莫囂圓隣之 大相七兄爪謁気 吾瀬子之 射立為兼 五可新何本
五可新何本→厳橿の本
厳橿は梅の木だと前ブログで説明しました。
厳橿の本を更に調べてたところかなり重要なワードであることが判明しました。
崇神天皇6年に、宮中に奉祀していた天照大神を
笠縫邑(かさぬいむら)に移し豊鍬入媛命に託して祀らせました。
笠縫邑は大嘗祭、豊明節会の起源に関係する土地との説がある。
垂仁天皇起25年3月丙申条に倭姫は天照大神を磯城の厳橿の本に祀った。
厳橿は神霊の神木で、崇神朝(崇神6年)に磯堅城の神籬を立てた。
古語拾遺には「磯城の神籬(ひもろぎ)」とあり「磯城の厳橿の本」と「磯堅城の神籬」は同所とも考えられる。
wikiより
要約すると崇神記6年に宮中に祀られていた天照大神を笠縫邑の磯堅城に移し、豊鍬入媛命に祀らせ「磯堅の神籬」とした。
その場所は厳橿の本で厳橿は神霊の神木である。
垂仁天皇紀(崇神天皇息子)25年3月丙申条に倭姫は天照大神を磯城の厳橿の本に祀った。
崇神天皇と垂仁天皇親子が天照大神を厳橿の本に祀りどちらも神籬とした。
磯城と磯堅はと同じ場所では?
同じ場所に年代を変え祀るのはどうしてなのか?
崇神も垂仁も生没年不詳なのに天皇になってから6年とか25年とか、そこだけははっきりしているのが不思議です。
それも笠縫邑の場所もわかりません。
奈良県のどこかだそうです。
こう言う文章は山程あるので信用に足りません。
しかし、厳橿の本に天照大神を祀り神籬にした。
額田王が詠んだ歌の厳橿の本と同じ場所なのでしょうか?
莫囂圓隣之 大相七兄爪謁気 吾瀬子之 射立為兼 五可新何本
莫囂円隣之 大相七兄爪謁気
牧入りの 大穴津湯気(しぶき)
吾瀬子之 射立為兼 五可新何本
我が子が 真っ直ぐに立つ 梅の木の本
(宮古訳)
私の訳によると額田王は群馬県四万温泉に行きました。
磯城と磯堅にこだわる意味があるのです。
こちらの候補地が長野県と群馬県にあります。
裏が取れたら発表します。
私は額田王の詠んだ歌の通り厳橿の本は群馬県にあったと感じます。
そしてヤマト王権と言う幻の歴史を捏造する為に東(吾妻)の国(群馬、栃木、茨城、神奈川)にあった歴史をそっくり奈良県に移動したのだと思います。
後に京都に移します。
なぜなら厳橿の本(梅の木)の意味がわかれば崇神、垂仁が成り立たなくなるからです。
厳橿とは、なんぞや?
厳(いず)の転化からご紹介します。
厳→伊豆→出流(いずる)
出流→出水→泉
出る(いず)→新しい山が出来る(噴火)
出る→子供が生まれる
橿→堅木→樹木一般の呼び名。
梅は楳とも書きます。
楳は某でした。
梅→楳→某
口に含むと美味い、甘い(うまい)木と言う意味です。
発音は(mbai)中国語ですね。
mは発音せず飲み込む感じで、ンかムです。
bai はバイです。
(ム)バイと同発音の漢字は沢山あります。
黒、墨、黙、海、馬
この字を忘れないで下さい。
後々に某と同じ意味を持たせて使われていきます。
某=子が授かるように祈るのに用いる木=楳
産め=「梅」と言う漢字を借りている
祈るのは斎宮(巫女)ではなく巫女王です。
某→それがし
それがしとはハッキリさせずぼやかす為にある言葉になりました。
ソレガシ→シレカシに転化しました。
シレカシと言う名前を持つのは仁徳天皇です。
シレカシとは梅ですから仁徳天皇は呼び名は梅です。
男に梅は成立しません。
崇神も仁徳も天照大神を祀らせたのは豊鍬入媛と倭姫姫です。
この二人は斎宮(巫女)ですが、男天皇中心の天皇血筋の女性です。
ただの巫女では駄目なのです。
某→甘い木は美味い木以外に大きな意味を持っています。
甘い→天→天の河→天の河の女神
天の河の女神が授けた尊い神聖な木なのです。
何が尊いかと言うと天の河の女神(メソポタミア天の女神Ann女神信仰)と同じです。
天の河の女神は死後の行先を決める女王なのです。
それが後々仏教やヒンドゥー教の閻魔大王に男性化していくのです。
だから大嘗祭と関係があるのです。
大嘗祭はお隠れになった天皇の魂を次の天皇の身体に入れる儀式です。男衾(オブスマ)と言う男の子宮から生まれる世にも奇妙な儀式なのです。
オブスマは女性の子宮でしたが男王を立てる為に無理やり男衾にしたのでしょう。
滑稽なことです。
大嘗祭の真実の意味を知ったら今の天皇なんて砂粒のように飛んで無くなります。常に砂上の楼閣にいることは間違いありません。
日本以外の国(中国、ロシア、朝鮮)では公然の秘密だからです。
梅は生まれ変わりと関係があるのです。
巫女王が梅の木の本で祈ると後継を授かったのかもしれません。
女王の乳を貰い乳することでその男の子の将来は決まります。
女王の側に使える将軍(親衛隊長、近衛兵)となります。
それを騰宮(東宮)と言い、将来は女王のお婿さん候補です。
女王→皇帝→帝→バッティ→女王
天皇→女性皇帝の家来
男の子から見れば女王は乳母と言う呼び方もされます。
乳母とは女王のことで、祖母山、姥山、は女王山と言う意味です。
厳橿の本は梅の木でした。
女王様が祈り子を授けてもらう木。
ボンクラ二世を授けて貰うのではなく同じ能力を有した旧知の魂を導くことが出来たのです。
ネパールのクマリ、チベットのダライラマなどに生まれ変わりのシステムが残っているように感じます。