豊玉姫は高木の一族で母は豊秋津姫、瓊々杵命(二二ギノミコト)の姉になります。
高木の一族は日本に機織りの技術をもたらしました。
当時の織物は、絹ではなくカラムシ織です。
絹織物はもっと後の時代に入ってきます。
古代より人は虫との戦いでした。
(寄生虫も)
カラムシは防虫効果の高い植物で、煎じて飲むこともできます。
現代でもカラムシ織物は高級品です。
カラムシは丈夫な植物ではないのでコンパニオンプランツとして、カラムシの畑の周りには麻が植えられました。
カラムシは青麻(あおそ)と呼ばれます。
今では雑草にしか見られていないですが
時代で価値観は大きく変わります。
宝石に関しても今ではダイヤが一番ですが当時は玉(ぎょく)と呼ばれた翡翠が尊ばれていました。
不老不死の霊力を持った石として秦の始皇帝は遺体を翡翠で覆ったくらいです。
玉座、玉は最高級の褒め言葉です。
玉の字のつく姫は
豊玉姫
埼玉姫【サキタマヒメ(木花咲弥姫の別名)】
しかいません。
豊玉姫は水脈鉱脈探査集団の代表者
埼玉姫は鉄製造集団の代表者
二人は常に行動を共にしていました。
二人の共通点は夫と別れて子供を生んだと言うことです。
記紀にはそんな事は書いてありませんが二人を示唆させるような記述が「山幸彦 海幸彦」の中あります。
山幸彦海幸彦の母として登場しています。
豊玉姫の生んだ子供を育てる妹姫の玉依姫が出てきます。
玉依姫は育てた甥と結婚すると言う不自然なストーリーになっています。
玉依姫は三人います。
時代も環境も違う三人の玉依姫を一緒にして話を構築してあるのです。
埼玉姫と豊玉姫と三人の玉依姫をただの神話の中に押し込めています。
三人の玉依姫について次に書いて行きます。
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