セボフルラン吸入麻酔を導入しました | なんせい動物病院/CT・MRIセンターのブログ

セボフルラン吸入麻酔を導入しました

みなさんこんにちは!

 

当院では、セボフルラン吸入麻酔を導入をしました。

 

セボフルラン吸入麻酔とは何か?と思う方も多いと思います。

 

まず、簡単に麻酔の説明をします。

 

一般的に動物病院では、全身麻酔をかける時、注射麻酔をして少し寝かせて

 

気管チューブを挿管して、吸入麻酔で維持します。

 

(赤丸は吸入麻酔器)

 

その吸入麻酔の種類がイソフルラン、セボフルラン、デスフルランなどがあります。

 

一般的には、動物病院はイソフルランを使用します。

 

人間はセボフルランやデスフルランを使用します。

 

それぞれに利点、欠点があります。

 

簡単にいえば、コストの問題、刺激臭の問題、導入・覚醒時間の問題、脳圧の問題、環境問題などです。

 

もし複数の選択肢があれば、それぞれの場面で利点・欠点を考慮して使い分けることができます。

 

今回当院は、今までのイソフルラン吸入麻酔器にセボフルラン吸入麻酔器を併設してもらいました。

 

そうです、併設することで、麻酔中に切り替えることが可能です。

 

もっと簡単にいえば、麻酔の選択肢が増えて、より安全になりました。

 

(赤丸がセボフルランの気化器です)