■海上牧雲記 3つの予言と王朝の謎
(九州海上牧云记)
ようやく第55話まで見ました。
このドラマを見た当初は、主役三人それぞれにすごくかっこいいお話だと興味深く見ていたけど、特に誰かにドはまりは無いかなと思ってた。
みんな男前だから多少のキュンもくれるだろうし満足は出来そう~みたいな程度だったはずなんだけど、ところがどっこい、中盤にくる前にはすでに私は寒江(かんこう)に釘づけとなっております(笑)。
写真見たときのこの、あれ?ちょっと馬づら感?に、ドはまりすることはないかも~って思ってたはず。
それなのに見事に陥落。
お見事です(笑)。
私は中国ドラマは数本しか見ていないし、ラブコメっぽい現代劇は見たことがありません。
なので、華流で言えば初ハマリのキャラです。
おめでとう、寒江くん。
それで、私を胸キュンさせたこの人の手法、
それは、
ムズキュン ♡
出てきた時からぶっきらぼう風だったので、楽しそうだから恋愛は焦らしてくれてOKよなんて思ったけど、これがまたOK出したのを後悔するくらい焦らされます。
でも、
むずむずするわ~~っ
はがゆいわ~~っ
と、なりながらも目はハート。
こうなると、もうどのシーンもかわいすぎる寒江。
お相手の蘇語凝(そ ごぎょう)もかわいいし、二人とも相手が好きなのにとても子供っぽいところがあって、突っ込みどころ満載のキュンをくれます。
語凝は一生懸命に言ってほしいアピールするんだけど、はっきりしない寒江に対してムスっとする。
語凝のそんな姿を見て寒江は後でにんまりしていたり。
お互いに自分を好きなのはもうわかっている二人なだけに、さっさと抱きしめてしまえと思うこと多しです。
語凝は少女の頃に秀女として皇宮に上がるんだけど、並び順も後の方の格の低いお家柄。
なのに、星読みで”次の皇后だ”と言われちゃいます。
当然、嫉妬でいじめられる。
それを皇宮に出入りしていた寒江少年が助けてくれたりしました。
その後は別々に過ごすんだけど、寒江は語凝に会いたい。
偶然助けた王子と一緒に旅していたら身を寄せた家に語凝がいました。
この王子も語凝が好きでちょっとしたドラマなんだけど、三人で過ごすあたりもムズムズキュンキュン(笑)。
そして、三人で危険な目にあって窮地の時に、寒江は語凝に「俺と一緒に人生を歩もう」的なことを叫ぶんだけど、過ぎてしまえば忘れたフリする寒江・・。
語凝は皇太子妃になる立場なので、寒江が簡単に行けない理由はある。
性格的にも、口では女の子に優しくできないけど行動はめちゃ優しいというタイプ。
でも、ここぞという時、ここは行けよ!という時に行ってくれないもどかしさの後の、馬を駆る姿!
語凝のもとへ走る寒江!!
ああ、いやだ、撃沈。
しかし深海へ沈められようとも、ユラユラと浮上してくるダイオウイカのようにまた顔を出して、私は寒江を見守る。
寒江は語凝と一緒に逃亡しますが、これも駆け落ちじゃない。
語凝が嫁がされそうなのは、世継ぎとなった牧雲笙(ぼくうん しょう)なんだけど、笙は寒江が少年の頃一緒に過ごした親友。
笙は笙でいろいろあって薬を盛られて乱心させられたりで、王座争いの中でけっこう大変。
笙は寒江の気持ちを知っているし、巻き込まれそうな語凝を連れて逃げろと寒江に頼みます。
前に身を寄せていた、今は無人の村に語凝を連れて行く寒江だけど、寒江は牧雲に仕えなければいけない穆如(ぼくじょ)家の子だし、語凝に一線を引いているので語凝を一人で置いていきます。
「川に魚もいるし、お付きがいなくても一人で生活できるだろ」みたいな。
え~、そんな冷たい、、、と思っていたら、村の入り口の川辺に小屋を建て出す寒江(笑)。
近くで見守るのね・・キュン(笑)。
そして、語凝が苦労して川でちっちゃい魚を捕って帰ると、家の前にはでっかい魚が引っ掛けてある。
寒江が自分の小屋に戻ると、寒江がいるのに気付いた語凝の作ったご飯が置いてあるという・・。
めっちゃ嬉しそうに食べ出す寒江がかわいすぎる。
もう!きみたち、一緒に暮らそうよ(笑)!
語凝を連れ出した時の馬上の寒江にも胸キュンキュン。
語凝を前に乗せて、手綱は片手、ちょっと上体そらせて語凝と微妙なすき間、休みながらぽくぽく馬を歩かせる姿には心臓ドーーーン!
