「島へ戻ったら即シーカヤックをしよう!!」と李さんと約束していたが、雨が降り出しいっこうに止みそうにもありません。私はあきらめてシャワーを浴び髭を剃り、すっかり身奇麗になってクラブハウスへビールを飲みに出かけます。キリン一番絞りスクリュウボトルを一口二口飲みかけたころ、いまいましい雨は上がってしまいます。そんでもって李さんにうながされるままシーカヤックに乗り込み、普段着のまま出かけちゃいます。ダイブハウスのむさい男4人衆(私、李さん、Aさん、Tさん)で出発します。まずはペリリュー島方向の小島を目指して進みます。パドルはコツをつかんでくると扱いなれてきます。ただ目標を決めて真っ直ぐ進むのがちょっと難しいかな???目指していた対岸の小島は引き潮のためカヌーの腹が底に付いて進行不能になります。
この辺で李さんと互いのカメラを交換し、記念写真を撮り合う。それからCarp Islandの方へ引き返し、今度は島の周囲を右回りに散策することにします。途中強いスコールにみまわれ、海で侵食された岩棚の下で休憩します。「あー、ワイルドだなー!!自然を感じるなー!!」1/5周ぐらいした所で疲れてきたし夕食の時間も近づいてきたので帰路につきます。約1時間半のシーカヤックの冒険、とっても楽しかった!!時間が30分オーバーしたのですが延長料金はサービスのようです。(シーカヤック一人乗り1時間US$10也)
シーカヤックツアー (李さん撮影)
今日2度目のシャワーを浴びクラブハウスでビールを飲んでいると、大雨の中小型のクルーザーが桟橋に到着したようです。あまりにも強い雨足なので乗員は身動き取れないようです。10数分経過し小止みになると外国人の客4人と、背が高く頭に赤い広島カープの帽子をかぶったジイ様がクラブハウスに向かってきます。私は近づいてくる老人を見て瞬間的に気づきました。Carp Corporationの創始者、あの伝説の「岸川イタル氏」だと・・・。12年前に来たときよりもぷっくりとお腹がせり出し、少し右足を引きずって歩いているようです。急に懐かしくなってきます。近頃は政府の観光庁の仕事をしていて忙しいと聞いていたので、まさかこの時期にここで彼に会えるとは思ってもいなかったのです。
彼は到着するなり釣り竿を取り出し桟橋へ向かい釣りを始めます。そして30分ぐらいで4~5匹釣り上げ戻ってくるのです。自分の思うまま気の向くまま行動する姿は昔とちっとも変わっていません。彼の連れてきた4人の外国人は知り合いのドイツ人ダイバー達で、数日間CarpIsland Resortに滞在するらしい。
夕食時岸川氏より椰子の実からとったココナッツジュースがふるまわれます。ドブロクみたいな発酵臭を出しているが、味は爽やかな甘さでなかなか良いです。これを4ヶ月ほど寝かせるとココナッツ・ワインになるそうです。
食事中に12年前訪れた時のエピソード(田村氏のことやヤンマー発電機の修理)をすると、そんな記憶はあるものの私のことは覚えてないらしい。たくさんのお客さんが訪れているから無理も無い。食後はスタッフのサダム、マイク、李さん、ドイツの中年のおじさんなど皆で卓球大会が始まります。最後はサダムとドイツおじさんの一騎うち、おじさんも上手だったが体力の差でサダムがねじ伏せてしまった。「サダム君、相手は盛りを過ぎた初老の紳士、しかもお客さん、サービス業なんだから負けてやることもたまには必要なのですよ!!」バングラディッシュ出身の23歳の若者はまだ子供なのです。
