ひとつ残らず持ってけ どこまでも持ってけよ
昨日の夜のことを、私は一生忘れない。
音楽の神様は確かにそこにいたんだよ。
恥も外聞もなく、照れもなく。
もっちゃんのドラムが大好きだとこのブログでずっと書いてきました。
何度でも言うし、本人に伝われ、と思って好き好き言ってました。
だってほんとに好きだから。
伝えられなくなった時にどんなに後悔しても遅い。
心を伝えるのに言葉じゃ足りないけれど、
それでも伝えようとしなきゃ届かないから、拙い言葉で書き続けてる。
脱退メッセージの「バイバイ」に凄くショックを受け
音楽を続ける、とグローバーさんがメッセージの中で触れていても不安で
2ちゃんの「すがっち音楽やめるって」という書き込みに本気で凹み
とにかく、本人の口から音楽やめない、と聞くまでは不安で不安で…
…そして不安を通り越して「バイバイとはどういうことだゴルァ」と逆切れとして最終的には落ち着いた(笑
(2ちゃんで心配してくれた方、ミクシ経由で連絡くれた方。
Jackson vibeつながリの皆さん、その節は本当にありがとうございました。)
ライブ終わって物販とかで話せたら、絶対に
「バイバイじゃなくてまたねですよぅ。」と言外に
「バイバイとはどういうことだゴルァ」と込めた笑顔で言おうと決めていた。
だから、ライブでは泣いてもいいやって思ってた。
そもそも目の前のリバウンド王からして泣いてたしw
だけど涙なんかいらないくらい楽しくて最高のライブだったんだ。
「僕等の為に歌います。」ときっぱりとグローバーさんが言って始まった「MUSIC FREAKS」。
確かめるように音を放つ4人の姿に最初の涙が零れた。
アンコールの「言わずとも」で思いっきり飛んで、「Walkin' Moon」でピースが咲いた。
泣いてもそのときまでは笑ってた。だって本当に楽しくて幸せだったから。
ダブルアンコールの時、MCで
「『バイバイ』って書いちゃってやばいなって思った。」
と笑いながら話してくれた。
それから、Jackson vibeの前にやっていたバンドのことを少し。
「革ジャン、革パンで笑っちゃだめで、そんなバンドだったんだけど。」
客が少し笑った。私はそこで涙がでた。
LOOPのことだった。私が7年前にもっちゃんに出会ったバンド。
そして、もっちゃんはこう続けた。
「Jackson vibeに入ってからの4年間、音を楽しむって、本当の意味で音楽をやれた。」
もっちゃんはJackson vibeで本来の意味での音楽をやっていた。
音楽はすべからく人を幸せにするもの。
ステージの4人の笑顔は嘘じゃない。
だから、信じてる。
もっちゃんは新しい場所でも絶対笑ってる。
音楽のほんとの意味を体感し続けた4年間を忘れられるわけがない。
そこから前に進むんだから、絶対にもっともっと笑ってるはずだ。
信じてる。そしてそれを願ってる。
私は、それを観たいだけだ。
それを観にゆくだけだ。
次の約束が欲しかった。ライブを楽しむ以外に願うのはそれだけだった。
脱退を知った日から神様に何度祈ったか分からない。
かみさまかみさま。やくそくをください。
もっちゃんのドラムを未来永劫観れなくなるのがいやだった。
だからもっちゃんには、またね、とか、次ね、とか
そういう言葉しか言わないって決めてた。
「バイバイじゃなくてまたねですよゴルァ。」という逆切れオチだ、と勝手に決めてた。
ライブはいくら泣いても、もっちゃんと話をする時は泣かないつもりだった。
これは終わりでも別れでもないって、そう思ったから。
MCで音楽やめないって言ってくれたから。
それで大丈夫だって思った。
LOOPの話をしてくれたのは、Jackson vibeが本当に楽しくて幸せで、
過去をちゃんと昇華できたからじゃないかって思った。
「『バイバイ』って書いちゃってやばいなって思った。」っていう言葉は、
BBSとかのファンの皆の想いが届いたんだって、思った。
もっちゃんは今、凄く気持ちがすっきりしてて、幸せなんじゃないかって。そう思えたから。
だから、オーラスの「Walk down a bridge」でボロボロに泣いてしまっても、辛い涙じゃなかったんだ。
ミクシと自サイト「THP!」で皆に呼びかけた企画は、沢山の人の賛同と協力を得て凄くステキなかたちになった。
託された想いを全部アルバムに詰めて、それをもっちゃんに渡した後、
また、とか、次、とか、上手く言葉が出てこなくなって。
不意にもっちゃんが私に
「サイト、時々見てるよ。」
と言った。狼狽える私に
「気持ち、届いてるよ。」
と笑った。
その一言で涙が止まらなくなった。
届いてた。
ここで好きだ好きだと言っていたことが、ちゃんと。
「バイバイ」が悔しかったのも
「LOOP」は笑ってなかったから、今笑ってるのが嬉しいってのも
新しい場所で絶対逢いたいって言うのも。
苦笑されても頭ぐしゃぐしゃって撫でられても涙は止まらなくて。
それでも、これからも見てますからって、それは言えて。
無理矢理泣き止んで、涙拭いて。
一つだけお願いがあるんですけどって、次のライブの時にスティック下さいって言った。
絶対あげるよって言ってくれて、握手の代わりに指切りした。
欲しかった次の約束が叶った。
「決まったら、ちゃんと教えるから。」
そう言ってくれた。
どこで叩いてたって見つけだすつもりだったから
そう言ってくれたのが死ぬほど嬉しかった。
次の場所でも客でいられるんだって思った。
春を待つのと同じように、もっちゃんを待ってる。
もっちゃんに笑って会う為に
毎日ちゃんと生きて戦ってようと思った。