「中学への算数 秘伝の算数」を娘にやってもらってます

 

 

 

 

 

 

3冊購入しました

 

参考書関連を大量購入した際に、読ませてあげたいと思った本だからです

 

パット見た感じだと、知っていることもあり、重複感も一瞬感じるのですが、ちゃんと読むと、

「表面的には解けるが、しっかりとは背景まで理解してない

こういう理解がある子とそうでない子は、長い目で見て差がつく」

と感じるので、読んでもらうこととしました

 

例えば、小4~5向けの入門編のテキストでも10進法とか2進法の考えをわかりやすく教えて、N進法という概念まで昇華させてくれてたり

2進法では、電球の点滅という題材で数字を表したりしてくれてます

入試問題でも定番でよく出る題材ですが、とても丁寧に書いてくれてます

 

高校受験や大学受験でも役立つ息が長いところを小学生でもわかりやすいように教えてくれているなと感じます

 

あと、うちの娘がよく間違える単位の変換なども、理論的に教えているので、丸暗記よりもやりやすい

 

知っておいてほしいなということと読み物としても面白いと思ったので、やってもらってます

知っているので、サクサク進むし

 

「この本って楽しく読めるように書いているね」

 

おお、いい反応です

算数の本でこんな反応が来るのはかなり奇跡的

 

やっぱり、親だけが気に入って本人がやらされ感だと、悲しいですからね・・・よかったよかった

 

例えば、24÷0.1=240となりますが、何故答えが増えるのか

 

割り算の考え方は2通りあるというところから、導き出して、説明してくれます

 

最初、小数の割り算の時、私は娘にうまく教えられなかったポイントです

 

また、1より小さい小数の掛け算では、何故答えが減るのか

 

そういったことを面積などの概念を使って教えてくれます

 

ちょっと苦手そうな分野のところはじっくり読んでほしいなと思って読んでもらってます

 

受験情報集めているわけでもなく、別目的でSNSとか見ていて、算数を概念的に鋭く切る解説がたまに注目を浴びている場面見るんですけど、そういうセンスある解説ってこういう本から来ているかなと思って、親としては気に入りました

 

24÷0.1=240がなぜそうなるか

 

これって説明できても、できなくても受験には全く関係ないでしょう

 

でも、一見遠回りな感じですけど、それが長い目で見ると効いてくる、そんな印象を持ったのです

論理的に説明する力って大人になってからも大事ですし、一つのことをしっかりと考える力って大事だと思うんですよね

短時間で問題を数多く解いているだけでは突破できないような壁を突破してくれるような本だと感じました

 

なお、受験で役立つのも勿論色々と取り上げてます

図形・数の性質・比・場合の数

ここら辺は急いで無理やり解法だけ覚えると足元救われる心配をしていて、こういう本でしっかりと腹落ちしてもらいたいです

 

一個一個の解説にテーマ性があって、数学が得意な保護者とかから支持されている印象です

 

難易度は難しいとなってますが、むしろ、中学への算数シリーズの中では、単問チェックシリーズ並みにとっつきやすいと思います

 

ある程度習ってはいるけど、「そういうものだ」で覚えていて、基礎に穴がある場合にも効きそう印象です

浜学園でもやったことある問題もあるんですけど、「多分、ちゃんと身についてないだろうな・・・」と内心不安に思っている問題など口語調で丁寧に解説してます

 

ユークリッドの互除法・場合の数における順列(P: permutation)・組み合わせ(C: combination)、センターラインの公式・カバリエリの原理、仮平均処理など、高校でも出てくる内容をかみ砕いて教えているので、役立つと思います

 

6年後に、あの時教わったやつだ見たいにニヤリとしてくれると嬉しいな