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浪花乙女(中井朱美)のブログ 

母から子へ伝えたい幸せづくりのエッセンス
 家計に身近なちょっと気になるお金の話を発信します。
 おふくろ目線で、子育、ガーデニング、和の文化など,
日常生活のひとコマと、一見無関係?実は多くの共通点
を持つ長期投資について綴っていきます。

・目に見える財産を贈与する


 贈与という言葉から、たぶん多くの方は、親や祖父母からお金や株式、貴金属、不動産などをもらうこと、又は、子どもや孫にそれらを譲ることだと考えられると思います。


 もちろんそのとおりです。目に見える財産を若い世代に移転させることは、消費を活発にし、経済を活性化するために必要なことです。


 国も若年世代の早期資産移転をより促進させるために、相続税や贈与税の見直しを行い、若年世代の贈与税の負担を軽減するような見直しがされています。(詳細はおふくろ便り4月号に記載)


 親は誰しも、子供や孫に、自分の亡き後も。生活に困らず幸せに暮らして欲しいと願っています。


長引く不況で、若年世代の給与は、高度成長期のときのように右肩上がりではないのが現状です。

そんな子供たちに対して、住宅資金のいくらかを贈与したり、孫の教育費を援助したりする人はいるでしょう。


 そういう明確な目的を持った贈与は、子供たちに感謝され価値あるお金の使い方といえるでしょう。



・子供をダメにする贈与


社会人になった子供に対して、親の所得や財産の多寡ではなく、子供の所得に応じた生活レベル以上を維持するために、生活の援助を続けると、お金に困れば、親が助けてくれるというメッセージを子供に与えていることになります。   



 結果的には子供の経済的自立をはばむことになり、いくつになっても親に頼ることが当たり前になってしまいます。


 一代で苦労して財を成した人の中に、子供や孫に自分と同じ苦労をさせたくないとの思いから、ついつい言われるがままにお金を出すという話を耳にします。


 お金に余裕があるための悩みではあるのですが、子供のために何をすべきか考えさせられます。


  

 http://www.728ofukuro.jp/letters/

 
  おふくろ便り4月号より

◆投資が浸透しない理由◆


「貯蓄から投資へ」と言われて10年ぐらい経ちますが、いまだ世の中に浸透してきたとは感じられません。それは何故だろうかと私なりに考えてみました。


まず第一にバブル崩壊のダメージが大きすぎ、その後遺症で、多くの人たちは、二度と損をしたくないという思いが強く、絶対安全で確実なものにこだわるようになってきていることです。


第二は、ここ10年以上も低金利(ゼロ金利と言っても過言ではない)が続き、お金はどこにおいても増えないという思いが、多くの人の常識になってきていることです。




◆日本の閉塞感◆


このように消極的な思考が今の日本の閉塞感の原因となっているのではないでしょうか。


高度経済成長時代に青春時代を過ごした私達の世代(50代)は、。自分が頑張れば豊かになれ、夢が一つずつ実現していったことを体感しています。


それと比べ、現在の世の中に蔓延している閉塞感は何とも言えず、今の若者がかわいそうに思えるのは私だけではないでしょう。




◆マネー力とはお金を稼ぐ力?◆


私は仕事柄、中小企業の経営者の方々と多く接してきました。彼らの仕事にかける情熱は非常に高く、仕事が人生そのもののように、朝から晩まで懸命に働いている姿を見てきました。


仕事一筋の生き方に何の疑問もなく、私自身本業の仕事で稼ぐ力をつけることが全てであると確信していました。

だから、マネー力とは、お金を稼ぐ力であるとずっと思っていました。

でもそれだけでしょうか。


日本の社会は、額に汗して働き、お金を稼ぐことに価値があり、稼ぐ力をあまりに重視してきたため、その道のプロフェッショナルといわれるキャリアのある人でさえ、稼いだお金の預け先はほとんど何も考えず、預貯金となるというのが現実です。




◆資産運用力◆


日本人は、お金を稼ぐ能力は世界的に見て非常に高いけれど、稼いだお金を運用する能力はどうでしょうか。


長い間高度成長が続き、運用など知らずにやってこれたこと、学校でもお金についての教育がほとんどされていないことなど、学ぶ場がなかったので能力が身に付かなかったのではないでしょうか。


日本が成熟経済期を迎え、日本人がお金を稼ぐ能力の次に、お金を運用する能力を身につければ、今の日本の閉塞感はきっと打破されることでしょう。


私は、投資とは、意志を持って、自分のお金を世の中に投じ、そのお金が世界中を旅し、役立って大きくなって帰ってくるものと考えています。


時々道草をしたり、病気をしたりもしますが、愛情をもって見守り、長い目で成長を楽しむ姿勢があれば、誰にも運用力は身につくと信じています。



おふくろ便りより抜粋

  http://www.728ofukuro.jp/letters/                                                

 「金銀(お金)が世に害をなすのであろうか。人が
  金銀 を使って世に害をなすのである。」
(三浦梅園『価原』より)


 江戸時代中期の自然哲学者、三浦梅園が、世の金銀の動き、経済にに向けた書『価原』の中の一節です。
思わずうなづき、なるほどと感心してしまいました。

 世の中を見まわすと、「お金が欲しかったから・・・、お金がなかったから・・・、お金のために・・・、お金に目がくらんで・・・」など、お金が悪者扱いにされたり、お金が主役扱いされたりすることが多いよう思います。

 お金にまつわるトラブルはエスカレートの一途です。しかしよく考えてみますと、お金はあくまで道具であり、その道具を使う人間の品性により、害にも益にもなるのです。

お金との付き合い方について今一度考えさせられました。

 何に投資するのかにこだわり、その果実の使い方にも自分流でありたいと思います。

 そんな心の贅沢を味わっていきたいです。