万葉集1-12

間人皇后が詠んだ歌。
 
吾欲之 野嶋波見世追 底深伎 阿胡根能浦乃
 
珠曽不拾
 
わが欲りし 野島は見せつ 底深き 阿胡根の浦の 珠そ拾はぬ
 
<大意>
私の見たいと思っていた野島は見せてくださいました。しかしまだ海底深い阿胡根の浦の珠は拾っておりません。
 
和歌山県御坊市名田町野嶋あたり?
野嶋の南の湾か?
敬語が使っていないので斉明天皇の作ではなく実は中皇命(間人皇后)の代作。
歌の中に敬語がないそうです。
 
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宮古訳
 
 
吾欲之 野嶋波見世追 底深伎 阿胡根能浦乃
 
珠曽不拾
 
 
吾欲之=あぼの=金星の
 
野嶋波見世追=宿(空の位置)は見せつ=空の場所を見せる
 
底深伎=てみぎ=右手(女王の星)
 
阿胡根能浦乃=あこねのぼの=茜のぼの=茜の金星
茜色は夕焼けなので宵の明星。
明けの明星=男星
宵の明星=女星
 
茜社(あこねのやしろ)
通称は「あこねさん」
神社には赤畝がアカネになったように説明されていましたが間違いなく茜は金星(宵の明星)のことです。
なぜなら茜社の主祭神が
天牟羅雲命
水神=女神
 
蛭子命
蛭子命の影にはスサノオをかくしてあります。
(エビスはスサノオの子孫) 
スサノオは牛頭天王と呼ばれています。
 
水の神 龍蛇姫 ヒ
日の神 牛王  ハル
 
の夫婦神を祀った神社なのです。
 
創建が986年だそうですけと多分江戸初期あたりでしょう。
茜社の主祭神やその他の説明があまりに杜撰です。
牛神は氏神からとか…笑えます。
祈祷師が通う隠れた名所なのですから巫女神が祀られてあったような由縁があるのかもしれません。
女性宮司さんがいらっしゃるので何か意味があると思います。
とにかく神社は真実を面に出すことがないのです。
 
 
珠曽不拾=すそふち=裾縁=山の麓
『すそふち』とは山の麓の意。
 
金星の場所を見せてあげる。女王様の拝する宵の明星は山の裾だよ。
 
間人皇后の歌からはかなり遠くなりましたね。
 
茜は夕焼けで暁は朝焼けです。
どちらも金星の別称なのです。
 「のぼの」は金星そのものを表しています、
前ブログでヤマトタケルとは金星で甕星香々背男味方だと比定しました。
ヤマトタケルは固有名詞ではありません。
ヤマト=倭国の
タケル=武(ブ、ム)=王(オオキミ)=長
言わば役職名なのです。
だからヤマトタケルは代々いると考えて下さい。
 
前ブログでアズの子孫はアヅミ、アヅマと呼ばれていたと書きました。
アズはアソ、ウス、アサマなど火山を表す言葉です。
ヤマトタケルの別名がヲウス。
はやり火山なのです。
それとヤマトオグナ。
童男=オグナはワラシですからイメージ的にミトラを思い起こさせます。
ミトラは少年で表現されています。
ミトラは太陽光線なので常に若い、新鮮なのです。
泉もまた同じことです。
若=童=ミトラです。
 
ヤマトタケルは各地で「我が妻」と叫んでいますが、「我が妻」ではなくアヅマ=火山です。
 
その中に足柄山があります。
 
茜(あこね)社と箱根神社(はこね)が似ています。
<あこね>と<はこね>
もちろん箱根神社も火山の中にあります。
根拠がわかったらまた発表します。
 
ではまた。
 

はじめての本です。よろしくお願いします。

 
 
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