原稿書きつつ「憧れの果て」エンドレスでかけつつ(昨日から通算50回は聴いてる気がする)
ふとけいすけの歌詞集を読みながらふと思ったんだけど
「発熱の男」は前さんが書いた「夢から醒めないうちに」のけいすけなりのアンサーなんじゃないかなって。
「夢から醒めないうちに」は前さんが、バンドが、けいすけ自信が一番キツイときに書いたもので、
インタビューでも言っているけれど明確に「誰か」(というかメムバーに)に向けた言葉で。
「明日を待つ気持ちだけ 忘れないでくれ」
と、どんだけキツイ状況でも目を逸らしたり逃げたりしない前さんだからこそ生まれた言葉がそこにいる。
けいすけはきっと書かないような歌詞で、うん。前さんの言葉って少し拙くて、
その飾らない、飾れない感じが私はとても好きだったりするんだが。
そして、「発熱の男」。
「いつでも明日を待っていたい」
とけいすけが唄った。
この曲ができたのが転機になった、とけいすけはAXでそう言った。
もう大丈夫、とか、そういうことを伝えるのは今更と言うか照れくさいかもしれなくて。
だけどちゃんと同じ方向を向いてます、とかここで戦うことを諦めないとかこれは捨てないとか
そういうことをけいすけがこの時に決めていたなら。
キツイ状況の中でそれでもそういう風に立ち上がったのなら。
意識的になのか無意識になのか、どっちにしてもこういう言葉がけいすけの中から生まれるのは
それは多分必然だったんだろうなあと思った。
けいすけは言葉の難しさをちゃんとわかっている人だから、
だから多分ちゃんと自分から生まれてくるものしか唄えない。
かたちの無いものをかたち作ることはとても難しい。
魂を歌にするってのはそういうことだ。
だからフラカンの歌は生きてる人にしか響かないんだよ。
生きてることを諦めてない人にしか響かない。
そして何が泣きそうかって、原稿終わらなくてこんな時間まで起きている自分と
こんなエントリが書きたくて更に夜更かししている自分にだよ…