政治が政治でなくなっている状態が今の地球です。
日本ばかりでなく世界は乱れに乱れています。
国家的不正、改竄、削除。
国家的詐欺。
少し前まで透明な水が流れていると思っていたのに、目を凝らしてよく見ると溜まり水の上澄みを見ていただけに過ぎなかったわけです。
底は泥水でかき回せばゴミアクタがどんどん真っ黒な水の中に混ざっているのがわかったのです。
そう言う事ってスピリチュアル的に見てどうなのか？
考察してみました。
おそらく『試練』の時なのだとか、
いつものごとく魂の救済が起きる時などと言ういかがわしい答えが出るでしょう。
しかし現実は違います。
現実から考察して行きましょう。
※日本や世界で現実に起きている事
①男尊女卑社会がより明確化
②弱き者は悪だと言う優生学的社会
《少しわかりづらいので解説しますと
力の強い者が正義であって弱き者は足手まとい＝悪と言う考え方です。》
だから、障害者は省かれても当然でした。
強き者に従わない人も異端者として省かれます。
(ヨーロッパのロマ、ミャンマーのロヒンギャ族、クルド族、琉球、アイヌなど
全て、体制に従わず独特の文化をもった人々の集団)
さて、具体的男尊女卑から例にとってあげてみましょう。
『男系男子』とは父系の長男を後継に据える事を言います。
皇室の決まりです、これを習いに庶民に広く知れ渡り同じ事をしています。
男系男子が男尊女卑を生む悪因です。
男系男子がいつからなぜ始まったのかは問題でなく、ただひたすら疑問も持たず踏襲し続ける事が心(魂)の進化を止めています。
男系男子を当たり前として続ける事は、全ての可能性を排除したくさんのイザコザを作る原因となるのです。
男系男子と言うだけで女性の地位はないも同然です。
男性は全てにおいて優先的に処理され女性はわずかな残席に甘んじる他はなく可能性の窓は限りなく小さくなります。
わずかな残席を巡り女性同士の競争が始まります。(女性の男性化)
社会構造も全く同じ事が起きています。
子供を生む女性が大事にされていないのです。
無神経な男供が中心で社会を作るものだから子供が増えません。
家族で言えば男の子は真綿に包まれ大事に育てられ女の子は母親のアシスタントであり足手まといな立ち位置におかれます。
母親の心の愛情配分は役に立たない男の子でも100%褒めるべき対象であり賢くなんでもできる女の子は当たり前なので配分0%なのです。
0％は大袈裟だと言う人は自分は母親に褒められたい優等生(疑問を持たず親の言う事なんでも聞く子)だったと自覚して下さい。
それが母娘へと引き継がれ娘も母親と同じ行動をとります。
そしておかしいと気付いたらやめるべきです。
自分が長男で大切にされた方は、他の兄弟姉妹がどんな風に扱われていたか考えて下さい。
「そんな別に普通だよ」などと答える人は鈍感で自分の見たいものしか見ないご都合主義な人です。
長男が大切にされている裏側で粗末に扱われている存在に気付くべきです。
気付けない人は、自分も知らず知らずに女性蔑視、次子蔑視をしています。
女の子なんだから、女の子らしく、とかはそれを求める根底に母親に男の子だからと言うだけで大切にされた無意識の思いがあるからです。
それを単純にマザコンと斬って捨てる事は出来ません。
そのマザコンは代々受け継がれているからです。
男系男子が男尊女卑に繋がる背景は家族の中に巣食っています。
その男系男子の見えざる固定観念が、集団意識として魂の成長を阻んでいます。
世の宗教を見てください。
神は男ですか？
女ですか？
男を神にしている宗教は罪悪感ばかり教え魂の成長を促しません。
逆に阻んでいます。
いつも思いますが、男を生むのは女なのです。
宗教の身勝手なところは神を生んだ母は女神とか国母になり特別な存在になります。
宗教の言わんとする事は法の元での平等なんですから大きな矛盾を生じさせます。
国と同じですね。
平等の難しい事ったらありません。
神を産まない女性は特別ではないのです。
既に矛盾ですね。
なぜ神を産むと特別なのか？
産まれた子が神だから？
あら、長男を生んだ女性と男の子に恵まれない女性の構図によく似ていますね。
男の子は特別だからです。
区別、差別の始まりは男神型宗教にあったのです。
男女どちらかを優先にするだけで世の中は大きく変わって行きます。
縄文型社会が何万年も平和に続いたのは、母系型社会だからと言われています。
それに比べてここ2千年を振り返っても戦争が無くなった試しがありません。
家族の跡取り問題が社会と繋がっているなんて想像に難いでしょう。
しかし男系男子の慣習が無くなれば男女平等の世の中になる可能性があります。
男女関係なく本当の能力社会が訪れるはずです。
新しい事の訪れは古い習慣を捨て去る事でしか実現しません。
※一つ断っておきますが私は天皇推進派ではありません。
天皇家は税金に頼らず自立して生きるべきだと考えています。
明治から始まった3世1系？ですから。
決して万世一系などではありません。