※かなり独断と偏見ありです

 

4つの塾の入試関連の説明会(日能研・馬渕・浜学園・名進)を受けたので感想です

来年、行くかどうかも決めるためにも備忘を兼ねてメモです

 

日能研・馬渕・名進は、どこも似ていました。

取り上げる問題も似てました、解説もしっかりとしてくれました。

入試問題を個別具体的に取り上げて、入試の特徴を伝えてくれて、印象に残りました

教え方もうまいなと感じました

 

資料は、名進研は、併願校や合格者の最低偏差値、不合格者の最高偏差値も書いてあって、充実して一番良かったです。

日能研もしっかりしているので、資料だけでももらう価値はありですね

 

日能研は、総合力で無難、そう感じました

会場もでかいし、保護者も沢山来ているし、合格実績も一番ある

会場設営も卒なくこなしている

多くの保護者に支持されており、王道で無難な塾、この感想につきます

入試関連の説明会も素早く実施し、組織力があるなと好感を持ちます。

 

昔上司に言われた話を思い出しますね

「仕事が早ければ60点でも許されるが、遅い仕事をすると80点を期待される

仕事は早さが大事だ」

 

馬渕は、関西系の塾で浜学園より新興だったので、一番期待してなかったのですが、個人的には印象が良くなりました。

理科の先生は、日ごろから生徒のことをよく見ているエピソードも交えていて、すごく安心感が持てる話し方でした。

とても好感持ちました。

距離とか抜きにすれば、一番子供を預けたいと感じた先生ですね。

滝中学のエピソードとかも具体的に話されていて、関西圏の塾だけど、しっかり東海圏の学校を分析しているなと安心感が伝わってきました。

オンラインでやってくれるらしいので、来年は行かなくてもいいかなとも思いましたが。

 

名進研も東海圏の保護者としては安心感を感じました

学校の特色などもしっかりと説明してくれて、「さすが地元密着型の塾だなあ・・・」と何とも言えない安心感を感じました

東海に密着しているので、学校についてもかなり情報が入ってきているんだなと感じますし、授業やカリキュラムも東海圏を意識してやっていることが伝わってくるエピソードなどもありました

 

日能研と名進研は、資料もかなりしっかりしていて、ホールでの開催で、形式的なところではありますが、東海地区で、多くの生徒から支持されている塾だと感じました。

動画などで、滝中で模試をやっているのをみたりすると、関西系塾で良かったのだろうかと内心思ってしまうぐらいです。

この2つの塾は、東海圏を幅広くターゲットにしているところは、浜学園に通わせている保護者として、違いとして痛感しました。

子供がある程度の年齢になると成績が思うように伸びないという課題も想定されてきますから、そうなった時に、難関の学校ばかり意識している塾だと子供が傷つくことになるかもしれない等、色々と考えさせられました。

 

浜学園は、浜学園のテキストと出題分野の対比を掲載していたので、良かったです

ただ、浜学園に通ってないなら、入試過去問で事足りると思うので、浜学園に通わせている保護者向けでしょうね

この対比は他の塾にないので、とても価値があります

 

一方で、浜学園は、保護者層を意識しているのか、入試問題については、あまり深く踏み込まなかったせいかもしれませんが、4つの塾の中では一番伝わってこなかったです。

そもそも配布資料に入試問題の抜粋もなかったです(講師だけのプレゼン資料にはあったが、帰ってから見返せないので、困る)。

 

あと、配布資料とスライドもかなり異なっていたりして、聞き手に対する意識がちょっと弱いかなあと思いました。

「ここの学校は、偏差値の割に難しいんです」

など仰るんですが、具体的な問題や難しいポイントの具体例を示さず語っているなという印象を受けました。

 

「特徴的な問題として~が出題されておりまして~」とか仰るのですが、講師スライドの画像すらなかったりするので、

「日能研や名進研の時に言っていた問題の話だな・・・」

と他の塾の情報で補完しながら聞いていました。

 

入試問題の分析は網羅的には書いてあるのですが、その分1問あたりのコメントが端的すぎて、活用しづらく、日能研や名進研に比べて、問題に対する分析の深堀が表面的な印象を受けました。

 

講師の説明スライドの資料が配布されてないので、保護者が帰ってから活用しづらく、

「志望校別の授業もこのノリでやっているのかな・・・」、

「配布用のレジュメ作成する人とプレゼン資料を作る講師との連携が取れてないのかな・・・」、

と、ちょっと不安に感じたのが本音です。

日能研とかも厳密にはスライドと配布資料は違うものだったんですが、関連性は強かったんですよね・・・

 

