最近はずっとリビングでBSの録画ばっかり流してます。

NetflixとU-NEXTはいつもヘッドホンを付けてアトリエ(←自分の部屋をそう呼んでいる)にこもって見るのだけど、ちょっとそれができない日々が続いてる。

 

そういえば、年が明けてからは最初のブログ。

見てくださる方にはこれからもどうぞよろしくお願いいたします。ぺこり。

細~~~~く末長く書いていければいいなと思ってます(笑)。

 

「平日午後3時の恋人たち」は、日本の「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の韓国版リメイクだけど日本版見ていないので違いはよくわかりません。

とにかく、この韓国版は主役のパク・ハソンさんもイ・サンヨプさんも好きな私としては見過ごせないドラマ。

 

 

しがない生物教師のイ・サンヨプさんの風貌には骨抜き。

ただ、物語の中ではキャラ落ちするまでにはいかなかった(笑)。

女性が主役だと思うので仕方ないかな?
パク・ハソンさんはすごく良かったです。
 
不倫なのに美しく描く・・
奥さん(旦那さん)がいるのに好きになる気持ちは抑えられない・・
そういうのに抵抗ある人は見なくていいドラマかなぁ。
不倫をしてしまう男女のそれぞれの夫(妻)がヒドイとか、”私は罰を受けなければ”みたいなつらい心情表現、他にもいろいろと同情できる状況を盛り込んであるので、免罪符にしたいのだろうかと感じてもそれにはフタをして見ないといけません(笑)。
文句つけることも含めて楽しめるのであれば全然OK。
出てる役者さんが好きという人にはおすすめです。
 
結婚してるのに他の相手と一線を越えてしまう二組のカップル。
見始めてからは韓国ドラマらしい情緒的な雰囲気にはまって、好きな気持ちにドキドキし、いつバレるのかとハラハラしました。
 
 
スーパーで働いてるジウン(パク・ハソン)は職場や家庭のストレスいっぱい。
 
公務員の夫チャングク(チョン・サンフン)は鳥が大好きで、妻よりも二羽のインコを溺愛してる。
 
 
インコのサラン(愛)とミドゥム(信頼)の日々のお世話はジウンの役目。
しかも、ジウンは子供が欲しいけど、夫は協力的じゃない上にジウンのことをいつも”サランのママ”と呼ぶ。
つらさに耐えつつ儚げな感じも漂わせながらジウンは、ジョンウ(イ・サンヨプ)と出会うことになります。
 
不倫なんてとんでもないと思っていたジウン。
だけど、ジョンウが気になりはじめて、思うように制御できない心。
理性よりも本能が反応していってしまうジウンに、どんどん見入ってしまう。
 
好きをはっきり自覚するよりも先に体が動いたのではないかって思う傘のシーンでも、ジウンが素敵に見えてしょうがない。
実際はこんなことできないし、急にキスしてくる女がいたらキモすぎる(笑)。
でも、見ているのは木々と草花だけ。
この禁断の第1歩に全く嫌さを感じないのは私だけでしょうか。
ああ、これが既婚者でなければ・・と見ていて何度思ったことかという感じです。
 
 
この時は、驚いてジウンを突き飛ばしたジョンウ。
我に返ったジウンの心臓が、痛いほど跳ね上がってるんじゃないかと感じて、ジウンはどうなっていくんだと先への期待感がもりもり盛り上がる私。
 
このパク・ハソンさんはすごく綺麗だけどかわいさも兼ね備えていて、微笑みかける表情に癒しと上品さが混ざってるように感じてとても好き。
こんな顔うらやましいなぁと思う女優さん。
このドラマのジウン役では小悪魔的に見える顔もするし、いろんな顔の共存がとても自然だった。
私が男ならばこんな人がいたらきっと好きになる。
 
 
ジョンウは自然の好きなおとなしい性格で、学校の先生をしてる。
妻のミニョン(リュ・アベル)は留学してるので最初は別居状態だったけど、後々帰国します。
 
イ・サンヨプさんの哀愁漂う報われなさそうな表情はすごく好きな私。
しかも、今回のちょっと卑屈感漂うというか(むっつりというか)しがない生物教師のキャラ設定もすごく良い(笑)。
なのでひいき目も加わりとっても楽しめました。
 
ちなみに、イ・サンヨプさんは財閥3世というのはほんとだろうか。
それならば、ごめん、私あなたに嫁ぐのは難しいかも・・。
一族の人とうまくやる自信がないし、一体どうすればいいのだ。ああ~・・・
(と、全くしなくていい心配をしてみる。)
 
