8月14日、ジョージアでの世界ユース(Uー19)選手権でアルジェリアとの予選リーグ最終戦に臨んだ日本はここまで2勝2敗。この試合をものにして予選3位での決勝トーナメント進出にチーム一丸となった。
前半20分過ぎから一気に加速
立ち上がり3ー1とした日本は左腕・徳田のミドルやGK堀田の好セーブなどで先行を続けた。
その後、なかなか接戦から抜け出せなかった日本だが、リバウンドの処理やパスミスなどの失点が抑えられると次第に日本ペースに。
20分以降は部井久アダムの強打や末岡のサイド、高野の連打などで一気に差を広げて17ー10で前半をターン。堀田の再三に渡るファインセーブも日本に勢いを与えた。
後半に入り、高野で先制した日本は直後の退場にも徳田のミドル、堀田に代わって入ったGK中村の好セーブでピンチをしのいだ。
このあとリバウンドを押し込まれるなどでアルジェリアの3連取を許すが、高野、アダムの連打と堀田の7mシャットアウトなどですぐにさま態勢を立て直した。
GK陣がピンチしのぐ
日本は12分過ぎから12分余り得点が止まり、23分には23ー18と5点差まで詰め寄られたが、高校2年生左腕の蔦谷がセンターからミドルを突き刺してようやく加点。
貴重な一投となった蔦谷のミドル!
このあとは両チームの得点の応酬が続く中、日本は山田のスピードプレーなどで得点を積み上げ、終盤には高野のポスト、阿部のミドル、徳田の速攻で3連取するラストスパート!
要所で徳田が大活躍!
29ー21で危なげなく勝利を握った日本は予選リーグ3位で初の決勝トーナメント進出を決定。この試合、チーム最多の8得点を奪った徳田がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。