- Jackson vibe, グローバー義和, 小沢健二
- 浪漫PEOPLE
っつーことで無事に発売となりました。ベース最強のシングル。
鼻血が出るほどかっこいい。そしてそう思うのが少し悔しい(笑
なんだかんだいって「Jackson vibeらしい」疾走感を持ったタイトルチューン。
ベースの自己主張っぷりに少しドラムが薄いけど、それはもう何も言うな、ということで(笑
ちょっとカントリーっぽい「バレンタインデー」は青くて甘くて切ないストーリーのある曲。
こういうのをさらりとやれちゃうところがJackson vibeをただの供給過多のロックバンドと
カテゴライズできない所以なんだよなあと思う。
Jackson vibeのジャンルは「節操無し」だと思うのよ。もしくは「音楽」。
そして、カバーの「ラブリー」。
私は元々小沢健二がすごく好きで、私の青春はオザケンと共にあったと思う。
なんせ、人生初ライブもオザケンなのだ。
そんくらい思い入れのある音楽をカバーされたのに、一ミリも嫌な想いはしなかった。
去年の4月に初めてライブで聴いた時から、彼等が産み出した新しい「ラブリー」が大好きだった。
原曲がホーンたっぷりのキラキラポップなら、Jackson vibeバージョンはソリッドなファンクロックだ。
ベースもドラムもどかんどかん気持ちいい。そしてギター!
今までの曲の中で橋谷さんのギター、一番好きかも。
抜けがいいっつか、伸びやかで気持ちいい。
いつだってJackson vibeは上向きだなあと通して聴いてみてしみじみ思った。
「ラブリー」を聴いた時。
最初のドラム一発で
「もっちゃんじゃないなあ。」
と思った。クレジットのドラムはオータさんである。もっちゃんの名前は「Very Special Thanks」のところ。
「浪漫PEOPLE」を聴いても「バレンタインデー」を聴いても伴わなかった『実感』を漸く感じた。
もっちゃんのいない現在進行形。
そして自分は現在進行形でJackson vibeを好きだと思った。
もっちゃんがいなくても私はJackson vibeを好きだと思った。
あの日以来、久し振りに「Walk'n Moon」と「God of Music」と「八月」を聴いた。
私の大好きなドラムの音がそこにあって、私はこれからもそれを聴き続ける上で彼のいないJackson vibeの音を
好きになっていくんだと思った。
そして、新しい場所であの音を聴ける日を待つのだ。
あの音は、まだまだこの世界から失われちゃいけない。
私は素人耳で、ギターフレーズ間違えた、とかそんなことはちっともわからないけど
もっちゃんの音だけはどこでもわかる気がするんだ。