中学受験塾を見ていると、どうしても負担が大きすぎないかと思ってます

浜学園とかだと、平日週1回4時間の拘束時間

6年生になると、テストや何たら特訓も入る

 

この勉強量を集中して自学自習でするなら、大学受験なら、非医学部なら難関大も余裕かなと思います

 

高校生の旧帝早慶クラス以上ですよね

また、確か、司法試験や公認会計士試験の予備校も、確か週3回ぐらいだったので、負荷はそれ以上の気がします

 

でも、愛知県って、上の人はそういうところも合格するでしょうけど、合格ボーダーはそこまでの高い水準とはちょっと思えません・・・

 

司法試験とかだと浪人生もいるので、講義を受けているよりも自宅学習の方が合否左右するところが大きいと思っていて、

「こんなに講義時間本当に必要なのかな」

とモヤモヤ感がありました

 

本当に必要ならいいのですが、ちょっと気になっているのが、中学受験塾の顧客って小学生本人ではなく、保護者なんですよね・・・

中学生以上と比べると、必要性の判断が適切にできてない可能性が高いと思います(中学生の時は、私は大手の予備校に単科でいきましたが、有名大の学生バイトで教え方下手で生徒にも話しかけない一方的講義だったので、「高校への数学」で内職して自習室目的で通ってました。模試が無料になるので、単科ならそんな無駄にならなかったです)

一方で、塾は当事者でないスポンサーの保護者の不安を煽り、必要性を煽れば沢山課金してもらえる構造

 

昔似た違和感を感じたことがあって、資格予備校では、

「売るための講義」

と思われるものがありました(大学受験までは余り利用しなかったのですが、資格予備校は通信教育が多かったですが、結構利用しました)。

言い換えると、

「顧客の不安を解消する講座」

といった感じでしょうか・・・。

 

受験産業は営利主義なので、顧客が必要と感じてくれるなら、売るところがあります

「合格に必ずしも必要でないけど売れる講義」っていうのがあって、合格に受験回数が何回もかかるタイプの試験だと受講生が飽きるし、プライド傷つくので基礎講座・入門講座を再度受けたがらないので、上級者コースと名を売って、そういう講座を売ったりします(合格者からも合格に必須ではない等言われてました)。

ただ、上級者コースって新しいことを学べるってことで興味を引くので、配点がかなり小さい分野とかマニアックなところに走りがちで、効率が悪い方向に学習範囲を広げて、沼に陥るような危うさがありました

 

また、試験前には「本試験的中」したといって、直前対策講座などで煽って売ります

こういうのは、受験生の直前期の不安をあおる商法で感心しません

 

私は、ヤフオクで試験が終わった後に落札してみたタイプで、ちょっとひねくれてますが、直前期の不安が過ぎた後に見ると、ただの模試、要点集レベルの内容なんですよね・・・試験が終わるとくそ安いです

 

私も一度、そっち側に沼りかけましたが、結局必要だったのは、基本・基礎を自分の知識として活用できるレベルの定着で、細かい丸暗記ではありませんでした(浜学園の社会に辛口なのはそういう苦い経験があるからです)

南山女子で教科書から出題していますよというのは私は、そういうことかなと理解しました

大学のテストとかも1行で述べさせるというのが出題されますが、これも教科書レベルです。

例えば、「契約自由の原則について論ぜよ」、「AD-AS曲線を導出せよ」みたいなものですね

簡単そうだけど、A4裏表で書くと大変難しいです。

 

合格体験記を見ると、やっぱり、ここら辺の営利主義的なところに巻き込まれている人もいるのではないかという想いがぬぐえません

 

ここら辺の子供にとっての必要・不必要を見極めるのが保護者の役目なのかなと思いました

もちろん、意義もあると思います

結局家でやらない、塾行くことで競争心煽られて士気が上がる、そういう人には向いていると思います