私がジョンウにドはまりじゃなかった理由は、人となりがあまり深く描かれてなかったからかな。
セリフが少ない上に、「えー・・っ」て思う言動がいくつか。
不倫がばれた後も、「彼女は悪くない」っていつも言うのはどうかと思う。
ミニョンと結婚してるところもやだな(笑)。
ミニョンがいやな女だからというのは置いとくとして、え?そもそも愛してない???同情で結婚したの?!みたいな・・。
あとは、ジウン夫婦とばったり会って、自分の妻と四人で写真撮るシーン。
ジョンウは自分の妻の背後でジウンの手を握ります。
 
 
ジウンがジョンウに距離を置いた時だったので、”君を離したくない”とか、”夫を目の前にしても僕の気持ちは変わらない”という意味かもしれないけど、心の奥底でスリルを味わっているかのようにも見えてしまう。
そもそも二人ともそんな性格ではないので、もっと練って違うエピソードにしてほしかったわああ。
このジョンウの行動が非常にザンネン・・。
 
まあ、ジョンウは今まで生き物と自然を愛し、真面目に静かに生きてきたような人なので女性を愛することに慣れていない。
そんな人がなんで人妻に手を出すんだと言ってしまえばそれまでなんだけど、とにかく、ジウンもジョンウも不倫をするタイプではなかった。
でも、そんな人だからこそ沼に落ちると抜け出せないというドラマなのでしょうか。
 
 
この二人が見つめあったり、静かな森の中を歩いているだけですごい純愛感を感じます。
 
ジウンがもうまるで、森の野ウサギ。
 
 
最初はまったくそんな気は無かったジョンウの目も徐々に変わってきます。
 
ジョンウの視線は、捕まえたら壊してしまいそうだと言わんばかりの我慢の視線へと変化していき、そしてそしてジウン捕縛に至ります(笑)。
 
 
 
ある時、魅かれあう二人は森の中で、抱き締めずに唇だけを合わせるキスをします。
 
重なってくる唇を受け止めながら、目を開けたまま空を瞳に映すジウン。
この時のジウンの表情が背徳感たっぷりで、ものすごく印象的。
 
 
 
見上げた空には森に立ち並ぶ木々の先端が突き刺さっていて、彩りの無いその空に吸い込まれるように目を閉じたジウンはキスに答えます。
ここはほんと目が離せなかった。
 
 
そして、どんどん距離を縮め、心が近づいていく二人。
 
ジョンウはジウンを大人の遠足に誘い、夜はベッドに押し倒してかぶりつく・・まではいかないけど、はむりつく・・となっていきます。
 
でもこのドラマ、全然エロくはないです。
念のため(笑)。
 
この二人よりもうちょっとだけ濃厚な抱擁とかキスシーンしてくれるのが、もう一組の不倫カップル、スア(イェ・ジウォン)とハユン(チョ・ドンヒョク)。
スアは二人の娘を愛してるけど夫のことは愛してない。
仮面をかぶってセレブの奥様やりながら、その場限りの午後の情事を楽しむ主婦だったのに、愛を知ってしまう。
ハユンは画家なので出だしはとっつきにくいけど、よくよく考えてみるとこの人はわりと普通の感覚のある男でした(笑)。
もっと破天荒でめちゃくちゃにやってくれるまさに”常識はずれな芸術家”を期待した私(笑)。
 
 
船のデッキで幸せな時間を過ごすスアとハユンのシーンは綺麗。
頭の中には、消し去れないいろんなことがのしかかるけど、でも今だけはお互いを感じていたいという感じ。
そして、ゆっくりとハユンの手を離れ、少女のように踊り出すスア。
 
 
何も考えずに、ただ体の動くままに、無垢にも見えるスアを優しい目で見つめ続けるハユン。
すごくいいシーンだったなぁ。
 
スアにも突っ込みどころはいっぱいあるんだけど、まあでも心の葛藤と自分自身を取り戻したいというような気持ちはよくわかったかな。
昔バレエが好きだった頃に踊っていた気持ちと、ハユンを求めてしまう気持ちは同じなのかなとも思う。
 
 
ハユンのアトリエも良かったです。
二人がここで愛を確かめ合うことも多少は興味あるけど、私は細かな小道具にも興味津々(笑)
絵の具にまみれていた大学時代を思い出す。
 
他には、スアの夫役のチェ・ビョンモさんも良かったし、ジウンの夫役のチョン・サンフンさんもあの人らしい味があった。
ジウン夫は後半になるにつれて少し株が上がります。
最近流れているソニー損保の火災保険CMに「小鳥」篇というのがあるけど、「ピーちゃんに何をしたああああああ」という横田栄司さんを見るとジウン夫を思い出す(笑)。
あと、ジウンの義母役のキム・ミギョンさんも良くて、「オメーッ、オメオメオメオメーーっ」ってあわてる田舎くさいおばちゃんが好き。
 
この二組の不倫カップルの行く末はどうなるのか。
私としては、ちょっと胸が痛いわという悲恋の傷をえぐりにえぐって悲劇で泣かされて終わって欲しいと思いながら見ました。
不倫だから悲劇で終われよーという意味ではなくて。
このドラマの場合は、その方がより心に刺さるかなと思って。
 
