気づけばここ最近のライブは全部途中入場で。
この間のノーリグに至っては間に合わないという事態にも陥り。
楽しいけれど、満足したけど、だけどやっぱりライブに行ったという充足感は少し足りなくて。
もちろん今日もセカイイチとa flood of circleを観れなかったけど、だけど今日は満足した。
DOESもFoZZtoneもとてもよくて。
んと、FoZZtoneはドラムが気に入って。疾走感ある曲はすごく自分のツボのドラム。
ミドルテンポは凡庸に聴こえたから、まだムラがあるみたいだけど、なんか久々にきた。
バスドラの凶悪さがたまらんかった。
極一部の人にしかわからない言い方をすると、demo8に初期衝動を足した感じw
熱量の違いかなあ。demo8って厚くてハードだけど丁寧というか淡々としてるんだよ。
FoZZtoneのあの激しさってなんかいいなあと思いました。demo8ももっとぶつけてきてもいいと思うんだけどね。
と、ここまで書いてロッカを思い出したけどそれはこのあとにちょっと書きます。
んでDOES。
ロキブルの秘蔵っ子?音源は聴いてたけどライブ観たらすげえかっこよくて惚れたね。
削ぎ落としたロック。どこまでもストイックで、熱い。
音はバキバキに硬い感じがした。硬質で、すごく熱い。
ボーカルの華のなさは異常だけどでもストイックでちょっと色気あってよかった。
ベースもピック弾きだけどかっこよかったし、ドラムも太くてよかった。
そしてフラカン。
最初音が軽く聴こえてびっくりしたけど途中から気にならなくなった。PAのミスか?
まあいいや。「青い春」のニューアレンジはいつ聴いても震える。
まったく別の曲として生まれ変わったみたいに響く。胸をかきむしりたくなった。
新曲の「この胸の中だけ」がすごくかわいくて、優しくて、だけどやっぱり悲しくて笑えた。
『哀愁』ってフラカンのキーワードなんだよなあって、改めて思った。
久々に聴いた「深夜高速」。
ぐるぐる思考して苦しくて痛くて自己嫌悪に陥ってたのが、柔らかく解けた。
「深夜高速」聴いたって、何も変わらないし苦しいし痛いし自己嫌悪は止まらないけど、
ひとつ残らず持って行くしかないなって。
馬鹿だから、失う覚悟はできなくて、でももう失ってるかもしれないんだけどw
でももう自分の全部でやってくしかないんだもんな。
フラカンは、縋ることを許さない厳しさがあると思うけれど、だけど
自分が嫌いでもどうしようもなくてもなんでも、否定しない優しさがある。
多分今日、「馬鹿の最高」歌われたら泣いてた。「はじまりのシーン」でもよかったんだけどw
とにかく、すごくいいライブでした。ほんとにフラカンありがとうだった。
DOESもFoZZtoneもありがとう。残りの2バンドも見たかったよ…orz
さて、ロッカ。
ここんところ変わらずに上手くて安定したライブをやっておりますが。
「ライブ」だからこその熱って部分で少し物足りなさを感じる。
そのへんdemo8のコーヘイさんもそうなんだけどさ、特に山森さんは
「理想のライブ」っつー明確なビジョンをちゃんと持ってて、
それを形にするためにすごく丁寧なステージングをするというか、嫌ないい方すれば
シミュレーションをなぞってるような感じなんだよね。
もっとこう客席との距離が近いって錯覚してしまうような握力とか、
極端な話ピッチずれても伝えようとして声張り上げる感じとか
そういう初期衝動っつーか熱情っつーか、なんつーか…うん。
フラカンをすごいと思うのは、上手いのはもちろんのこと、
全力で血塗れでそれでも届けようと剥き出しの魂でステージにいることなんだよな。
もちろんけいすけの全力を受け止めるだけの巧さをメンバーは持ってて
だから単なる情熱だけの下手糞バンドとは比べるのも失礼なくらいクオリティも高い。
やっぱり熱のあるバンドが好きだ。ノーリグもそう。怒髪天もそう。
ロッカももっともっとよくなるはずだから楽しみだ。長野、行けるかな?
とりあえずMEGA ROCKでノーリグとか色々観れたらいいな。