がん家系って、どういうコト?
こんにちは12月に入っても、暖かい日が多かったですが一気に寒波が来て寒くなりました今日は、「がん家系」について書きたいと思います以前も、遺伝性のがんのコト。をブログに書きましたが家族や親族の中に何人か、がんを経験された人がいる時に、よく使われる言葉のように感じます。あそこの家はがん家系だ、とかうちはがん家系だから…。とか軽く使われているのを聞きますが実はとてもセンシティブな言葉だと思います確かに、がんは遺伝するものもあり遺伝しやすいがん、というのも分かってきています乳がん、卵巣がん、前立腺がん、すい臓がんはBRCA1、BRCA2という遺伝子異常が関係していてこれが見つかった場合は、親子間で1/2の確率で遺伝する事が分かっています。でもそれは、全体の5~10%とごくわずかですこの他にも、もっと少ない割合ですが遺伝が関係する大腸がんや子宮体がんの原因となる遺伝子異常も分かっています。これらは、検査をしてみないと遺伝が関係しているかどうかは、分かりませんそして、遺伝が関係しているのもわずかなんです。これら以外のがんは、全く遺伝が関係していない事がほとんどです家族間で同じようながんに複数の人がなってしまう事がありますがこれは、遺伝性腫瘍ではなく、家族性腫瘍といい長年同じような食生活や生活習慣を送る中で同じようながんになてしまう、と考えられていますなので、がんは遺伝するという間違った思い込みで誤解や偏見を持つことが無くなって欲しいと考えていますがんの原因はタバコや偏った食事不規則な生活などの生活習慣やウイルスや細菌による感染によるもの生活環境に中にある発がん性物質そしてわずかですが、遺伝性のものもあります。でも、原因が分からないがんというのも実はたくさんありますどんなに生活習慣や健康に注意した生活を送っている人でも、がんになってしまう事がありそれは誰のせいでもありません子ども達にがんの事についてお話する「がん教育」の時にも、少し触れています。がんの原因は分からない物の方が多い事。自分の家族ががんになったからといって 生活習慣が悪いから、と決めつけないで欲しい事。自分もがんが遺伝するんじゃないかと必要以上に 不安になる必要はない事。これらを子ども達にも誤解のないように伝えています(小学校の教科書では、生活習慣病のトップにがんが出てきます)以前、がん教育でお邪魔した学校の養護教諭の先生とお話した時に結婚して妊娠した時、ご主人の親御さんに「がん家系」という言葉を言われて気にしていた、と言われた先生がありました。私のお話を聞いて、気持ちが軽くなったとおっしゃられましたまだまだ世の中には、「がん家系」という言葉に対する誤解や偏見が多い現状だと思います。以前のブログにいただいたコメントで「がん家系」という言葉はがん患者さんが言われたくないワードにランキングされている、とありました。それくらい、当事者の方にとってはセンシティブな言葉なんだという事を理解して、安易に「がん家系」という言葉を使って欲しくないな、と思っています今日も最後まで読んでいただきありがとうございました