いきなりですが、高次脳機能障害は完治しない障害だと思ってください。
でも、長い目標に向けて生活して、できることを増やしていけば、障害は気にならなくなるくらいに回復することもあります。
とは言え、回復のスピードは遅くて、赤ちゃんの成長のように目に見えるものではありません。
だから、回復しないことに悩むことに多いんです。
周りの人の何気ない言葉であっても、自分の障害を指摘され、自分の存在を否定された、と思い込んでしまうこともあると思います。
高次脳機能障害当事者の周りの人にお願いです。
できないことが多いのも高次脳機能障害です。
頑張っても、まだ、できないんです。
だから、支えてあげてください。
大声で「まだ!」とか「何やってるの!」とか言わないでください。
わかってもらえないかもしれないけど、高次脳機能障害当事者は頑張っているんです。
また、どうすればできるようになるか、一緒に考えてあげてください。
回復のスピードは遅いけど、少しずつできるようになります。
できるようになったら、気付いてあげてください。
一緒に喜んであげてください。
お願いします。
高次脳機能障害当事者ではないと思いますが、心が破れた少女の命は救われました。
無理しなくてもいい、頑張れなくてもいい、良い子じゃなくてもいい、明日に向かって歩きましょう。