最初から最後までおもしろく見れた

「白雪姫には死を~BLACK OUT」です。

途中で中だるみすることも無くて

出てくる人間の醜さを目にするのは

ヒジョーにストレスとはいえ

ストーリーに対してのストレスは

ほぼ無かったドラマ。

早く早く、次!という期待感一杯で

最後まで完走することが出来ました。

 

韓国ドラマ 白雪姫には死をBLACK OUT 感想 ピョン・ヨハン コ・ジュン

 

「白雪姫には死を~BLACK OUT」

 

-見どころ(U-NEXTより)-

ドイツの人気小説をドラマ化。『サムシクおじさん』のピョン・ヨハンが平和な村に潜む真犯人を見つけ出そうとする主人公を熱演。共演は『浮気したら死ぬ』のコ・ジュン

 

 最終回までの感想

 

このドラマは簡単に言うと

二人の女子高生が殺された事件があって

犯人になった青年がその真相を探っていく

というだけのお話です。

なのになぜこんなにも飽きがこないのか。

そこがスゴイと思わせられる作品でした。

 

11話までの展開では

ドラマの中のどの人が悪人なのか

全て察しのつく流れになってます。

なのに何故か

最後がくるまでおもしろい笑い泣き

 

胸くそ悪い人たちには

さらにさらに嫌悪感炸裂させられる終盤なので

見終わった方は

よくぞ耐え抜かれました、お疲れ様です

そして

まだの方は忍耐が必要なので

覚悟が必要です笑い泣き

前回の配信までの感想はこちら

・1~2話まで

・3~8話まで

・9~11話まで

 

 

 

 

 

見るのもオエーな

父友1.2.3と息子たち。

 

それぞれ自業自得となっても

まだわかってないってところがあって

救いようがない。

 

書いていても全然楽しくないし悲しい

 

そしてバカがすぎるホクロ刑事も…。

 

一部、後悔を見せた人もいたけど

今までのことを思えば

同情の余地はないわ~…という展開でした。

 

そして

あまり気にして見てなかったからか

なぜ夫婦なのかわからない

議員&院長も本性むき出しで

かなり嫌気が…。

 

そういった

人間の嫌な所だらけのこの村の生活を

(見てて生活してる気になってる私泣き笑い

離れることなく乗り切らせてくれたのは

やっぱりジョンウへの思い入れと

優しい優しい優しいサンチョル刑事の存在笑

 

最初の印象とは違って

サンチョルのあの目線からはもう

ジョンウへの優しさ(愛)しか

見えてこない!

 

二人の名場面は数知れず。

 

これははたして

見る方の勝手な視点だけなのだろうか。

絶対作り手も愛をかなり意識して

作ってるとしか思えない。

 

最初はジョンウのことを

犯罪者として嫌悪していたサンチョル。

だけど

事実をきちんと正しい目で見て

先入観や腐った仲間意識に左右されずに

判断を下していく。

 

そして

ジョンウを好きになったら

それを隠そうともしないサンチョル。

 

ジョンウは元が温和で賢くて

友達想いのいい奴で

理由なく人と敵対しない感じだけど

人に媚びたり擦り寄ったりもしない。

特に出所後はどんどんまわりに

不信感を募らせていく状況だから

そんなジョンウがちょっとずつ

サンチョルの気持ちに気付いて

態度では大きく見せないけど

全部受け入れて慕っていく様が

見ていて本当に微笑ましいのです。

 

あ、ちょっと妄想も入ってますか?

 

私、腐女子と名乗れる人ではないですが

なんだかそちら方面へも

ちょびっといける気がしてきた…

 

でもこの二人には男同士とか

恋愛感情とかを超えたものを感じる。

 

ジョンウは

20歳(19歳?)からの10年間という

人生で最も輝く時期とも言える時間を

やってもいない罪で奪われた。

そのうえ

本当ならばいくつになっても

思い出すだけで心温まる

幼少を知る大人たちと幼馴染を失い

故郷という大切な場所を失ったも同然。

 

嫉妬や歪んだ愛情や願望が

人間の中で怪物のように

おぞましく膨れ上がって

それに侵された人々の被害者となったジョンウ。

 

