(5)宿と食事

エゾ期間中は走っている時だけでなく、ゴール後の宿泊施設や食事の問題にも気を使います。ゴール後、先ず洗濯、そして入浴、ミーティングを挟んで食事、洗濯を干してから明日の準備、そして睡眠とやることが山積みです。翌日が4時スタートなら2時30分には起床するので、スムーズにやれなければその分睡眠時間が減ってしまうことになります。

つまり、この大会の妙味はランと生活の両方、24時間の全てがレースそのものなのです。

さて「toえりも」の宿泊や食事事情ですが、後半の「toそうや」に比べると圧倒的に恵まれています。「toえりも」の場合、7泊の内、旅館が3、ホテル2(内温泉が1)、民宿と研修センターが各々1です。そして食事ですが、夕食付きが5泊、食堂が1泊、コンビニ食が1泊と恵まれています。「toそうや」の場合、夕食付きは1泊のみで、他はほとんどがコンビニ食となります。

「toえりも」の3泊目の北竜は温泉ホテルですし、4泊目のコカ・コーラ研修センターは豚カツと食べ放題のカレーライス付きです。




宿は1~4人部屋ですが、イビキの酷い人と一緒になると悲劇です😂😰 今回も一晩凄い人と一緒になり、ほとんど眠れませんでした😓  ゴールが20時近くになると、睡眠時間は3時間~3.5時間くらいになります。私の様に年寄りは大丈夫ですが、若い人は睡眠不足が一週間続くことになり辛いでしょう。もちろん走力があって早くゴール出来る人は睡眠時間も充分取れることになります。
なお、スタート時間が4時か5時なので、朝食は宿側では用意出来ず、前日に各自がコンビニなどで購入しておくことになります。
昼食は当然走っている途中で調達することになりますが、ほとんどのランナーはコンビニで済ませます。サンドイッチやオニギリを買って、歩きながら食べるとか、店前の車止めに座ってソーメンやソバを食べるとかです。途中のレストランやラーメン屋に入れるのは、走力があって時間的余裕のあるランナーだけですね。コンビニは1箇所/20kmくらいはありますが「toえりも」の初日などは、スタートして15km地点に1ヶ所あるだけで、その後はゴールまで60km以上自販機以外は商店もありません。










非常事態への対応も含めてリュックの中にはいつも何らかの食料を入れて走ります。
飲み物もコンビニや自販機で常にボトル2本分を確保するようにしています。北海道では自販機の横に空のボトルを捨てる箱が置いていないので、空ボトルはリュックやサコッシュに入れて運びます。運良く御園生さんの大会運営車と遭遇出来れば、ペットボトル給水はしてもらえますが、基本は全て自己責任で調達する必要があります。
(6)リタイア
途中でランを諦めてリタイアした場合でも、全て自己責任でゴール地点まで移動する必要があります。その場合でも制限時間内にゴール地点に行かなければいけません。従ってリタイアの可能性がある場合は、その後の交通機関や時刻表などを調べておく必要があります。走ろうが、リタイアしようが制限時間内に到着しなければならないので、途中リタイア決断の時間と場所が重要になります。リタイアするなら早めにゴールの宿に着いて、洗濯・入浴・夕食を先に済ませておく方が睡眠時間を確保でき翌日の完走に繋がります。リタイアしても翌日からのスタートは出来ますので、止めるなら早めに決断した方が得策ですが、ギリギリでも完走を狙うかは難しい判断になります。ただ、一度リタイアすると翌日からの踏ん張りが効かなくなり、毎日リタイアし続けるランナーが多いですね。