千畳敷エイド(47.3km)はテント数も多く、ドロップバッグもあるので多くのランナーやウオーカーが休憩しています。私は先ずフルーツサイダーを飲み、JALオリジナルドリンクを飲んでから一番奥のカレーライス🍛を食べます。これは毎年のルーティンです。



カレーライスの皿をもらって、テント下に入ると、目の前に朝お会いしたAさん(お医者さん)がカレーライスをほぼ食べ終わるところでした。それも2皿目ですw😆  そのAさんの話『昨年はこの次のエイドまで行ってリタイアしました。何故か退屈で止めてしまいました。今日も時間は未だたくさんありますから行けるところまで行きます。』と言って再出発されました。私の方は、ガス欠状態ですが胃腸は疲れているので、ガツガツと食べられる訳ではなく、スプーン🥄で少しづつ食べ進めます。すると途中から急に食欲が戻って来ました。Aさんの様に2皿食べるか迷いましたが、次の黄波戸矢ヶ浦エイドにはウドンがあるので、1皿で止めておき、すぐに再スタートすることにしました。結局ここでの休憩時間は10分間でした。

ここからは下り坂が続きます。カレーライスを食べて元気が戻り、軽快に?☺️走ります。気持ちは軽快ですが、流石に足の筋肉は疲れて来て思う様に足が出ません。下りでも7分30秒/km以上かかっています。(自分では6分台の感覚なのですが)  

千畳敷から1km下った辺りで下りなのに歩いているAさんを発見。一気に抜きました😃✌️(後で速報を見たらDNFでしたから、やはり不調だったようです)    更に1kmくらい進んだ所で今度は後ろから「まあ、ミーさん!」と言って一気に抜いて行くランナーが。何とK(sa)さんでした。彼女はとっくに前に行っていると思っていたので驚きましたが、千畳敷で長時間の休憩をしていたのかもしれません。アッという間に後ろ姿は消えました。

左手に仙崎や青海島が見えてきて、黄波戸の矢ヶ浦エイド(54.2km)に到着しました。早速ウドンをいただきました。具(お肉?)が無くなったらしく素ウドン🍜になっていましたが、美味しいので2杯もいただきました😃✌️

お腹が温まり元気が出て再スタートです。ここからはしばらく下りと平地が続くので気が楽です。足の筋肉は疲れていますが心臓は元気なので、気分良く走れます。(但し、平地でも7分30~45秒/kmですが)

56km辺り日置の交差点で左側から大きな声が掛かりました。車の助手席から顔を出して手を降っているクミちゃん(自治会でお世話になっている)でした。友人の応援に来たようです。大いに元気をもらい、更に進むといつものプライベートエイドが今年もありました。テントを張った大きなエイドです。そこに到着するとテントの中から「nankenさん❗️」と声が掛かり驚きました。私のブログのフォロワーさんで「いつも楽しみに読ませていただいています。」と言われ、隣の同僚の方に「このnankenさんは日本縦断されたんですよ。」などと話されていました。ここではジンジャーエールをいただきましたが、応援して下さったフォロワーさんに悪い報告はしたくないので、ますます完走が必須になりましたw😅    

その後、田んぼ道から再び千畳敷方面への山登りルートに入ります。西坂本のこの辺りも昔の萩往還コースなのでしっかり頭に入っています。62km過ぎの給水所から左折し、しばらく進むと下り坂になります。右手下には日本海が開けて有名な『東後畑棚田』が目に入って来ます。



そこには応援バンドの皆さんが陣取っておられ、私が通過した直後から再び演奏が始まりました。そうです。ZARDの『負けないで』。「ふとした瞬間に視線がぶつかる・・・」背中から応援歌が聴こえて来てますます元気が出ます。足はメチャクチャ疲れていますが心は前向き。こういうのを『楽しんで走る』と言うのだろうと納得しながらです。

交差点を過ぎると、すぐに宇津賀エイド(65.0km)でした。



ここはウオーカーも一緒になり賑やかです。ただ、余りお腹に溜まる食べ物がないのでバナナとオレンジ、コーラと柚子ゼリーをいただきました。不足分カロリーはリュックの中の濡煎餅で補います。ここからも基本は下り坂で大浜海岸の近くまで戻りました。さあ、ここからが最後の難関です。

(次回につづく)