他の3つの塾の説明を受けた後なのでハードルが上がっているというところはあると思うのですが、他の塾は、

「名進研は、こんな感じで東海圏の学校の問題を早いうちにちょっとしたブレイクタイムの問題として出しているんだ」

「馬渕教室は、子供受けしそうな名称つけて教えていたりいるんだ、受けている子供も楽しそうだね」

「こういう風に日能研は考えさせる質問しているんだね、大人になってからも役立ちそうで好感持ったよ」

みたいな感じで結構感心する話があったので・・・。

スタンスの違いだとは思うのですが、講師と生徒のやり取りの顔が見えるようなエピソードが少ないなと感じました。

 

あと、生徒と近い距離感という視点でも、浜学園は余り近い印象を受けませんでした(時間がなかったせいかもしれませんが)。

浜学園は、どちらかというと、家庭に期待することを軸に語っていて、浜学園のカリキュラムについていけるよう保護者の皆さんは頑張ってくださいというメッセージかなと感じました

ただ、浜学園の説明会は、平日の小規模会場で営業に使う気もない印象を持ったので、ここら辺の違いは、外部の人を対象にしているか否かの差かなとも思いました

 

距離感という意味では、東海難関校から直接情報仕入れているようなエピソードも聞けなかったので、心許ない印象でした。

他の塾だと、難関校の情報や内情も聞けたり、ちょっとしたトピックなども言ってくれて安心感あったんですよね

直接聞いたのか、単に説明会で聞いただけなのかは、知りませんが、難関校との距離感が近いエピソード交えて語っていて、浜学園は余り近くなさそうかなあと感じました

 

浜学園のテキストは東海のレベルからはやはり難しいのだろうなと感じました

確か9割ぐらいが標準レベル以下となっていたのですが、他の塾の説明だと、ちょうど3~4割ぐらいで3つにきれいに分布させて評価してました

このため、レベルがあってない印象を受けており、最後の追い込み期に、必要なレベルとそうでないレベルの取捨選択が浜学園だとやりづらいのではないかと感じました(ボーダーぎりぎりの子は、思い切って捨てる問題も最後には増やすことも大事だと思います)。

 

説明を聞いていても、難しいという感じでは説明しておらず、灘とかと比べると素直な問題という解説もありました。

うーむ、灘に届かない人が大多数だから、灘を比較対象に出されても、ちょっと響きません

正直、東海の女子の保護者向けで、関西男子難関の灘を出す段階で、ずれているなと…

東海向けの保護者は灘の分析なんてしてないのだから、そこの差を語られてもという印象です

灘ブランドをアピールしたいのかもしれませんが、灘より簡単とか言われても、、、

 

ちょっと、浜学園は東海圏のニーズ組んで対応するところが弱そうな印象持っています

浜学園の事業戦略は灘の合格実績の看板で難しい問題解かせたい保護者と優秀な生徒を獲得して、優秀な子をそのまま合格させるという戦略に感じました

名古屋校舎にも灘とか張ってましたから

 

勉強で意識するべき話の一般論はよかったです。

 

浜学園に参加して会話もして受けた印象は、与えたテキストをこなせたら絶対合格するんだから、マスター講座は平日だけで効率よく素早く処理して、日曜日特訓で朝から晩までやって、圧倒的に合格する力を培ってねという感じを受けました。

 

個別にお話を聞いても東海と南山女子を一緒に対策している感じで、学校別は強く意識してないんだなという感じで、入試傾向は関係ない、それを超える物量で頑張れっていう体力勝負の塾かなと感じました(「ついてこれる人だけついてこい」みたいなノリを感じました)。多分、母数が少ないので、東海だけ、南山女子だけみたいな体制にしづらいのかな・・・

 

印象としては、浜学園は、入試傾向の差なんて細かいことごちゃごちゃ気にするような軟な成績にならず、圧倒的に努力して、歯を食いしばって骨太の成績伸ばせという雰囲気の塾かなと感じました

 

どっちがいいかは人によるでしょうね

入試傾向にこだわりすぎると、傾向変わったときに思いっきり足元救われるでしょうから

 

ただ、色々と比較しましたが、人に依存する部分は、各教室レベルになると、上の感想がそのまま当てはまるとも思えないので、最寄りの校舎を見学するのが一番でしょうね