数にして210人のランナー達が自チームの箱根駅伝優勝の為に、1人当たり20㎞以上の距離を1時間近くかけて走り抜く訳です。その裏側には、血の滲むような努力があることは事実としてあるでしょうが、果たしてそれだけで片付けていいでしょうか?走る10人の他に補欠として登録される6人、その16人に入れなかった1~4年生の選手たち、その選手を支えるマネージャー、コーチ、そして監督が当然裏側に居るでしょうが、彼らにスポットライトを当てると、非常に面白い事実が見えてくるのではないでしょうか?

箱根駅伝という大学長距離界ではインカレ以上に重要視される大会に、チーム一丸となって力を注ぐその性質には、果たしてどういった裏付けがあるのでしょうか。今回は、そんな箱根駅伝の裏側について選手の目線から記述していこうと考えているので、その点はご了承ください。

 

では、箱根駅伝に出るには何をすれば良いのでしょうか。先述の通り、箱根駅伝に出れるのは1チームで大体10人です。選抜の方法はチームによって異なりますが、主に数字的指標として用いるのは、①10000mや5000mなどの1年通して行われるトラックレースの記録、②ハーフマラソンなどの長距離ロードレースの結果、③10月にある出雲駅伝と11月にある全日本大学駅伝などの、秋以降開催される駅伝の結果の3つに関しては、どのチームでも用いられる傾向にあります。①に関しては、その選手のスピードがどの程度か測る指標で、数字として明確に走力が示されるので、早ければ早いほどスピードがあると判断され、一番分かりやすい指標でもあります。②に関しては、①と比べて2~3倍近い距離の長距離(主にハーフマラソン)を、今度は一般道を走るというレースを走った際の結果を用いるので、箱根駅伝の距離と近いこともあり信憑性が高いデータになります。ただ、積極的に選手を走らせるチームとそうでないチームがあるので、箱根駅伝と長距離ロードレースは別物であるという見方をするチームが多く、指標としてはあまり用いないのが現状です。③に関しては、箱根駅伝の前年の秋から各地で開催される駅伝大会での出走結果のことです。特に、登録メンバー数が箱根駅伝以上に少ない出雲駅伝と全日本大学駅伝(箱根駅伝と合わせて以上の2つの駅伝は3大駅伝と言われる)での結果は大いに箱根駅伝出走に響くでしょう。ここで評価されるのは、駅伝に向けての選手の調整力であり、結果は勿論のこと、その選手が大会当日に100%の状態に持ってこられたかどうかが焦点となります。実際、箱根駅伝が開催される12月は例年インフルエンザなどの感染症になることもあれば、疲労が溜まって怪我をしてしまう選手が多いことも事実で、体調の自己管理も重要な指標となるのです。

上の3つの指標の要素を兼ね備えることで箱根駅伝出場にぐっと近づきますが、実はそれは走る10人中8人の話で、残りの2人はちょっと異なる調整をします。そう、山登りと山下りに走る2人のことです。20㎞強の距離の中で大体標高20mから一気に874mまで往路では上り、復路では下るという世界一キツイかもしれないこの区間を走るには、普通の調整をしても走れません。入部の段階で上りと下りの適正を見出されてから、対象の選手は坂への耐性を付けるための練習を約1年かけて行い、他のトラックレースやロードレース、駅伝にて、平地で主に練習している選手と対戦して結果が出なくてもじっと耐え抜いて練習します。フォーム変更や調整方法も別のやり方で行われ、言わば陸上人生を賭けて山に全てを捧げるので、個人的には1番魅力的な区間だと感じています。この山区間の存在が、箱根駅伝をより魅力的にしている大きな要素としており、ちょっと前に流行した「山の神」という単語も、この山区間での神懸かった好走を評価された結果生まれたものなのです。

 

計10区間を走るための要素を書きましたが、その上で出場するには何が必要なのでしょう。個人的には、「実行力」にあると感じています。大学長距離の練習なんて、想像すれば身体的なしんどさが付きまとうことは自明の理ですが、練習をこなすだけでもある程度の走力は付くでしょう。しかし、本当に大事なのはその先で、練習して頭打ちが来たと筋それを打破することが何よりも重要です。急にタイムが伸び悩み始めた、急に怪我をし易くなった、上級生になって体の疲れが抜けにくくなったなど、頭打ちの要素は幾らでもありますが、それを打破するには「常に考え続ける」ことがとっても重要となってきます。メニュー強度が少ない、逆に強度が高すぎて身の丈に合ってない、怪我しやすいフォームをしている、満足な睡眠時間を取れていないなど、練習の妨げとなる悪影響が数多く存在するので、そこに目を向けて改善することが重要で、これは自分自身の課題と向き合わないと出来ないことです。大学長距離界には、4年になって突如覚醒する選手が居たりしますが、そういう選手は下級生の頃の欠点を練習で克服出来た結果であると言えるでしょう。方法は選手によって様々で、単純に練習量が足りておらず人の2倍3倍の練習量をこなして花開いた選手もいれば、練習過多で怪我し易かったので練習量を抑えて消化率を高めることを重視する選手もいます。こうした困難を乗り越えた先に箱根駅伝出場は見えてくると思われがちですが、それと同様に「適正」も重要視されるのです。

