秘伝の算数、4~5年生用がやっと後半戦です
いい本だと思います
教科書レベルの簡単な話を深く掘り下げて、興味持たせて、いつの間にか、オイラーの定理とかユークリッドの第5公準とか、
「・・・なんだっけ・・・それ・・・聞いた記憶だけある」
と大人が怪しくなるレベルのテーマも、解説しつつ、
「難しかったかな?」
「この話はまたいずれ」
みたいな感じでとりあえず理解できなくてもいいんだ見たいな感じでうまく終わって、またレベル下げて次の話題に行くのがいいです
「ここは理解できないでもいいんだ」と心理的な負担をかけずに難しいテーマを軽くでもいいので、読もうとする気にさせるのが良い
なお、オイラーの定理とかユークリッドの第5公準とかは、コラム扱いなので、スルーも可能
入り込みやすさの口語調で、レベル高いテーマをいつ間に扱っていることについて、あるブログでは、詐欺的という表現でほめてました
さて、一人で全部理解できたとなればよいのですが、そこまでは難しい
この本を読んでいて、四角錐の投影図の問題で苦しんで、質問に来ました
下の?の長さは8㎝ではないよという解説です
影が歪なところから、騙されないでねという趣旨ですね
最初、秘伝の算数、4~5年生用の本をやるのはどうかと悩みました
ちょっと今からやるには、ペース遅いかなと悩んだのですが、戻らせて良かったようです
他の問題集もやらせていて感じているのですが、過去に浜学園でやった範囲ですら定着度が必ずしも良くないと感じてます。
私が分析した感じだと、多分、解き方の結果だけ覚えている
理解を伴わない算数解法の暗記で辛うじて乗り切って、結局丸暗記に近いので、忘れて、思い出すのに時間かかっている領域があると感じてます
図形や場合の数は、最後まで苦戦しそうな気がする一方で、高校受験や大学受験でも大事なところはさほど変わらず出てくるので、しっかりと身につけることは後々でも有効だと思います。
上の投影図のところを教えていても、やっぱりそういうところがあって、親がすぐわかりやすい説明できなかったのもよくなかったのですが、
「わかった、とりあえず、そういうものだとして覚える」
みたいな感じで終わらせちゃう傾向があるんですよね
これって応用性が効かないので危険だと思っていて、某私立中の入試の解説でも典型問題を少し変えて出していると言ってました
つまり、理解しない解法丸暗記のような子供は落としたいのだなと
ところで 「これ、高校受験でも似たのやったなあ」と思って別の解説見ていると、中3でもやっぱりやるやつで、知恵袋でも解けずに悩んでいる質問が
やっぱり、中学受験って、レベル高いことやっていると思う一方で、年齢的に早熟か否かも大事かな…とふと思いました
私なんかは、ガチな塾通ってのまともな中学受験やってないので、こんだけ小学校の頃に優位性あることやっているなら、公立高校よりももうちょっと進学実績良くても良いのではと、内心思うわけです…
良いところももちろんあるけど、必ずしも全部がそうなってないのは、圧倒的なボリュームで、本人の意欲が殺されてしまったのかなぁという危惧で、娘もそこに足突っ込みかけているのではないかという心配です
妻、中学受験ガチ勢なんですが、「私、行きたい学校あったし、最後まで頑張れたから、子供とは違う。わからない」と無関心
いや、中学受験なんて同級生に感化されたパターン除けば、親が仕掛けないと意識しないはずで、そういう心境になるには、何らかの支援あったはずだと思うのですが、子供の頃はそういうの気づかないものなのでしょうか