こんにちは☺

急に恋愛小説や恋愛映画を観て、
心を温かくしたい気分になることはありませんか?

私はまさにそんな気分だったので、
本棚で眠っていた短編小説を手に取りました。

 

『甘い罠』
江國香織/小川洋子/川上弘美/桐野夏生/
小池真理子/髙樹のぶ子/髙村薫/林真理子

 

 


あらすじ(ネタバレなし)

現代を代表する女性作家たちが、
それぞれの視点で描く短篇小説を競作。

恋愛小説から時代小説まで、
8人8様のアプローチで「女性の業」があぶり出される、
とても贅沢なアンソロジーです。

甘くて、怖くて、
濃密すぎて少し苦しくなるような8つの物語。
どこから読んでも楽しめます。


この本を読んだきっかけ

江國香織さんの小説が好きで、
気づけば片っ端から読んでいます。

その中で、江國さんも参加されている
短篇集を見つけたので、迷わず購入しました。

(しばらく本棚で眠っていたのですが…笑)

 


心に残った言葉

・いろんな「好き」なんて、いや。ぜんぜん、嬉しくない。
 そんなに多様多彩な「好き」なんか、いらない。
 あってほしくない。
 ほしいのは、ただ一つ。嘘でいいから、正確でなくていいから、
 唯一の、「好き」。

 (P72)


・事を大袈裟にせず、起きたことを起きたままに
 受け止められるようなところが、
 房子には好ましく思えるし、
 一緒にいて気が楽になりもするのだ。
(P29)

 

・人は誰でも自分の知らない自分を抱えているものだろうし、
 ときにはそれが顔をだすのを見ることもある。
 がめつい自分。薄情な自分。日和見の自分。
 しかし、六十年も生きてきて、
 それまで一度も知らなかった自分が
 まだまだいるとしたら、どうです?
(P186)

 


読んでみた感想

あらすじにある通り、
8人8様のアプローチが楽しめる短編集でした。

 

特に心に残ったのは、
P29の「事を大袈裟にせず、起きたことを起きたままに受け止める」という一文。

 

起きたことを、そのまま受け止められる人って、
実はなかなかいないのではないでしょうか。

 

人はつい物事を大袈裟に捉えたり、
悲劇のヒロインになってしまいがち。

 

簡単そうに見えて、
実はとても難しいことだからこそ、
それができる人に安心感を覚えるのかもしれない、
そんなふうに思いました。

 


こんな人におすすめ

✔ 大人向けの恋愛小説を読みたい人
✔ 人生に少し迷っている人
✔ 女性視点の物語が好きな人
 

恋愛小説が読みたいけど、長い話はしんどい…
そんな時にちょうどいい一冊でした。

短篇集なので、寝る前に1話ずつ読むのもおすすめです!

 

 

 

 

 

こんにちは。今年も残すところあと半月ですね😲

年末年始のご予定はお決まりですか?

私は海外旅行に行きたかったのですが、

調べるのが遅く、航空券が高すぎて断念しました…

 

私は小さい頃から、なぜかずっとエジプト文明に惹かれています。
エジプト特集のテレビがやっていると、つい見てしまうし、
近くの美術館でエジプト展が開催されると、気づいたら足を運んでいます。

でも正直なところ、
「なんでここまで好きなんだろう?」
自分でもよく分かりません(笑)

 

最近読んだ本がこちらです。

 

 


あらすじ(ネタバレなし)

ロマンだけじゃ食べていけない。
でも、ロマンのない考古学なんてつまらない!

