星座占いの原型はメソポタミアにあります。
メソポタミアの天文観測による日月食の記録や彗星の出現記録、惑星の運行記録が残されています。
占星術も古代メソポタミアから行われていました。
天空の変化を重要視することで人間の運命も占おうとしたのです。
その星座がバビロニア、アラビア、エジプト、ギリシャ、ローマ、現代に神話の内容を変えて伝わって行きました。
さて、星座占いは日本にも伝わって来ています。
それがどのように伝わって来たのかは星座の原点から見ればわかるのではないかとメソポタミアの星座を調べてみることにしました。
紀元前1530年頃
星座を作ったのはカルデア人だと言われています。
「カルデア人の羊飼いが夜ごと空を見上げて作った」と言う話は世界中のプラネタリウムの解説で繰り返し説明されています。
✨星は天の羊
✨王様や長老は羊飼い
✨市民は羊
というような認識がありました。
カルデア人は海の民とも言われており星座を航海に役立てたのです。
カルデア人の中国名は燕です。
先ずはメソポタミア星座の射手座から行きます。
私は射手座なんですが射手座の原型はこんな感じです。
Pabilsag(パピルサグ)
Pabil 先祖
sag 長
先祖の長?
意味がわからないですよね。
犬や蠍???羽?それに男性自身が....‼️
なんの事かわからないようですが、全て理由があるのです。
射手座は男性星座と言われています。
ですから射手座の女性は星座の中で一番男性っぽいのです。
女性の肉体と男性の精神を持っているので陰陽のバランスが取れています。
逆に射手座の男性は心のバランスをとるのが難しいかもしれません。
成功するまでの辛抱が苦しいでしょう。
守護星はジュピター(木星)。
成功の極地にお住まいですから。
Pabil 長く張った幕
Pavilion 園遊会などのテント、天幕
papillon パピヨン フランス語の蝶
羽が真っ直ぐ広がっている。
星の天幕に住むのは神。
幕屋のキリスト。
幕府の中心にいるのは将軍様。
羊膜に包まれているのは赤ちゃん。
幕とはとても深い意味があるのです。
射手座は冬の星座です。
冬は草木が枯れて冬の芽吹きまでエネルギーを蓄えじっと過ごす時期なのです。
生まれ変わるまでの時期。
季節に例えれば 冬
時間に例えれば 夜
人生に例えれば 霊界、冥界
射手座は夜の帳を降ろす役割を担った星座なのです。
冬の夕暮れはつるべ落とし、あっという間に太陽が沈んでしまいます。
夜のカーテンを引くには足の早い馬でなくてはなりません。
空のカーテンですから鳥の羽根も必要です。
霊界の案内人の犬(アヌビス)も連れて行かなくてはなりません。
Aunbis アヌビスは狐ともジャッカルとも言われています。
エジプトでは輿の上にいたりミイラをつくったりする神になっています。
Aun ( 天の神) ≒ INANNA イナンナ
(シュメールの女神)
bis 2度、再び
アヌビスは天の神のお使いで魂を次の生まれ変わる場所に道案内する役目があるのでとても忙しいbusy です。
道案内の神、水先案内人。
稲荷信仰のルーツではないかと思います。
やはりお稲荷様は豊受姫のお使いなので
す。
狐に化かされて道に迷った話などの話もアヌビス神から来ているのではないかと思います。
蠍には以前まで挟みの先に天秤を持っていました。
scorp 見える、視界
蠍座には蠍の火(アンタレス)と言う明るい星があります。
闇を照らすその光で死者の魂を天秤にかけます。
どんなに隠しても遠くまで見通すアンタレスの光は魂の行く末(生まれ変わる先)を決定します。
すると射手座の矢が放たれ転生先に飛んで行きます。
矢は鳥になりどこかの女性が身籠もります。
鳥が赤ちゃんを運んで来るのです。
魂が赤ちゃんに入るまでの間をアヌビスが案内するというわけです。
蠍座は赤ちゃんを授ける女性星と同時に今世のカルマを裁く閻魔様のような役割があります。
現実的な世界と霊的世界にまたがっている星座が蠍座。
昼と夜の間の夕暮れが蠍座。
蠍座はとても複雑な性格をしています。
現実に起きている事を注意深く観察し意味を求めます。
知的な哲学者のようです。
だから考えなしの軽い行動をする人は大っ嫌いです。
深淵で静かなムードが不思議な魅力を醸し出して男女共に人を惹きつけます。
しかし深い考えを理解されることは難しいでしょう。
何故なら表現するのが苦手であり、どうせ誰にもわかりっこないとどこかで諦めているからです。
自己表現を助けてくれる異性に出会えば人生薔薇色でしょう。
会えなければ努力して探して下さい。
蠍座は異性で変化する星座です。