ナンヴヒロコ実験室の室長、ナンヴです。

ナンヴヒロコって誰だ!

 

 

 

 

 

ノートを日々やっています。

 

人の話を聞き、整理する仕事も日々しています。

 

マンガを描く仕事もしています。

 

 

 

 

 

日々やることっていうのは、幸せのツールだと私は最近すごく感じています。

 

だから、何をするにも「幸せ」じゃないと意味がない。

 

 

 

 

ただ、そうなるには、

 

このツールを使えば幸せになる

 

と思うのは早合点です。

 

 

 

 

 

私はこのツールを使うのが幸せ。

結果は関係ない。

 

 

 

このマインドは絶対先です。

 

 

 

 

 

「やりたいこと」って、世の中の人ないらしくて、これが私不得意で、心に響かないことを書いちゃったら申し訳ないですが、

例えば私は漫画家で、「アート」ってものの一つをやっている自負があります。

 

 

 

先日ダイヤのバルサン友だち(彼女もアーティスト)とサイゼリアで息巻いて言っていたんですが、

 

アーティストになりたい

 

って人、何だろね?

 

 

 

以前出会って困ったんです、私。

話が通じなくて 笑。

 

 

 

 

 

私とか、その友人とか、生まれながらにしてアーティストだからわからないんだけど 笑、

 

それって

 

 

絵をやっていることでも

音楽をやっていることでも

映像をやっていることでもない。

 

 

 

 

 

 

 

むしろ私は一時期、いちばんのアーティストって「お母さん」なんじゃないかな?って考えていたくらい。

 

 

 

 

アーティストって、なりたいと思ってなるものじゃなくて、

 

「これが表現したい」「これがしたい」ってのが先にあって、

 

その後何か手段を選ぶものでしょ?

 

 

 

これが、私と友人とで一致した意見でした。

いやあ、サイゼリアで声を荒げたわ…。

 

 

 

 

 

説明のために例を出します。

 

 

私は10代の頃、生きる力をいただいたのがフリッパーズ・ギターという2人組のバンドです(最初は5人だった)。

今も二人は私の永遠のアイドル。

(なので小沢さんの「今夜はブギーバック」のお祭りにも応募したのです。そして賞もらった…

 

 

 

小山田圭吾さんと、

小沢健二さんの2人組。

 

 

 

この二人は、「音楽」というアートをしているけど、アプローチが対照的です。

 

 

小山田さんは、昔から好きなものが「音楽」しかないとインタビューで言うくらい、音楽が好き。

たくさんの音楽を収集し、聞いていて、それを自分の音楽に昇華して行っています。

 

彼は音楽を深めて行ったように見えます。

 

表現したいことが「音楽」なので、それをどういじくりまわそうか。

それが音楽生活を30年以上している中でも止まっていないことが、彼の「音楽」への探究心の深さを感じさせますし、

あの淡々とした風貌や話し方からは想像できないエネルギーと情熱を感じます。

 

音楽に映像をシンクロさせて流すのも、彼が早かったなあ…って先日のフジロックの配信見て思いました。

音楽をより面白くするためのアイデアもすごく面白いものを出すんですよね、彼は。

 

 

小山田さんは「音楽家」だと思います。

 

 

 

 

(二人の影響で聞き始めたパステルズ。知れてよかった…)

 

 

 

 

 

小山田さんのインタビューで聞いたことで、20年以上私の心に残っている言葉が、

 

表現がしたくて、その選択肢の一つが「音楽」である人と、

「音楽」そのものがしたい人の2種類がいる

 

というようなものです。

 

 

 

 

 

 

その前者が、フリッパーズで組んでいた小沢健二さんです。

 

小沢さんも、もちろん多くの音楽を収集し、聞いているわけですが、

 

「表現したい」

 

ということの方が先なわけです。

しかも表現したいことが、くるくる変わります。

 

 

 

なので、オザケンとして大ブレイクした後、知らない人が多いと思いますが、童話を書いていました。

 

連載の途中から知って読んだ私は衝撃でした。

 

 

 

すごく、すごく、面白かったんです。

 

 

その童話をまとめて売ったり、小沢さんの世界を表現する小さな展示も、映像の使い方、展示のためのスピーカーの使い方(ミュージシャンだから当たり前か…)とか、また、販売するもののデザインとか自分でやっていたり、

 

あ、それから結構早く「投げ銭制」=サブスク的なものを取り入れたり、

 

すごい人だなあ〜!!!

 

って改めて思いました。

 

 

 

東大出てて、学歴も高いし!

 

 

 

小沢さんは、「何かを表現したくて」そのために色々とツールを選んでいる人です。

今も音楽もやってますしね。

 

今年出た「運命と言うか、UFOに(ドゥィ、ドゥィ)」も英語圏での生活が歌詞に生きていて、口ずさめるもので、すごく素敵だった。

 

 


(別の友人にもらった今年のツアーのステッカー)

 

 

 

小沢さんは「アーティスト」だと思います。

 

 

お二人とも、大きな分類では「アーティスト」ですが、こういうタイプがあるという例でした。

 

 

 

 

 

 

なんで私が昔、いちばんのアーティストって「お母さん」なんじゃないかな?って考えていたかって言うと、

 

「こうしたい」から

「これを使う」を

家の中のもので次々やっている

 

と思ったからです。

 

 

 

「またお母さんが、変なアイデア思いついたよ…」みたいなこと。

 

 

 

それだって、私から見たらアートなんですよね。

 

 

 

 

 

「アート」って定義は、人それぞれ違うとは思います。

 

何億円もする絵画がアートだと思っている人もいれば、

他の人が理解できないメッセージがこもったインスタレーションこそがアートと思っている人もいるだろうし、

誰にも見つからずに、自分の欲求を満たすものがアートだと思う人もいるんじゃないかと思います。

 

 

 

アートって、いっぱいあるんですよ、あなたが思っているより。

 

 

 

 

私は

 

積み重なったゴミにもアートを感じるし、

もちろん、先日観に行った絵本作家のかこさとしさんの作品にもアートを感じるし、

自分で作った料理にもアートを感じます。

 

 

 

 

 

だから、私が以前出会って困った、自分のしたいことは「アーティストになりたい」だって人が、

 

笑い文字…?だっけ?(私の知らないアート 笑)

 

を習っていて、その展覧会をみんなでやることになった。

 

一歩踏み出した、って聞いた時、

 

 

 

アートやりたいんじゃないんだな…

 

 

 

って思いましたよ。

 

 

 

 

 

 

加えて言うと、私は別にアーティストになりたいと思ったことはないです、もちろん 笑。

アーティストなんてものになって困ったな…と思っていた 笑。

 

 

そして、

 

私がアーティストだと認めない人がいても全然気にしません。

そこ、重要じゃないから。

 

私が表現したいことをして幸せなら、それでいい。

 

 

 

 

 

 

「表現する」も難しくとらえないでね。

 

好きな人に喜んで欲しくて、心をこめて料理したりするでしょ?

 

そういうことだよ。

 

 

 

 

 

私はノートを日々やっています。

人の話を聞き、整理する仕事も日々しています。

マンガを描く仕事もしています。

 

 

 

そのツールを使うことが幸せだから。

表現したいことに合っているから。

結果はどうでもいいです。

 

 

 

本当、絶対、こっちが先です。

 

 

 

 

世界は、一歩踏み出したひとの

味方ですよキラキラ

 

ナンヴヒロコでした♡

 
 
 

 

 
 
 

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