今日はクリスマスイブなのでそれに因んだ話を書きます。
12月24.25日はクリスマスのサンタさんもキリスト生誕も関係がありません。
新暦の12月22.23.24.25日あたりから一年で一番昼間が短くなります、いわゆる冬至ですね。
また、昼間の時間が長くなるのは2月2.3日の節分あたりからです。
旧暦のお正月はこの頃です。
太陽神ミトラは毎年冬至に死に至り新年(節分)に復活してきます。
ミトラは測る神様です。
メートルの語源になっています。
日本で言えば年神様ですね。
毎年、正月に年神様を迎えて新年を祝い一年の安全祈願をします。
太陽神ミトラは毎年生まれ変わる新鮮な神なのでミトラが絵に表される時には少年(少女)の姿をしています。
お祭りのハチマキ『若』や『若中』と書かれているのは少年神ミトラが日本に伝わった時に太陽の光(陽光)を『若』と訳したからです。
「般若心経」
↓般若心経ローマナイズ
tha prajima paramita hrdaya sutra
↓
般若(太陽の光)
prajima=プラチナ(白金)のことです。
太陽を直視する白い光が眼に飛び込んできます。
太陽が赤いのは朝日や夕日の色です。
太陽は暦の基準になった大きな星(恒星)でした。
ミトラ神は宗教ではなかったのです。
太陽や星を観察する民族の目印の一つでした。
その人々はカルディア人だったと推測しています。
カルディア人はハイテクを駆使して星座や太陽を観測して時間を測りカレンダーを作っていたのです。
カレンダーは折々の季節での農業のスケジュールに用いられたのです。
安全安心に生きるのに天変地異の予測は不可欠なのです。
毎年々の観察の積み重ねが予測や占いを生んでいきました。
カルディア人は星占いも発明しました。
カルディア人がその地を去った後に冬至や節分の観察日がお祭りとして記憶に残り現在に至っているのではないでしょうか?
ですからお祭りのルーツを知ることはかなり困難だと思います。
私の地元の西金砂神社は6年巡りの小祭礼、
72年巡りの大祭礼、の祭礼があります。
どちらも春分の日に行われます。
特に72年に一度行われる大祭礼の意味は誰にもわかりません。
日本でもここだけの奇祭中の奇祭だと思います。
何度もブログに書いているので答えを知っている方もいるでしょう。
72年は歳差運動の周期でした。
春分点歳差は72年に1度ずれるのです。
365日をかけて太陽を測り72年かけて歳差運動を測っていた人々が残した足跡は冬至、クリスマス、お祭りとして今も残っています。
当初の目的からは大きく変わってしまっています。
しかし、72という数字は確かにそこで星や太陽の観測をしていた一族がいた証拠になるのではと思っています。
