今日はテーマを変えて、本・読書について書いてみようかなと思います。

今では、本を読みたいと思うようになりましたが、昔はそうでもありませんでした。

本を読むスピードも非常に遅く、またすぐに飽きてしまったり、集中力が持続できず、本を読んでいる時間がもったいないと考えていたのです。

しかし、あることがきっかけとなり、それまでの自分の気持ち、考え方ががらっと変化したのです。

今日は、そのきっかけについてお話したいと思います。

 

時はさかのぼること、いまから3年ほど前、2013年の秋のことでした。

当時、私は商業ビルのビル管理会社に勤務していました。

4人、5人くらいのスタッフで勤務シフトを組み、24時間365日をローテーションで常駐勤務しておりました。

日勤(9時~18時)、24(9時~翌9時)、明け(24の帰り)、休み(1日休み)の4パターンの勤務を順番に行なっていくローテーションでした。

その日は、日勤で18時に仕事を終え、帰宅し、いつもと変わらずに翌日の24時間勤務に備えて、普段通りに就寝しました。

床に着くまで、まったく普段と何一つ変わったところはありませんでした。

どのくらい時間がたったのでしょうか。。。

ふと、ぼんやりと瞼が開き、頭がぼーっとしておりました。

寝ぼけているのだろうと思いましたが、なぜか時計が目に入り、深夜3時すぎ。。。

なんでこんな時間に・・・ トイレに行きたくなったわけでもなしに、なぜか妙に熱っぽい。

意識が朦朧としているなか、腕が勝手に痙攣し始めたのです。

まるで、誰かが私の腕を揺さぶっているような不思議な感覚に襲われたのです。

気持ち悪いな。。。 自分で震える腕を抑えつけようと、震えを止めようと試みましたが、依然としてその痙攣は止まりませんでした。

虫の知らせだろうかとも思いました。

夜中に自然と目が覚めて、自分の意志とは無関係に勝手に震えだす腕、そしてそれを止めようとしても止められない摩訶不思議な状況に包まれていました。

なんだかだんだんと息苦しくなってきたようで、胸に手をあてると心臓の鼓動が感じられません。

手首に指をあて、脈が、脈がない・・・!?

自分はいまどんな状況なんだろう、死んでいるのだろうか、訳が分からないまま、熱を計ってみようと体温計で計測してみました。

 

ピピッ ピピッ ピピッ (デジタル体温計なのです^^)

ふと見ると、40℃・・・ え・・・? なにこれ・・・ 狐につままれたような、夢でも見ているのかな?

自分で自分のほっぺたをつねってみました。 痛い! 意識が朦朧としていても痛みは感じるようだ。

寝るときまでは、普段となんら変わることなくいつも通りだったのだが、寝てる間に40℃まで発熱することがあるのだろうか。。。

立ち上がろうとすると、身体がふらつき、まっすぐ歩けない。壁に手をあてながらゆっくりと歩くのがやっとでした。

少しおでこを冷やしながら、朝まで様子を見ることにした。

しかし、熱は下がらなかった。

職場へ連絡し(24時間泊まり勤務の方に伝えた)、今日は大事をとって休むことにした。

近くの病院へ行ってみたが、早朝の時間外は受け付けておらず、24時間救急外来を受け付けている総合病院へ行くことになりました。

 

病院の待合室の椅子に座っていましたが、なぜかひどくしんどかったのです。

椅子に座るのですから、普通に考えれば楽だと思われますが、座る・腰かけるという体勢ですら、非常につらかったのです。

とにかく横になりたい。

時間外ということもあって、急患は他には誰もおらず、私一人だけ長椅子に横になって休ませていただきました。

熱さましの解熱剤をもらい、胸部X線検査を受け、その間、ベッドで点滴を受けていました。

点滴の効果は非常によく効いて、30分後には、全身が汗びっしょりでベッドに(身体の下に)ビニールシートを敷かれ、頭もスッキリしてきました。

体温を計ってみたら35℃・・・ え??

汗をかくと体温が下がるのは知っていたけれど、40℃あった体温が35℃・・・??

それにしてもものすごいさがりよう・・・(@^∇^@)

これでもう治った、そう思っていたところへ先生から驚愕の診断を聞かされることになるのです。

 

「軽い肺炎だよ。 どうしてこんなになるまで 放っておいたんだ?」

 

え・・・ は、はいえん??

放っておいた覚えはなく、昨夜寝るときまで普段と何も変わらず、寝ていたら夜中に突然目が覚めて・・・

しかも、あれで「軽い」症状なのか・・・?? 椅子に座ってるだけでも、とんでもなく辛かったぞ・・・

肺炎は、高齢者で死亡率が高い病気ということがよ~くわかりました。

高齢者でなくても、あんなにつらいとは、体力があっても、身体の力を吸い取られてしまうように、ものすごく、しんどく疲労感しか感じなくなるくらいでした。

 

「とにかく入院だからね。 抗生物質を点滴し続けるから」

 

熱もすっかり下がりました。頭もスッキリして、治ったみたいです。

 

「それは点滴が効いてるからだよ。 まだ治ってないんだから 2週間くらいは入院だからね。帰っちゃだめだよ」

 

病院の先生に怒られてしまいました^^;;

 

かくして、2週間、病院に監禁されてしまう羽目になってしまったのです。。。

 

病室では、毎日3回の点滴と、3食の食事、睡眠、有料のテレビを見る、

そのくらいしか許されていませんでした。

点滴のおかげで高熱は出なくなりましたが、絶対安静という厳しい指示があり、毎日が非常に暇で暇で仕方ありませんでした。

 

そこで病院の売店で買った本を読むことにしました。

この本が、私に読書習慣をもたらしてくれたきっかけになってくれたのです。

ご紹介しますね。

「その時までサヨナラ」 山田悠介:著 文芸社文庫

まえがき・あとがき・解説 などはなく、ページをめくると本文から始まります。

入院生活2週間、たっぷりと時間はありました。

クライマックスでは、映画のラストシーンを観ているかのようで、鼻がでてきました。

目がウルウル、鼻をすすりながら文字を追いかけるような感じです。

ちょうどそのとき、これがまたタイミングが良いのか悪いのか、看護師さんが点滴の巡回に来られ、私が鼻をすすっていたものだから、

「あら? 風邪ひいちゃった?」 なんて聞いてきました (^o^)

ちょっとジ~ンとする本を読んでいて・・・

「あら、そうなの?^^」 看護師さんもニコニコしていました。

いままで本はめったに読まなかった自分でしたが、読書は案外楽しくて、感動もできるし、他の本も読んでみたいなと思うようになったのです。

 

自分が読んだ本の記録、感想などもこれから書いていきたいと思います。

 

1冊の本を読むと、1本の映画を観たような、そんな感覚も味わえる気がします。

「いや~ 読書って ほんっとに いいもんですねぇ~。」

(金曜ロードショーの映画、昔はよく観てましたよ^^ 水野さん(故)。。。)