結果はネタバレしないけど、一応なるほどと納得をいたしました。
やっぱりそうなるよねという部分と、そうきたかという部分があって、それぞれの男女や夫婦は落ち着くべきところへ落ち着きました。
 
とにもかくにも、結婚してる夫婦と恋人同士では確実に線引きがある。
ドラマの中ではともかくだけど、もし誰か好きな人ができてしまったのなら、ちゃんと身辺整理と心の整理をつけてから押し倒したり押し倒されたりしてほしいなと思う次第です。
 
 
 
 
私はといえば、どんな人と暮らしてるかというと、考え方も習性も自分とは全く違うイキモノと生活してます。
そして一緒にいてもときめきなんて皆無(笑)。
でも私はこの人とたぶん死ぬまで一緒にいるんだろうなと思う。
 
私は感情でものを考えるタイプで、彼はどちらかというと論理的。
なので口ゲンカは絶えません(笑)。
 
暮らし始めた最初の頃はつらいことがたくさんあった。
昔からアレルギーのひどいこの人は、よく寝込みます。
血液検査をしても、花粉系やダニやハウスダスト系も数値が出なくて***の表示ばっかりという体質。(←ひどすぎて計測不能ということ)
 
一度、皮膚疾患がひどいことになったことがあって、私は生まれて初めて失神しそうになったことがある。
もう湿疹の域ではない、デキモノが背中とかにびっしりで、人間の体ってこんなふうになるんだ・・と呆然。
グロテスクすぎてめまいを起こしながら、でも、ショックを受けるので本人にそんなこと言えない。
この時ばかりは有無を言わせず病院へ直行しましたが、普段ほんとに病院へ行ってくれない人なのでいつも困ってます。
 
意見のかみ合わないこともいっぱいあったりする。
体に悪影響だからしちゃだめということも、精神的に追い込まれていると彼は何の声にも耳を傾けない。
私は声を殺してよく泣いていた。
今はもう悟りを開いたというか、気楽に行かないと私が病気になりそうなのでどんな状況も受け止めてます(笑)。
 
彼は賢い人です。
私よりもいろんなことの知識が豊富。
政治も経済も歴史も時事問題も、世の中のこともよくわかってる。
そんな人を私は日々、「バカ?!バカじゃないの??」と言うし、「私ってかわいすぎるよね、困るよね」と言って彼に同意させ、平和に暮らす毎日です(笑)。
 
私には彼しかいないし、彼には私しかいない。
 
彼はおもしろいことがあると「あはははは!!」と大声で豪快に笑うので、必ずこっちもつられて笑ってしまう。
そんなとこが好き。
私の作った晩ごはんも、聞いてもいないのに「おいし!おいし!」と言って食べている。
そんなとこも好きです。
 
たまに出かけた先で神仏に手を合わせる機会があったりするといつも頭に浮かぶ。
「彼の死ぬ日の1日あとに死にたい」
誰にでも寿命が尽きる日がくるけど、その時が来るにしても私は絶対に先に死ねないと思う。
身の回りのこと含めた毎日の生活とか、生きる上でのいろんな手続きとか、彼がズボラなのでどうしても心配。
何よりも、さみしくて何も手に付かなるのではないかと非常に心配。
 
そんな私の気持ちをよそに、私が先に死んでもそれはそれで何とかなるわと何気なく言われた時があって、殺意を覚えたことがありますが・・(笑)。
 
もちろん、私の気持ちは自分本位な考えだなぁっていうのはわかってます。
彼もひとりの立派な大人で、自分の力で生きていくことができます。
不便といえば片目の視力が無いことだけど、もう片方は一応見えてる。
不摂生をしたり仕事で目を酷使した時は見える方の目も見えなくなってくるので、きちんとした自己管理さえすれば大丈夫のはず。
でもわかってはいても気がかりでならないというのが情の深さ。
 
話がかなりだいぶん回り道したけど、私の場合、そんな情があれば不倫するなんて無いわって思う。
いろんな意味で。
そんな道理に外れたことをするほどの運命のイケメンには、出会える気がしないというのも大きな理由かもしれないけど(笑)。
 
世間では、芸能人やスポーツ選手や議員に至るまでけっこうな人が不倫をしている。
梨園の人たちなんかも不倫とか愛人に関してビックリな認識だったり。
最近は、一般人の中でも不倫している人は意外といるんじゃないかと何となく思うようになってきた。
でも、お金が目的とかカラダが目的とかの不倫は論外だけど、本当に愛し合ってしまった二人なんだとしたら、こんな悲しいことはないですね。
 
現実ではあってほしくない事なので、不倫はやっぱりドラマの中の主人公たちにやってもらうのがいい。
感情移入して一喜一憂して妄想劇場を楽しんで、それが出来る私って、ほんと幸せ者です。