そこへ徐々に寄り添うようになる

サンチョルという人間の存在。

サンチョルは怪物ではもちろんないけど

揺らぐ感情も持つただの人間。

同じ人間でも人によっては

こんなに違ってしまうんだという

象徴でもあり

負に侵されていないただの人間が

一番の無敵でもあり

そんな人間とジョンウとの間に

育まれていく絆。

 

もう、それがこのドラマの

大っきな見どころです。

 

私という人間はというと

ドラマを見ながら

もっともっと!という欲望には

大まみれ(笑)。

 

でも嫉妬や憎悪などの

汚いもので心を侵されないように

生きていきたいとつくづく感じました。

 

 

あ、

ドラマ本筋に関する感想はというと

一応事件はすべてが片付いて

ホっとしました。

 

署長はどうしたのか

ドンミ(=ナギョム)はどうしたのか

大きいネタバレしてしまうので書けないけど

私はやっぱり

署長のジョンウに対するこの一言が許せない。

 

韓国ドラマ 白雪姫には死をBLACK OUT 感想 ピョン・ヨハン コ・ジュン

 

 

ドンミについては

さすが女優をやれる人は違う!

って思ったのと

 

前に少しだけ見てみたドラマ

「その冬、風が吹く」の中の

女優の人と重なった泣き笑い

 

 

「愛してるからよ」っていう言葉を聞いて

ア~ングリなチョ・インソンさん

 

 

その発想

私もアングリで言葉もなくひっくり返る… "ジンジャーブレッドマンあせる

 

 

そして

12話の最後で

”白雪姫”が登場します。

 

タイトルにもなってる「白雪姫」は

どんな意味が?誰のこと?

ってなりながらずっと見ていたわけだけど

ああ、そうか…、納得。となります。

これを想像できた人がいればスゴイ。

たしかに

〇〇の中で生きているなら

”死ななければならない”とも言える。

いつまでもそこで生きていて

公にならなければ

ジョンウの冤罪がクリアにならないかもだし…

 

 

とにかく

たくさん登場した極悪非道のやつら。

犯した罪に見合う罰を

みんな受けたのかどうか

いろいろ思うところはあるけど

 

ジョンウがサンチョルのことを

”ヒョン”と呼び

 

韓国ドラマ 白雪姫には死をBLACK OUT 感想 サンチョルヒョン

 

休学中のソルが戻っていた医大では

うれしい新入生もいたり

 

韓国ドラマ 白雪姫には死をBLACK OUT 感想 ピョン・ヨハン コ・ジュン

 

家族の食卓には

スオがいるのを見て

母の温かさに目頭が熱くなり

 

韓国ドラマ 白雪姫には死をBLACK OUT 感想 ピョン・ヨハン コ・ジュン

 

そして

サンチョルがジョンウにかけていた言葉

 

「ただ普通に苦労して

普通にワクワクして

普通に耐えて生きればいいさ」

 

韓国ドラマ 白雪姫には死をBLACK OUT 感想 ピョン・ヨハン コ・ジュン

 

それを

ウンウンと聞いていたジョンウを思い出し

もう、普通に泣けました泣

 

 

ラストのラストでも

海に投げ入れられる花を見ながら

 

韓国ドラマ 白雪姫には死をBLACK OUT 感想 ピョン・ヨハン コ・ジュン

 

亡くなった人を偲んでいるんだけど

でもそれ以外にも

失われたものが多すぎて

流れてくる回想を見ながら

それら全てを弔う姿に見えて泣けましたタラー

 

 

 

 

 

感想を書くというのもあって

このドラマは何度か見直したけど

ジョンウとサンチョルにはまた会いたいので

時間を置いて再視聴したい作品チュー

 

 

ドラマの原作になった本は

人物設定は違うみたいです。

私の中の登場人物の顔は

ピョン・ヨハンさんと

コ・ジュンさんで出来上がってるので

うまく当てはまってくれたら嬉しいけど

もしイメージが違っても

ベストセラーとなっているので

これはこれで

おもしろく読めるかもしれないです。

 

 

 

 

前回までの感想はこちら