・目に見える財産を贈与する
贈与という言葉から、たぶん多くの方は、親や祖父母からお金や株式、貴金属、不動産などをもらうこと、又は、子どもや孫にそれらを譲ることだと考えられると思います。
もちろんそのとおりです。目に見える財産を若い世代に移転させることは、消費を活発にし、経済を活性化するために必要なことです。
国も若年世代の早期資産移転をより促進させるために、相続税や贈与税の見直しを行い、若年世代の贈与税の負担を軽減するような見直しがされています。(詳細はおふくろ便り4月号に記載)
親は誰しも、子供や孫に、自分の亡き後も。生活に困らず幸せに暮らして欲しいと願っています。
長引く不況で、若年世代の給与は、高度成長期のときのように右肩上がりではないのが現状です。
そんな子供たちに対して、住宅資金のいくらかを贈与したり、孫の教育費を援助したりする人はいるでしょう。
そういう明確な目的を持った贈与は、子供たちに感謝され価値あるお金の使い方といえるでしょう。
・子供をダメにする贈与
社会人になった子供に対して、親の所得や財産の多寡ではなく、子供の所得に応じた生活レベル以上を維持するために、生活の援助を続けると、お金に困れば、親が助けてくれるというメッセージを子供に与えていることになります。
結果的には子供の経済的自立をはばむことになり、いくつになっても親に頼ることが当たり前になってしまいます。
一代で苦労して財を成した人の中に、子供や孫に自分と同じ苦労をさせたくないとの思いから、ついつい言われるがままにお金を出すという話を耳にします。
お金に余裕があるための悩みではあるのですが、子供のために何をすべきか考えさせられます。
おふくろ便り4月号より