 これは陸上選手ならではの問題ですが、体格的に筋肉質である程距離の短い種目で活躍する傾向にあります。これは、走る上では多くのエネルギーを筋肉に送る必要がありその絶対量が多いほど、出力は出ても長い距離持たないので丁度パワーバランス的に持続可能な800mや1500mに移行する訳です。逆に、筋肉の絶対量は少ないながらも質に優れており、所謂燃費が優れている選手はより長い距離に適しています。時々型破りなアフリカ人選手が好走するのは、こうした筋肉の質が高いので長い距離を走れるのです。また、筋肉量と同様に骨盤にも着目されます。マラソンで世界記録を打ち出すような選手に共通するのは骨盤が走るときに常に前傾姿勢であることで、これによる前方への推進力が生まれます。この特徴は人種の違いによる部分も大きいので一概に日本人選手内の競争に当てはめるべきではありませんが、身に着けた走法によっては走る区間の向き不向きがあります。それこそ山登りだと骨盤前傾の選手(青山学院の黒田選手とか)の方が、あの傾斜のキツイ箱根山中をまるで原チャに乗っているようにスイスイと走れてしまいますし、逆に山下りだとある区間では50m7秒台の速度で下る場所もあるので、その速度に耐えられる脚と股関節を持っていることが好走する選手の条件にもなります。平地でも同様に、区間によって風の吹き方が異なる場所もあれば、山の区間程ではありませんが最後の最後に壁とも呼ばれる坂がある場所もあります。単純に走力が早ければどの区間でも走れるほど、箱根駅伝は甘いものではありませんし、それがレース全体のドラマ性を生み出しているのです。選手の走法と体格が、区間配置に大きな影響を及ぼすのです。

 

 そしてここまで書いてきたことの中で一番重要なことが、「怪我しない、体調を崩さない」ことです。陸上選手、ましてや長距離選手にとって、こうした要素は1回でも起こすと選手生命を脅かす危険な物として扱われます。

 怪我の観点から言うと、長距離選手は1日あたり30~60㎞走っておりこれを年間通して行うと恐ろしい距離を走っていることになるので、リスクの大きさは計り知れません。怪我する場所は腰回りと下肢が中心でしょうが、突発的な怪我ではなく大体が酷使による慢性的な怪我なので、1度発症すると完全に直るまでに時間を要します。なので、怪我した部位が癖づいて完治しても練習を始めるとまた発症することも多いです。膝に痛々しい位テーピングをグルグルに巻いた状態でレースに出る選手もいれば、足首に爆弾を抱えた状態でレースに出る選手もおり、チームの勝利のために身を粉にして活躍する選手もいるという事実があります。怪我の原因は様々ですが、1つの要因はやはりフォームが良くないことでしょう。ストライド走法なりピッチ走法なり色々あるでしょうが(自分は素人なので触り程度にしか把握していませんが)、それが自分自身の身体にあっているかどうかはまた別でしょう。また、単純に高強度の練習に耐えられる筋力が無いこともあるでしょう。関節を保護してくれる必要な筋肉が不足しているとトレーニングの積み重ねですぐに怪我してしまい、その部位を強化するための地道な筋力トレーニングさえも出来なくなることがあります。

 同時に、体調管理も重要でしょう。上でも述べましたが、怪我をすることで生じるリスクとして、身体的な損傷に対するリカバリーは勿論ですが、「練習消化率が劇的に下降する」ということを念頭に置くべきでしょう。つまり、日々の練習を消化することで実力をプラスに転じさせることは勿論ですが、今まで積み上げてきた実力を壊さないことも重要な要素と成るのです。成長の下地には今まで積み重ねてきた自分自身の実力があるという前提がある限り、現状維持も案外大変なことなのです。そのことを痛感する時が、所謂風邪などの感染症、もしくは胃腸風邪などの内臓の不調に伴って体調を崩した後です。今まで難なくこなせていた練習が急にこなせなくなって自身を失い、二度と過去の自分を超えられないかもしれないと錯覚を起こしてしまいます。少々論点が飛躍したかもしれませんが、それだけ体調不良になることはアスリートにとって身体的にも精神的にも致命的なのです、特に有酸素運動を主に取り組んでいる選手であれば。実際、箱根駅伝でも部内で大会直前にインフルエンザに集団感染してしまい、何とか走れる状態に戻せはしたものの想定したタイムとはかけ離れた走りをしてしまい、結果的に10位以内に入れなかったなんて例もあります。体調管理をすることは、自分自身の将来の伸びしろや成長を邪魔させないことと同義であり、怠ればそれ相応の報いを受ける、というのが自分がここで伝えたかった内容です。

 

 さて、ここまで延々と箱根駅伝を走る選手の事情について自分なりの見解を述べてきましたが、このブログで1番伝えたかったことは、「長距離選手とボート選手って似ている要素多くない?」ということです。体格やトレーニング手法が異なるとは雖も根本的な思想・信条だけ見れば案外似ている要素は多いでしょう。こうした、他競技とボート競技を見比べた上で比較・検討し、その上で取り入れた方が後々ボート部のためになりそうな要素に関しては、今後も積極的に学習していきたいなと考えております。けれども、自分の場合まずは就活を終わらせて、一仕事終わらせてからでないとボートに集中出来ないと感じているので、そういったモチベーションも持ちつつあらゆることに対して全力で取り組んでいきたいです。ご清聴ありがとうございました。