墓石に閉じ込められたり、原因不明の病気にかかったり、
人骨と一緒に生活したり……
考古学者の発掘調査は、想像以上に命がけ。

夢にミイラが出てきたり、
発掘前に生贄をさばいたり、
神殿に泊まったり、
強盗に遭遇したり、
墓に閉じ込められて凍死寸前になったり……。

エジプト、ペルー、中国と、
世界をまたにかける考古学者たちの
ちょっと怖くて、でもめちゃくちゃ面白い
ノンフィクションエッセイです。

・怖い目にあった話① エジプト・シリア
・怖い目にあった話② 中国
・怖い目にあった話③ ペルー


この本を読んだきっかけ

少し前にアラビア語の書道展を見に行って、
「アラビア語ってどんな世界なんだろう?」
と興味を持ったのがきっかけでした。

正直、イスラム教のことも
アラビア語のこともほとんど知らなかったので、
物語として自然に触れられるのがよかったです。


心に残った言葉

・なんやかんや言っても、結局は「自分がカッコいいと思う仕事に就きたい」のだ。でもそれが一番大事なことだと思う。(P14)
・語学力が未熟でも、専門知識が不足していても、現地に自分の身を置かなければ何も始まらない。(P15)
・「怖い」と思ったことはたくさんある。

ただ「怖い」ことと「おもしろい」ことは、どちらも道への不安と期待であり、裏表の関係にあるように思う。(P104)


読んでみた感想

昔、エジプト文明の考古学者に憧れていた時期もあったけど、
この本を読んで
「これは私には無理だな(笑)」
と正直思いました。

あと、世界のトイレ事情の話がすごく印象的で、
聞いている分には面白いけど、
日本のトイレって本当にありがたい存在なんだなと実感。

考古学の発掘調査でも、海外旅行でも、
大切なのは
その国の文化や歴史を知って、ちゃんと尊重すること。
改めてそう感じた一冊でした。


こんな人におすすめ

✔ 考古学に興味がある人
✔ 異文化を知るのが好きな人
✔ 旅行が好きな人
✔ ちょっと変わったノンフィクションを読みたい人


エジプト文明が好きな人はもちろん、
「好きなことを追いかける生き方」に興味がある人にも、
刺さる本だと思います。

私は紙の本で読みましたが、
電子書籍もあるみたいなので、
気になる方はチェックしてみてください📚

 

 

 

 

こんにちは。
今日は全国的に雨ですね☔
タイトルに雨が入った本をふと思い出しました。
こまつあやこさんの『雨にシュクラン』です。

児童文学って書いてあったので、
正直さらっと読むつもりだったんですが…
読後、じんわり元気をもらいました。

ちなみに「シュクラン」とはアラビア語で「ありがとう」の意味のようです。


あらすじ(ネタバレなし)

主人公の真歩は、お父さんの療養のために急な引っ越しをすることになり、

ずっと憧れていた第一志望の高校を六月で辞めることになってしまいます。

その後、高校卒業検定の準備をしながら図書館の宅配ボランティアを始めるのですが、
そこで出会ったのが「約束は雲、実行は雨」と書かれたとても美しいアラビア書道の作品。

この出会いをきっかけに、真歩の世界が少しずつ広がっていきます。


この本を読んだきっかけ

少し前にアラビア語の書道展を見に行って、
「アラビア語ってどんな世界なんだろう?」
と興味を持ったのがきっかけでした。

正直、イスラム教のことも
アラビア語のこともほとんど知らなかったので、
物語として自然に触れられるのがよかったです。


心に残った言葉

読んでいて「ハッ」とした言葉がいくつもありました。

・何となく、はもうやめよう。(P17)
・「外国人だっていうだけでジロジロ見られたりするからね。」(P119)
・好きなことや向いていることを選ぶほうがきっと幸せだ。(P160)

児童文学だけど、大人のほうが刺さる言葉も多いかもしれません。


読んでみた感想

私は京都に住んでいて、
外国の方を目にする機会は多いほうだと思います。

でもこの本を読んで、
「自分はどんな目で見ているんだろう?」
と、ちょっと考えさせられました。

慣れているつもりでも、
無意識にジロジロ見てしまっているかも…と反省。

もし自分が外国で同じことをされたら、きっと嫌だろうなぁと。
日々気をつけたいなと思いました。

それと同時に、
逆境の中でも「自分らしく生きよう」とする主人公の姿に、
静かに背中を押してもらった気がします!


こんな人におすすめ

✔ 最近ちょっと元気がない
✔ 進路や将来にモヤっとしている
✔ 児童文学が好きな大人の方

 

サクッと読めるのに、
読後は心が少し軽くなる一冊です。

私は紙の本で読みましたが、
電子書籍もあるみたいなので、
気になる方はチェックしてみてください📚