東映チャンネルで水戸黄門漫遊記天下の副将軍が放映されましたが、主演の黄門さんは月形龍之介ではなく市川右太衛門なんです。
昭和27年の作品なんで大ヒットした月形龍之介の黄門シリーズの前なんですね。
戦前には大河内傳次郎の水戸黄門もありました。

この市川右太衛門の水戸黄門ですが、助さんに大友柳太朗、格さんに徳大寺伸という2人の明治生まれで固められています。
右太衛門は当時45歳ですが、風格があり若く見えないから似合ってます。
里見浩太朗が70歳過ぎても若過ぎて似合わなかったのとは真逆です。

100分の話の中で数回「ここにおられるは前中納言水戸光圀公なるぞー」と正体を晒すのがこの水戸黄門の特徴。
勿論印籠など見せなくとも皆んな平伏し土下座します。
また助さん格さんがやたらと強い!
2人で100人ぐらいやっつけます。
是非一度観て下さい。