映画<ゼロの焦点>

 

 

 その3人の作家とは、、三島由紀夫、、司馬遼太郎、そして石原慎太郎のこと

 である、、なぜならオレは今まで、かなりの長い時間、雑誌やTV録画などを

 我が師匠、松本清張と彼が活躍した時代が好きで、興味を持って当時の雑誌や

 対談、、TV録画、、そして昔の文藝春秋誌上の、記事などを思い出して見た

 のだが、、多分オレの知識と教養が足りないことは、十二分に認めた上で 

 オレはこの3人の作家が、、、ほとんど、いやオレが知る限りは、一度も、

 同時代を生きた松本清張と対談、TV番組などで共演したのを見た事がない

 

 

 もちろん司馬遼太郎や石原慎太郎が、名前を上げて松本清張の作品をバカに

 したことはなかったが、、オレだってもう60年も人生をやっているんだ、

 相手を無視する→取り上げないという事は、キライ、いや好きじゃない事を

 意味するんだ、、、三島由紀夫についてなら、オレは昔、彼が松本清張に

 ついて語ったあるエピソードを知っている、、それは昭和40年だったか

 ある出版社が企画した<日本文学全集>と言う出版計画があったんだが、

 その話を聞いた三島由紀夫は、< この文学全集に松本清張が入るんで

 あれば、僕は参加を辞退する、>と言ったと伝えられている、、これは

 オレの想像だが、当時超売れっ子作家の三島由紀夫<それは松本清張も

 同じだ>、、きっと自分の文学性と言うものを、松本清張なんかと一緒に

 されたくなかった、、つまり松本清張は、三島由紀夫にとっちゃ自分より

 下の、大衆文学、、大衆作家なんだ

 

 

 

 で、、今の21世紀には、かつて三島や、石原慎太郎が関わった、<文壇>と

 いうものが存在するのか?とオレは思う、、まあ存在するかもしれないが、、

 その中心メンバーが林真理子や村上春樹じゃ、、、まあ迫力、いや実力が

 違いすぎて比較にならない、、オレと松方弘樹がオンナの数を競うよ~な

 ものなんだ

 

 

 しかし文壇の権威や、、文学者の社会的な地位や、、、まあオレが目指した

 のは下手な画家だったが、あの頃は、今とは比較にならないほど、自分が

 太宰治や三島由紀夫になりたい青年は山ほどいた、そ~いうのを文学青年と

 言ったんだ、、、ところでオレって、このブログの<文才>と<画才>の、

 そのどっちの方が上なのか、、?、、、、これも比較になる以前なんだ、

 両方とも、ど下手以下なんだ、、、それを今日のオレは三島や司馬遼太郎

 石原慎太郎と自分を較べてしまうなんて、アホだからオレの人生は価値が

 あるんだ、、、、、

 

 

 

 

                # 文壇の権威、画壇の権威、、昔の話

 

 

 

 

 

 

                           ナナ