無頼小僧だった寒江はそのまま大きくなったという感じで、子供のままだなっていう好きな子に対する態度だけど、でも情けなさを感じることもなく男らしくて頼れる。
生まれたときに捨てられて、ある時、いきなり穆如の大将軍が父だと言われ、初めて会うにもかかわらず父に「死ね」と剣を渡される。
もちろん反発する寒江だけど、「貸し借り無しだ!」の思考で自分を刺す寒江少年の男気というかなんというか・・。
大人になっても、そんな経験したことやひとりで生きてきたわりにはそこまでの悲壮感が無くて、要所要所で運命を受け入れてる感じです。
そして、少年の頃、笙には「外の世界へ出ちゃえよ」みたいにそそのかして二人で逃亡するけど、語凝には行っちゃえないのねという寒江(笑)。
前回少し書いた和葉(わよう)なんか、檻に入れられてたのを助けてくれた女性とすぐにヤっちゃったんだから見習えよと言いたくなる。
和葉のストーリーもかなり男前です。
ここぞという時にいつも顔に印をつけて、決意を見せる和葉にも魂ぬかれる。
草原に生きる部族と穆如の騎兵の戦いもすごく見ごたえあった。
このドラマは6つの種族がいる世界が舞台で、ほとんどの登場人物は人族です。
笙は魅族とのハーフで、他に羽族とか巨人族とかもいるみたい。
寒江は目的があって語凝のいる村を出るけど、途中で河洛(からく)の一族に捕まります。
河洛の人はドワーフみたいな人たち。
そして地下の住処に引っ立てられていくんだけど、ここでのふれあい?がまたかわいい(笑)。
この種族の人たちはひらめきが良くて発明品を一杯作っているんだけど、すごく単純で素朴な感じが笑える。
「おまえ、ここに入ったやつは生きてでてこれないぞっ」と言いながら一生懸命に寒江を引っ張っていく河洛の人と、拘束されててもきっとなぎ倒せるのにしおらしく付いていく寒江が激かわいい。
地下の奥にいる王様も怖いんだけど、これまたかわいい(笑)。
寒江が好奇心でうろついていようが、どこかピントのずれてるちっちゃい王様。
王様が真剣に話してても、寒江は真面目に聞いてません(笑)。
どこのかわからない写真をお借りしてきました。
撮影の合間かな。
寒江と王様、微笑ましいわ(笑)。
そして、この後は寒江はまた別の人に捕まって、こちらも捕まっている語凝と引き合わされます。
でも語凝は、自分が捕まっているせいで寒江が利用されることが耐えられず、自害を図ります。
語凝に向かって好きな気持ちを口にすることもあるんだけど、いつも主語が無かったり、何となくごまかしてる寒江。
この時も、「愛する人と一緒にいたい」とかなんとか言う寒江は語凝と見つめ合っていて、はっきり語凝のことだってわかる。
わかるんだけど、語凝が好きだって先にはっきり言ってほしい・・って思っていたら、語凝は寒江にゆっくりキスをしてきます。
寒江はきっとファーストキスなんでしょうね~・・なんてよだれたらして見ていたら、なんと語凝は寒江の背中にしょってる剣を奪って突き飛ばします。
そして自分の胸を刺す語凝。
寒江をトロンとさせといて剣を奪う、寒江の剣で、寒江の目の前で死ぬとか、悲しすぎます語凝ちゃん・・。
語凝は前にも寒江の目の前で他の人にチューするし、かわいい顔して結構残酷なところあるのね(笑)。
でも、あの剣刺しにくそうだし、語凝は死ねなかった。
そんなこんなでいろいろ展開してます。
振り返って楽しんで書き綴っているけど、ハっと気付くと見ていない人には意味ワカランとなりそうな長文ですね。
少し興味ある方はドラマをご覧になってお楽しみください・・。
そして寒江は、この後かわいそうなことが待っています。
私はいっちゃえいっちゃえと気楽に言うけど、寒江は未来の皇太子妃をさらうというえらく深刻なことをやっちゃったので、当然えらいことになっていきます。
寒江ストーリーは全体からするとほんと一部で、主役三人以外の人物のストーリーもいっぱい入りながら絡み合ってきます。
和葉もしっかりエピソードがあって、たくましく冒険してる姿にはキュンするし、ストーリーもとってもおもしろい。
そして、肝心の一番主役らしき笙は素敵な顔なんだけど、残念ながら興味が薄いです。
笙のストーリーはなんだか精神世界の中みたいなところもあって眠くなる・・。
かといって、全くおもしろくないわけではないし相手役の盼兮(はんけい)はすごいかわいい人です。
登場する女性の中で一番キレイかもしれない。
でも妖術とかに興味がわかないのでこの二人にはまれないのがザンネン。
他には、笙の父である皇帝と皇后、王座を狙う王の兄とその息子、笙の兄たち、寒江の兄たちと、男前ぞろいのいろいろストーリーがあって続きがすごい気になる。
そして、いろいろ気になって終わるらしき最終回を迎えるのがコワイです(笑)。
あと、女性の中で私がとても気になる人、南枯月漓(なんこ げつり)。
この人、少女時代も語凝にヒドイことするし、成長してからは皇后の座につこうとして悪巧みする。
没落したあとも、野望が消えずな感じのしぶとくて悲しい人なんだけど、見入ってしまう。
私の好みみたいです。
そしてこの女優さんは、偶然にも別で見始めてた三国志にメインで出てらっしゃって、こっちはこっちで目を引く女優さんだなぁと思っていたら同じ人でした(笑)。
しばらく気付いてなかった。
壮大なスケールのものは他にもあると思うし、どのドラマも心血注いで作られていると思います。
でも、とにかくこのドラマは見始めて良かった。
ほんの少しでも撮影風景とか見たりすると、みなさん真剣なのが改めて実感できます。
こういうのを見ると、いろんなシーンしっかり堪能しなくてはって思っちゃう。
■前回はこちら