毎晩この「恋人」を
何度も見返してご満悦の私。
ありがたいことに
昼間のしんどいことや
暗い気分になったことなどを
ウソみたいに忘れさせてもらえます。
なんでこんなに楽しいのかと
苦笑いしながらも
どっぷりハマって浸り漬け。
私って幸せ者だ。
あらすじと感想は
巻いて巻いてっ!
っていつも思うけど
楽しくて
まだまだ長引いてしまいそうです
キャスト
キム・ムジュン(昭顕世子)
キム・ジョンテ(朝鮮の王様・仁祖)
チェ・ムソン(親分ヤンチョン)
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⑤第17話~第18話(U-NEXT版)あらすじと感想
※ネタバレですのでご注意ください。
清での
様々な思惑が交錯する複雑な状況下に
慎重に身を置くジャンヒョン。
心の中では
王様への忠誠心や
私利私欲などは無くて
ただ、見過ごせないことがある。
国の行く末
王や世子の行く末
民の行く末…
明日いきなり命を落とすかもしれないという
緊張感のある中にいることは
仕方のないこととはいえ
でも
疲弊している部分も覗かせています。
”私は半端者だ
こちらの者でもあちらの者でもない…”
とリャンウムの前でつぶやき
寝入るジャンヒョン。
いつもジャンヒョンのそばにいる
このリャンウムですが
この人は
清国へ行くぞと言われた時も
一瞬見せた
「わん(どこでもついていく)」
の顔がかわいかったし
兄貴の想い人ギルチェに対しては
不満気な表情も出してた。
いつもジャンヒョンと一緒にいれて
嬉しいだろうけど
でもリャンウムには
その分わかりすぎるほどわかる
ジャンヒョンの苦労。
虐げられる捕虜に心を痛める自分と
全く同じに痛めてるであろう
ジャンヒョンの心。
そしていつも
命を危険にさらすことになるジャンヒョン。
こっそりと
ジャンヒョンの腕を枕に
添い寝してつぶやくリャンウムも切ないわ
ヨンジュンは
親がいなかったみたいで
ヌングン里の人々が
私を育ててくれた恩人だと
ウネに話します。
お支えして王様が聖君になれば
みなさんに恩返しになる…という
信念もあります。
朝廷では
臣下にいら立つ王様。
ヨンジュンは王様に苦言を呈してしまう。
それでまた気分を害す王様は
ヨンジュンに清国へ行けと言い
断ったヨンジュンは投獄
ああ~、住むところも
没収されちゃった…
家は落ちぶれ
貧しい暮らしをすることになって
陰口もたたかれるギルチェやウネたち。
母の遺品も売るウネ。
(でもギルチェは
ジョンヒョンの防寒着は手放さない)
ギルチェは通りかかった鍛冶場で
ク従事官と出くわします。
島で助けてくれた”すてきな”武官さん。
ク従事官の所有する鍛冶場では
作れるものが無くて
職人たちも困ってた。
妹も弟も父も
ウネたちもいるし
みんなで食べていかなければならないギルチェは
この鍛冶場で働こうと決意します。
巷では
戦の後なので物々交換になっていて
価値を失っている銅銭。
それを使って
真鍮の器を作り上げるギルチェ。
ギルチェの目の付け所や
職人たちへの叱咤激励、
周りの人たちを引き込んで
自分自身もひたすら努力する姿。
そして
達成できたことに
素直に感動を表すギルチェの姿。
それを見守るク従事官を見て
この人、ええ人やなぁって思いました。
(この時は、ね)
清国にいるジャンヒョンは
清の皇室に品を調達したことで
世子に呼ばれて怒られます。
よくも朝鮮の世子を
敵国に媚びるものに仕立てたな!って。
そして
王のやることが
すべて偉業に見えているこの
育ちの良い青い世子さまは
皆の者はわかっておらぬと激怒。
ジャンヒョンは
胸中では王や世子のやることを
愚かだなぁと見ているでしょうに、
この怒る世子に対して
冷静に淡々と進言し
まるで
学のある老臣!
