蔵王権現に会った人が二人います。
一人目が役小角(えんのおづぬ)です。
役の小角が蔵王権現と出会った場所は二箇所あります。
吉野の金峯山 示現した
愛媛県の石鎚山 星の森で修行中に顕現した
二人目は空海です。
空海は役小角と同じ石鎚山で星供養の修行の時に現れています。
役小角は631年〜701年
空海は774年〜835年
似たような話しですが、蔵王権現を彫ったのは役小角らしいです。
ハッキリ言ってどちらも嘘です。
蔵王権現は、女性だからです。
蔵(子宮)を持つ神は女性です。
男の姿に変えた蔵王権現はありえません。
洞窟が神殿であった頃山も又女性でした。
山の頂の膨らんだ姿を女神の妊娠したお腹に例えていました。
生み出すのは女性なのです。
山も女神、洞窟から湧き出る水も女神なのです。
臺(ウテナ)とは蔵(子宮)があり高い所。
高い山から滲み出る伏流水を司る女王を表しています。
それが雨を降らせることが出来る巫女王のことです。
巫女王は河の女神と呼ばれます。
インドのガンジス川を神格した女神が
Gangamataji 母なるガンガーと言います。
ガンガーの乗り物(バーハナ)がワニのクンビーラ(水運の神)です。
クンビーラは、日本では金比羅様になっています。
では、ガンガーは何になっているのでしょうか?
弁財天になっています。
saras vati (サラスバッティ)
インド幻の河 サラス河の女神です。
saras≒水 vati≒女神
どうしてガンジス河からサラス河に変わってしまったのでしょうか?
ガンガーには姉がいました。
par vati 山の娘 (パール バッティ)です。
parは同等と言う意味でしたから彼女達は山と河の双子と言う事になります。
二人はヒマラヤの山神ヒマヴァットの娘達でした。
中国に渡るとganga は漢で表されました。
gangaも漢も河を意味します。
中国には漢水と言う川があります。
漢には元々「おとこ」と言う意味はありません。
「おとこ」と言う意味を持たせたのは紀元後4.5世紀の頃からです。
蔵王権現が男になり、ガンガーが日本に入った時にサラス変わりました。
なぜなの?
漢は天漢と言い天の川の事です。
ガンガーは天の川の女神で下界が汚れてきた時に天から雨を降らせて下界を清められたのです。
権現と言うのは神の下半身と言う意味で上半身は女神なのです。
ずっと女神信仰だったのにある時を境に神は男になってしまいました。
誰がやったの?
現在では跡形もなく女神は男神の添え物扱いです。
それについては④で。
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