いつもながら、日本人の金融に関しては、全く、教育されていない人種なので、現実にありもしない高い利回りの商品、年利20%と言われると、高学歴の医者でも、飛びついて買ってしまうのが現実。。。それが、詐欺であっても。。。55歳で6000万円を失ったこの先生、まあ、首をつらなくても生きていけるけど、人生、詰んだ状態で、精神的に参ってしまいますね。。。

 

 

 

1990年代に、アメリカから帰って、金融関連の仕事をしていた私は、落合信彦、大前研一、さらに、株関連の本、投資関連の本を読み漁っていた時です。。。そんなとき、イギリス人のピーター・タスカという英国の証券会社の人気アナリストの本を読んだとき、そこに書いてあった文章は、いまだに覚えています。

 

人がお金持ちになる方法は、4つある。。。

 

①親の財産を受け継ぐ。。。お金持ちの親に生まれる。

②起業して、会社を大きくする。

③お金持ちと結婚する。

④株式投資で資産を作る。

 

これ以外の方法では、お金持には、なれないそうで、ある意味では、はっと気づかせてくれた4つの方法で、これだけは、頭から離れない。。。確か、ピーター・リンチも、株式投資をすれば、いつか億万長者になれる可能性がある。。。と書いていたかと思います。。。

 

さて、多くの日本人は、株式に投資せず、胡散臭いもうけ話、高利回り商品、ネズミ講、そのたありとあらゆるいい加減な投資商品、金融商品に簡単に手を出してしまいます。

 

親しい大手生命保険のベテランセールスオバアチャンも、特別な配当商品があると親しいお客にセールスして何十億円集めた事件がありました。。身近なところに、株式投資という魅力ある投資方法があるにも関わらず、株に見向きをせず、胡散臭い商品に飛びついてします心理が分かりません。

 

ゼロ金利が常識の世の中、安定して20%をだせる金融商品がありますと言われたら、100%詐欺と考えるのは、日本の円の金融商品の中で、それは、存在しないと、金融市場の仕組みを理解した人ならば、簡単に理解できるからです。。。つまり、何も考えずに、盲目的に言われた言葉、その相手を、100%信じて、虎の子の財産を預けてしまうとう決断を、深く考えずに行う人たちが被害者になります。

 

これは、スルガ銀行の不動産投資詐欺と一緒で、銀行が紹介するビル1棟、ボロボロで、空室だらけのビルを、見に行かずに、不動産屋のセールスマンの言葉だけで、買ってしまう投資家と全く、共通している何も考えずに行動する投資家でもあります。。。やっぱり、数千万円の投資をするならば、自分で考えて、考えて、とことん、リスクとリターン、プラスとマイナスを、両面考えて、大きな決断をしないといけません。。。

 

私自身の株式投資でも、現物株と、信用株、それなりに、どこまでリスクを取るか、危ない橋は、渡らずに手堅く儲けて、さらに、このくらいなら、お金が飛んでも、最悪の事態には、ならないと計算しているわけです。。。それなりに、深く考え、用心しながらも、大胆に相場に乗るときは、乗らないと、大きく儲けは出せません。。。

 

何も考えない人たち。。。と 自分で活路を見出そうとする人たち。。。。

 

 

 

 

日本の教育で一番、問題となるのは、いつのまにか、小さいころから洗礼され、右向け右!と、先生が号令をかけると、小学生、全員が、右を向くことです。。。いつの間にか、他人と異なる行動をすることを避けて、皆に同調し、同じ村から、飛び出せない。。。日本人が大量生産されています。。。そして、多くが、何も考えないで、大企業のサラリーマンとして、平凡な生活を送り、リスクはとらず、社会に大きな変化を求めない。。。層が、生まれてしまいます。。。

 

さて、インフレの時代が始まり、あなたの人生は、どうなるか??? いえいえ、 どういう人生を送りたいのか???