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7月23日、埼玉県熊谷ドームで行われた第33回関東少年少女ハンドボール大会で三郷ハンドボールクラブ(ミサハン)が東久留米(東京)との決勝を14ー13と1点差で勝利し、2年ぶり5回目の関東制覇を成し遂げた。

関東制覇で全国へ

この試合、第1セットで5ー2と先行したミサハンは第2セットも2分過ぎまで7ー4と主導権をキープ。
このあとも高橋、青野の両エースが3連取するなどして好調に試合を進めていた。

11ー7と4点リードで迎えた最終セット。いきなり東久留米に2連取されたものの、ここから頼れるポイントゲッターの青野がカットイン、フリースロー、ミドルと3本のシュートをたたき込み、11ー6と5点リードを奪った時点で勝負ありと、多くの人がそう思ったに違いない。

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成長著しい高橋選手

しかし、つねに好勝負を演じてきたライバルはそう簡単に引き下がらなかった。
高くラインを上げたプレスディフェンスに対し、ミスを多発させた三郷に何度もターンオーバーが相次ぎ、このチャンスを確実にものにした東久留米が猛反撃に転じた。


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熱い声援を送るミサハン応援団

三郷は両エースがボール運び役に回ったことからシュートの決定打を欠いて得点が14で止まったまま。
残り21秒から東久留米の7mスローを許して1点差まで詰め寄られ、会場が大きくざわついた。

しかし、東久留米の反撃もここまで。ハーフライン付近へとドリブルで上がったところでタイムアップのブザーがなり、苦しみながらもミサハンセブンが2年ぶりの優勝が決まった。

「強敵の群馬に準決勝で勝てて、自分も含めて安心してしまったことが苦戦につながった感じです。やはり、どんな時でも東久留米には楽には勝たせてもらえませんね」と苦笑いした半村監督。

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8月4日から熱戦スタートとなる京都の全国大会に向けては「(青野と高橋の)2人以外の4人がいかにミスなく戦えるかにつきます。短い時間ながらその辺をしっかり練習し、2年前の優勝をもう一度狙いにいきます」と課題を明確にしながら決意を新たにした。

4日から熱戦スタート!

本大会を勝ち進めば3回戦で鹿児島代表の霧島と当たるケースもありえる。実現となれば3年連続の対戦となり11ー17で敗れた昨年の無念を晴らしたいところだ。

キャプテンでありエースの青野選手は「去年はウチがバテてやられてしまったので、チームプレーを多くして絶対に勝ちたいです」とキッパリ。 

右バックでコンビを組む高橋選手は、昨年度限りで活動を休止した坂戸クラブから移って半年。関東も全国も初めての経験とあって「大きな大会に出て勝負したいです。不安もあるけど期待もあります」と目を輝かせた。

プレーを始めた時はポストだったが「ボールが怖いから自分を強くしたいとGKを希望しました」と話す栗田選手は「1つひとつの試合を勝っていきたいです」と秘めた闘志を口にした。


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男子も3位と大健闘

一方、男子は準決勝で優勝した小金井HC(東京)に1点差で惜敗。「今度こそ嬉し涙を見たかったのですが」と菊池コーチも悔しがる結果になった。
それでも関東3位は立派な成績。埼玉2位として8月19〜20日の山形チェリーカップに出場することになっている。

心強い保護者のサポート

蒸し風呂のような会場で2日間の大会を終えた保護者たちもホッとひと息。
「1位と3位でどちらもよくがんばりました」と保護者会長の塩畑さんは笑顔をほころばせた。
「女子は2年前の優勝メンバーと同じ関東1位で京都に行けるのがうれしいです」(青野さん)「男女別の県外遠征で準備は大変ですが、みんなで協力しあってがんばってきます」(佐々木さん)と両副会長も満足気な表情を見せた。

元気よく入場行進曲!

そして本日(8月3日)、午後4時からの開会式を皮切りに翌4日からいよいよ熱戦がスタートする。
1回戦は同志社大会場で13時から滋賀県代表のJr.レイカーズと対戦。2回戦以降も強敵が控えているが、目標に向かって突き進むのみだ。

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