時の記念日6月10日の
授業終了後の空


時間はPM8時少し前


夏至に向けて日が長くなってます


今年の夏至は6/21


さて、火曜日の事ですが
私も最近気になっていたこと


先に伝えますが
今回の話はかなり長くなると思います



中学生は夜遅い時間まで勉強しているため
どうしても迎えは保護者の方々に
お願いいたしております


送迎は当たりまえか?


さて、皆様はどう思いますか?


もちろん子供たちの立場から言うと
決して当たり前ではありません
わざわざ迎えに来てもらっているのだから
感謝すべきことです


では、学習塾という立場で
子供達、みんながみんな自分から望んで来ているか?


中にはそうでない子もいます


勉強が嫌いで
親に無理やり入会させられた子もいるとおもいます


ただ、最近の様子を見ていると
子供が嫌がるのに親が無理やり連れてくるということは少なくなりました
基本的には子供がやりたいものなら
親も賛成するし、
やりたくないことは無理にさせない


子供の主体性に任せている


という考えの保護者様が増えたと思います

特にこの地区の中学生は
保護者が行きなさい!というよりも 
子供の方から行きたい
と希望して習いに来る子がほとんどです


なので親としては
多分送り迎えも子供に頼まれて仕方なく
という方が多いかもしれません
だからなのか
私たち指導者の前でも
よく送り迎えの事で
保護者様が子供を叱ったりしてます


理由としては
お迎えの時間を過ぎたのに
なかなか教室から出てこない
中には「遅い時間に迎えはめんどくさいから時間なんとかして」と、子供に向かっていう保護者の方もいらっしゃいました


確かに夜9時、10時となると
早くお風呂に入ってゆっくりしたい
と思うのも分かります


私も家族を迎えに行くのに遅い時間になると
「はやくビール飲みたいのになぁ」
とつい思ってしまいます


ただ、私の場合は仕事がら帰宅が遅いので
平日の夜10時、11時、12時のお迎えは特に気にはならないので
我が子が遅い時間の迎えは特に気になることがなかったというのもあります

だから
この仕事を始めた頃は
私自身も保護者が子供のために送り迎えすることは当たり前という意識がありました


なので、保護者の送迎のことは考えずに
子供目線で授業時間を夜8時から10時と決めていました
(我が家の事情もあり姑達の食事の用意や我が子たちもまだ小さかったので家の事が片付いてから仕事してました)
 
時には、勉強のわからないところの説明や質問への回答で10時を過ぎることもありました
時間が遅くなっても保護者の方が待っているのが当たり前と、私も当時は思っていました


実はある保護者様のエピソードで
こんなことがありました


中学生を受け入れた初年度の出来事です
それも受験生
こちらも指導に熱が入り時にはマンツーマンでわからない問題、難しい問題を教え込んでいました
ある時、問題の解説をしていて、気がついたら夜中の12時を回っていたことがありました
(数学は、私も好きな教科なのでつい時間を忘れてしまうくらい熱がはいります)
私自身、夢中だったためか、時間の経過に気がつかず、時計を見た時びっくりして慌てて外へいきました
正直なところ、もう帰ってると思ったので
自分が家まで送り届けよう
と思っていましたが
なんとそのご家庭の車があり
2時間ずっと待ってくれたようで
怒られると思いつつ
車をノックしたら
保護者の方からの第一声が
「こんなに遅くまで指導していただき、本当にありがとうございます」
でした
連絡もせず2時間も待たされても
この言葉が言えるってことは
今は考えられないことかもしれません


この言葉に励まされ
私もより一層指導に熱が入りましたが
さすがに時間は気にするようにしました


でも、その頃からか
その生徒さんも一生懸命勉強するようになりました


それまでは宿題もあまりしてこなかったと思います
しかし、
塾から帰宅後も
直ぐに勉強するようになったと
保護者の方から連絡もありました


受験も希望校に受かり (数学だけで50点アップ)
今では社会人として頑張っているようです。
(ちょっと厳しい会社と噂のあるところなので辞めるのではと心配でしたが)


遅くなっても多分子供には 「頑張ったね」と声かけていたのかもしれません
その保護者様をみて
家族の関係が子どもと与える影響の大きさを痛感しました

ちなみに
そのお母様はフルタイムで働いていらっしゃる方でした。ご主人も3交替勤務です。それでも遅くまで子供に付き合い、家族のためにいつも笑顔でとても謙虚な方でした


現在、中学1年生などは特にやる気のある子が多いため
勉強に夢中になるとお迎えの時間を延長してほしい
とお願いされることもあります
私の方も手が空いてる時はすぐに連絡できますが
質問が続いたりすると連絡できないこともあります
基本的に指導時間は私の方からの連絡は 出来ない 
と保護者の方々にもお伝えしております 



確かに子供から保護者様へお迎えを頼んでいるのだから
当たり前のことではありません
感謝はしてほしいです


でも、それでは子どものやる気はどうなんだろう?
なら、子供に合わせるのが当たり前なのか?


数年前の私なら
子供に合わせるのが当たり前だとおもっていました
でも、最近は違います  


価値観の違いを考えるようになりました 


私から送迎に関して保護者様へ感謝することはちょっと違いますのでそこは触れませんが
保護者様も一生懸命生活のため働き、子育ても頑張っています 
一昔前と違い
経済的に安定した時代ではありません
女性もフルに仕事してます
その上家事、子育てです
仕事への責任もついています
なので、昔以上に気軽に休むこともできなくなりました

私の方からも子供達には
親の苦労も知ってほしいという想いから
送迎に関しても時間的な配慮するようになりました


ただ、先に書きました保護者様の例を思い出すと
子供達のやる気を養うためには
保護者様の協力なくしては
限界もあるなぁというのが本音です


送迎だけではありません
家庭内の不協和音
夫婦だけではなく祖父母との関係
等も影響しています


田舎なので
祖父母の方々の送迎も多いです
祖父母様の強力なお力添えも多々あります


家族一丸となって子供達のために一生懸命頑張っているご家庭のお子様は
頑張れるように成長できますね
それに笑顔が加わると最強です


これは勉強だけでなく
スポーツも同様です
保護者様が子供の1番の応援団でいてほしいですね

なので、塾から帰ってきたお子様には、
一言「頑張ったね」
この言葉で子供達も
次も頑張ろうかなぁ
と思えるかも


今回は久しぶりに長い文章になりました
お付き合いいただきありがとうございます