お金×勤労×物×幸福の関係 ③ | リアルを語るコラムニスト

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さて、前回と前々回で、お金、勤労、物について解説してきました。
今回は最終回ということで、幸福について解説していきます。


いきなりですが、あなたが不治の病にかかってしまい、あと1週間しか生きることが出来ないとしたらどうしますか?

貯金していたお金で思い残すことなく豪遊する。

会社を辞めて、好きなことをする。

などでしょう。


では、もう一つ質問。

不治の病にかかったものの、あと3年しか生きることが出来ないとしたらどうしますか?

家族や友人と穏やかに過ごしたい。

家族や友人になにか思い出になるようなことをしたい。

などと考えませんか?


同じ寿命に関する質問なのに、死ぬまでの期間が違うだけで、こうも結果が変わるのが、とても不思議ですよね(笑)

しかし、これが自分の人生に対して望んでいる答えと言えるのではないでしょうか?

つまり、人は短期的な幸せについては物欲や自己満足的なことで満たそうとし、

長期的な幸せについては物欲などではなく、他者との絆で満たそうとする。


これは私のオリジナルの話ではなく、南雲吉則さんという医師の言葉なんです(笑)
かなり説得力ある話だと思いませんか?


つまり、これから長い人生をおくることが出来る人の幸福とは物欲では満たせないという事です。

車だろうが、家だろうが、ブランド品だろうが、物なんて、あなたの人生を幸せにしてくれはしないのです。

この事実をしっかりと受け止めるべきです。
そして、あなたにとっての幸せをちゃんと考え、明確にして、ブレないことです。

人生の途中で「やっぱり車も欲しいよね~」なんてブレていたら、あなたは幸せになれません。
だって、自分にとっての幸福はなんなのか見失っているわけだから。


最後にお金、勤労、物の優先順位を論理的に説明しようと思います。

3位(最下位)・・・物
物は必要最低限あれば良い。
高い車や、大きな家、ブランド品は無駄である。
あなたは物で幸せになることは無い。

2位・・・勤労
以前に説明している通り、働くことに努力しても、あなたが期待するほどは報われない。
しかし、働かなくては最低限の物を買うお金がもらえないので、仕方なく働くしかない。
しかし、妙なやる気を出してテンションを上げて、前向きに働く必要はない。
イヤイヤ働き、最低限のお金を稼げば良いのだ。


1位・・・お金
ヘドが出る資本主義社会で生きるためには、やっぱりお金が必要である。
しかし、車や家と違い、お金はたくさん持っても維持費はかからない。
だから高い車やブランド品のような無駄な物には一切お金を使わずに、生きる為だけにお金を使おう。
そうすれば、きっとあなたは合理的な人生を歩むことができ、自分の人生が物欲で埋もれることはなく、人との絆を大切にし、幸福だと思える日々を送ることができる。