光触媒・職人・臭気判定士 村井です。

以前、朝日新聞の記事で、「臭いのメカニズム」について、詳しく書かれている記事がありましたので、ご紹介いたします。





なんと、このメカニズムを解明された研究者は、ノーベル賞を受賞されたとのこと。


非常に奥の深い世界ですね。





ご存知の方も多いかと存じますが、以下、転載いたします。










光触媒・職人・ナノウェイヴ東京









食べ物や花、香水などは、それぞれが何百種類もの揮発性の化学物質を出している。

これらを「におい分子」といい、その集合体が香りや臭いの正体だ。


何百種類の「におい分子」の中には、香りやにおいを大きく左右するものもあれば、


それほど関係のないものもある。


バラの香りと焼き肉のにおいが違うのは、それぞれに含まれている分子の顔ぶれや量が異なっているからだ。

空気中に漂う「におい分子」は、鼻の中の嗅細胞にある受容体(センサー)で


ばらばらに捕らえられる。

それらの情報が脳で統合されてはじめて、特定の香りやにおいとして認識される。


地球上には数十万種類にも上る「におい分子」があり、


人間はこのうち約1万種類を嗅ぎ分けている。


だが、人間の嗅覚センサーは、わずか400種類ほどしかない。


人間より鼻がいいイヌでも800種類で、嗅覚を頼りに行動するマウスでも1000種類だ。





このように限られた種類のセンサーで、身の回りにある膨大な種類の「におい分子」


どうやって識別しているのか?動物の嗅覚のメカニズムは謎だった。





謎を解く突破口になったのが、米国のリンダ・パックとリチャード・アクセルの研究だ。


2人はセンサーに関する遺伝子群を初めて突き止め、2004年のノーベル医学生理学賞を受賞した。


バックらはこれらの遺伝子のはたらきを調べることで、一つの「におい分子」


複数のセンサーをオンにできることを解明した。





たとえば、人間が何らかの香りを嗅いだとき、400種類ものセンサーの中には


オンになるものもあれば、オフのままのものもある。




この「オン・オフ」のパターンは膨大なので、多種多様な香りやにおいに対応できている。


(朝日新聞 GLOBE 「香り」 2013年4月21日 より)









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