「生き延びて良き日を迎えねばなりません」
と説きます。
世子は
筋道の通るジャンヒョンの言い分に
考え込むとこが素直。
そして
折れるべきところは折れ
次第に清への態度を軟化させていきます。
今置かれている自分の立場を理解し
国を動かすということや
”外交”というものも
少しわかってくるかな?の世子。
ほんと私、思います。
この世子を
教え導いてるのって
ジャンヒョンじゃないですか~
だがしかし
朝鮮では世子の様子が報告されるにつれ
最初は世子の身の上を
嘆いていたはずの王様は
臣下たちの世子を褒めたたえる様子に
段々と気分を害すようになっていきます。
もう~、王様
こんな顔ばっかり…
そんな中
イングルダイ将軍に
捕虜狩りも命じられてるジャンヒョンたち。
気の進まないクジャムやリャンウムだけど
やるしかない。
そこで会うのが
青い衣を着た他の捕虜狩り集団で
筆頭はこの人。
ジャンヒョンは
さりげなく他の狩り人の邪魔をしつつ
出来るだけ死人が出ないように
捕虜たちを捕まえてます。
でも
捕虜たちは捕まると
もう逃げられないようにと
非道な将軍に踵を切られます
このままではだめだ…
みたいな胸中のジャンヒョン。
ジャンヒョンはいつも
何かあってもすぐにカッとせず
難しい局面でも
どないしよう~みたいな顔をせずで
この冷静なとこ、好きだわぁ~
それでいて
たまーにムキになったり
ギルチェが絡むと
違う一面を出してきてくれるところアリアリで
そこがもう
ゾッコンメロメロでたまりません
鍛冶場でのギルチェは
出来たばかりの器を失ったりと
苦難もあります。
お任せくださいっ
と、商品しょって売りに行った
パンドゥネの夫が
器を盗まれちゃうんです…
貧乏暮らしをなんとかせねばならない。
ギルチェの頭に
ジャンヒョンがしていた
商売の話が浮かんできます。
思い出が
恋しい人のすべてとして
気付けばそばにあり、
頭に残るジャンヒョンのひとつひとつが
今しなければならないことと
自然と結びついたかのよう。
ギルチェの持つ
一途さと強さに
ジャンヒョンの言葉が
うまく融合してるみたいに見えて
じんわりとした嬉しさを感じる私。
ギルチェはジャンヒョンを
思い出そうとして思い出してるんじゃない。
でも鍛冶場にいても
ジャンヒョンの幻が現れ
「そなたは頼もしい」と
ギルチェを褒めてくれるのです…
そしてギルチェは
装飾の美しい小刀を作って
妓楼の妓生をお客にしたり
この時世に
求められているものを探すことで
米を手に入れられるようになり
荒くれ職人たちも
お腹を満たすことができます。
ウネは今にも流刑になりそうな
ヨンジュンのために
儒者たちから支持されている
チャン・チョルという人に
助けを求めます。
そしてギルチェとともに
ヨンジュンが獄中で書いた文を届け
敵に頭を下げるなどあってはならないとの
信念を貫くヨンジュンの姿に
王様の元へは各地からの嘆願も届き
ヨンジュンは放免。
抱擁を交わすヨンジュンとウネ。
その様子を見る
ギルチェの表情は穏やかです。
清の皇帝については
朝鮮をこうしたろとかああしたろとか
実際にはきっと
いろいろな思惑があったのだと思うけど
ドラマでは
その下でうごめく人たちや
ジャンヒョンの見通しとかで
示唆されてる感じです。
朝鮮の王と世子を
離間させるつもりだった
とも言ってて
その一環で
(かどうかわからないけど)
ついに世子は一時帰国となります。
私は
帰国が決まったこの時の
”ギルチェに会うことができる”と
穏やかに喜びがにじみ出る
ジャンヒョンがとても愛おしい。
そしてジャンヒョンは
先に帰ってウシム亭を整えておく
と言うリャンウムに
戻りをギルチェへ伝えてくれと頼むのです。
生活も軌道に乗って
暮らしも安定しそうなギルチェたちですが
そのギルチェの横に度々いるのは
ク従事官。
この人は
ギルチェに想い人がいることを知っているけど
ギルチェがお好きのようで…
ク従事官はとうとう
「私に嫁いでほしい」と言ってくるのですが
型破りなことをするギルチェを
疎ましく思うことなく
好感すら持ってくれるなんて
私も良い人かなと思うけど
ギルチェ、そこはサッパリ
気持ちいいくらいにお断り。
でも
ジャンヒョンはもういないという
現実は痛いくらいにのしかかり
ギルチェを苦しめます。
そしたら
ああ大変、
ジャンヒョンの幻に向かって
”遠い遠い後の世で
再び会いましょう…”
と泣き笑うギルチェがいるー
ああん、待って待って
もうちょっと待ちなさいギルチェ
あと少しだから~~っ!
と私は祈りを捧げながら
ああ、ほらもうハニャンの入り口では
ジャンヒョンが門を通った!
荷車には
ギルチェのための履物がいっぱいよー
だけど
でもでも
それなのにそれなのに…
クジャム相手に
軽口を叩きながら
ギルチェの家へと続く道を
悠々と歩くジャンヒョン。
そして
家の前へとやってきた
ジャンヒョンが目にするもの。
それは
婚礼前行事で集まる人たちの中で
”花嫁”と呼ばれてるギルチェ…
言葉も無く立ち尽くすジャンヒョンと
かたや
門の前に立つジャンヒョンの姿を
目にするギルチェ。
そして
潤んでいくジャンヒョンの目…
すぐには信じられないというような
ギルチェの表情~~
ああ、タイミングが…
ああ、ああ、
一体だれのせいなの…
もう、浮かれてたジャンヒョンが
かわいそすぎて…ホロリホロリ
私はジャンヒョンが
ギルチェに会えるんだと
心躍らせてるシーンまで
じっくりと穴の開くほど見たから
私の視線が
がんじがらめに絡まって足にまとわりつき
ジャンヒョンの到着が遅くなったのか?!
私のせいかあぁぁぁ?
ううううっ、
ごめんなさいっ…
それにしてもナムグン・ミンさん
私の好みの表情ばっかり出してくれちゃってて
一体どうゆうおつもりなのか。
ふぅ。
そして
アン・ウンジンさんの
真っ直ぐにひたむきで
判断が明瞭な感じのギルチェのことも
好きでたまらなくなっています。
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