お金×勤労×物×幸福の関係 ②

前回の続きです。

前回は勤労について解説しましたが、今回は物とお金の関係について解説していきます。


物を所有すること、お金を所有すること、どちらがコストがかかりますか？

質問が分かりづらいですかね（笑）
質問を変えましょう。

３００万円の車を持ちつづける事と、３００万円の現金を持ち続けることはどちらがコストがかかりますか？

答えは簡単。

お金を持ち続ける方がコストはかかりません。

車は税金、整備費、保険料など、ランニングコストが色々かかります。

つまり、物を持つという行為は、持った後にも金がかかるという事です。

「当たり前の事を偉そうに言うな」と思う人もいるかもしれませんが、この当たり前の事を心の底から理解している人は殆どいません。

その証拠に、殆どの人が高級な車、大きな家、高級な服や腕時計に憧れていて、いつか手に入れたいと夢見てますよね。

そして、夢見た物を手に入れた後の維持費については考えませんよね。

だから、殆どの人はローンまでして車を買ってしまうのです。

本来、車は目的地まで人を運ぶための物です。

それだけの目的であれば、中古車や軽自動車で良いはずです。

しかし、なぜ多くの人は無駄に高い車をローンをしてまで買うのでしょうか？

軽自動車にすれば、維持費も安くなり余ったお金は持ち続けることができるのに。

さらに余ったお金を持ち続けることにコストはかからないのに。

今、資本主義社会で行われてる事実は簡単に言うと下記の様なことです。

「300万円持った人がさらに200万円のローンを組んで500万円の車を買う。」

アホらしいと思いませんか？

300万円持ってたら100万円の中古車を買い、余った200万円は取り敢えず持っとく。

これが合理的な生き方であり、合理的な考え方です。

なんでもかんでもローンを組むな、と単細胞なことを言っているわけではありません。

必要最低限の物だけ持てば良い。と言っているのです。

最低限の物だけでは生きている楽しみが無いので、趣味や少しの贅沢も必要だと思います。

しかし、

人を目的地に運ぶだけの物(車)に大金を払うのは無駄だと言いたいのです。

タワーマンションの高層階を何億円も出して購入するのは無駄だと言いたいのです。

時間を知るためだけの腕時計に何百万円も出すのが無駄だと言いたいのです。

営業マンはスーツが必要ですが、何十万円もするスーツは無駄だと言いたいのです。

お金の出し入れに使うサイフに何万円するブランド品を買うことは無駄だと言いたいのです。

これだけ食品偽装が蔓延しているのに、根拠もなく国産品の食材は安心だと考えて高い金額を払っている事は無駄だと言いたいのです

ここまで書くと、一つの事実が出てきます。

「資本主義社会は、人に無駄遣いをさせることで社会を回している」
という事実です。

必要以上の物を買わせ、高いお金を手にすることで社会は回っているのです。


だから社会や人は、「たくさん働いて、たくさん稼げ！！それが正義だ！！」と言っているのです。
たくさん稼いで、たくさんお金を使ってくれないと社会が回らないから（笑）


でも、社会の要望に私たちが合わせる義務は何もないのです。
前回書いた通り、たくさん働いたって報われないのですから、適当に働いて、それ相応のお金をもらい、そのお金を必要最低限だけ使い、あとは大事にとっておけば良いのです。
せっかく稼いだお金を全部、社会に放り出す必要はないし、さらにお金を借りてまで社会に放り出す必要もないのです。


「でも、そんなことしたら社会が回らくなってしまうじゃないか！！」と言う人がいるかもしれません。

大丈夫です。
９９%以上の人は資本主義社会の無駄遣いループにはまってますから（笑）

私とあなただけがこの無駄遣いループから抜け出したくらいで、この資本主義社会は崩れません。
顔色ひとつ変えずにループし続けてくれますよ。


「必要最低限の物しか買わないで、余ったお金はどうするんだ？」
「お金は使わなくちゃ意味ないだろ？」
と言う人もいるでしょう。

その疑問は正しいです。

その疑問に対する答えが、私の人生に対する答えでもあります。


必要最低限の物しか買わず、無駄な物は極力買わず、お金だけがどんどん貯まっていく。
そうすれば、とっとと働くことを辞めて隠居生活ができる。
他人を蹴落とし、ウソをつく、資本主義社会という競争社会から、とっとと足を洗う事ができるのです。


あなたは、資本主義社会の中で働き続け、無駄使いループに入ったままで良いのですか？
それとも、働かず自由な隠居生活を送りたいですか？