こんばんは、劇団フェリーちゃん主宰のわみです。


改めまして。9月に予定していたマルムロールを、延期にすることになりました。

楽しみにしてくださった皆様、本当にごめんなさい。

ことさら、クラウドファンディングでご支援くださった方々。この大変な時期に、これだけのご支援がいただけることって、言葉の意味通りありがたいことです、って、もう、この言葉をなんど繰り返したかもわからない。これまでは、感謝の気持ちでいっていたのが、今は、圧倒的に申し訳ないのです。いや、申し訳ない、っていったって、そんなの、ある程度以上になったらいわれた側どうにもできないんだから、そうじゃない、それ以上の何か、明るい未来を提示することが私の責任だと、思っている、います。


ごめんなさい、こんな感じで、きっとおぼつかない日本語になるので、ごめんなさい。この、私の個人のブログの中で文字を綴らせてください。


延期。2度目です。まさかこんなことになるなんて、って、いえればいいんですけども。それじゃだめだとも思っていて。この数ヶ月で私たちを取り巻く状況は刻一刻と変化している。もちろん、直近の劇場での集団感染が、延期という決定に大きな影響を与えたことは間違えないのだけど。個人的に、そりゃもちろん、ずさんな状態での公演はしてはいけなかったと思うしいうのは簡単だけど。じゃあ、普段の私たちが、誰がみてもなんの落ち度もない生活ができているかと問われれば?大きな声で声高に潔白を歌える人が、果たしてどれだけいるだろうか?裏を返せば、すべての行動を極限まで縮小する生き方が誰にとっても素晴らしいものだ、とは思わない。もちろん行動を推奨することこそしないけど。なんだ?もう、この世界には正義がありすぎるのに正解はない。正解は自分で選択するしかない、、、そう書いて改めて、私は、マルムロールの再演を本気で、本意気で作りたいと、心の奥そこに燃えるような何かがあったり、しています。


ごめんなさい、もうちょっとちゃんと日本語で話します。つまるところ。


劇団としてはもちろん、できうる限りの対策をして公演を実施することも検討しました。しかし、どれだけの対策をしたとしても、感染してしまうリスクをゼロにはできない。そして、もしも劇場内での感染が発生してしまったら、劇団フェリーちゃんが、関係してくださった出演者さんとスタッフさんが、当面の間舞台興行を行うことが難しくなってしまう。公演関係者はもちろん、観劇に来てくださったお客様も、日常生活に確実に支障が出てしまう。そして、全ての演劇に関わる人たちが、当たり前に演劇できる日が、ますます遠のいてしまう。

でも、でも、、、どうしてだろうか?って気持ちはある。事実、コロナが出てしまったら、どれだけ対策をしてたって劇団としての未来はないだろう、と、私は確信している。でもこれが正しいことだとは確信しきれない。私が今想定してる世界のルールは、本心で言えば、間違ってると思う。

演劇は厄介だ。お金の問題でひけない人もいるだろうが、それだけでもないだろう。演劇は時間芸術だ。今、瞬間を享受するものなんだ。なんだろう、今はやらないのが、正解なのか?正解ってなんだよ?

採算がとれないとか、生計を失うリスクとか、結局メリットとデメリットの比較で答えを導くしかなくて、それは間違ってないけど、なんだ、とっても、とっても、私の心は険しい。もともとやりがい以外の確固たる理由なんてなくて、かつ、そのやりがいは消滅したわけではないんですよ?

なんて。主宰がいうべき言葉じゃないね。ごめんなさい・・・。たぶん、悔しいんだと思います。自分が世界を変えられないことがくやしいんです。

そしてまた思うんです、いうべきってなんだよ、って。誰が決めてんだよ、って。

自分の中の正解を見つけることって、そう。難しことだ。せめてそれを認めてやりたい。


さて。

有難いことに、会場である花まる学習会王子小劇場さんが、延期をする場合の劇団の負担がないように配慮してくださいました(もちろん、実施する場合の出来うる限りの対策もご提案いただきました)。感謝の気持ちが止まりません。本当にありがとうございます。

延期の場合、経済的なダメージは少なく、未来の公演に備えることができる。一方実施して、万一感染があった場合、未来の公演を検討することは難しい。

主宰としての判断は、延期、でした。ごめんなさい。


劇場さんや、延期を承諾してくれた関係者みなさまへの感謝が止まりません。本当に

こんな時代です。後ろを向くのが簡単すぎるからこそ、どうにか、どうにか私は責任をもって、楽しいことをつくっていきたい、って、思っています。


でも、それでも、どれだけ理由を並べたって、申し訳ない気持ち、そしてなにより、やりたかった気持ちは無くならない。未来ってなんだよ、って、思う。未来が今よりマシな保証なんてどこにもないのにね。

こんなにも、どこにも、いけないの。自分の弱さがつらいし、でもこの弱さに様々な大事なものを守ってもらってるんだ、とも思う。


マルムロをやりたいな。フェリーちゃんをやりたいな、と、強く強く思う。

正直私は、本を書くより演出をするより、歌ったり役者だけをしてるほうが好きだ。自然とエネルギーをかけられるのはそっちだ。余談になるけれど、先日のライブイベントは本当に本当に本当に楽しかったし、やっぱりお客様に歌を舞台を届けられるって私にとって最上の喜びなんだなって思ったし、その機会を与えてもらえた幸せで目頭が熱くなるし、思えば何の予定もなくなってしまった45月も、途端にずっと、歌っていた。

そんな私がでも唯一、フェリーちゃんをやっていたい理由は結局。こんな、ような、行き場のない思いの行き先をつくりたいからなんです。演劇にすることで、それを肯定してあげたいし。私ごときが感じてること、なら、特異なことではないだろう、と。通ずる感覚を抱いてる人たちは多いだろうと。救われたいんだ。受け取ってくださった方が救われたって思えたらさ、それは、私の、これまた最上級の、救いなんだ。よろこびだとも思う。

だから、フェリーちゃんを。マルムロをやりたい。巡るいのちの物語だなんて。私ごとに何が書ける?とも思う。でも、誰かにとってどんなに価値がなくたってもいいから、この思いをちゃんとめぐらせたい、んです。


中止ではなく、延期です。できうる限り、今年9月に力を貸してくれるはずだった皆さん全員と作品をつくりたいと思っています。1年間。作品をあげてくのはもちろん、公演するまでに、お客様たちが、楽しみで楽しみでしかたなくなってるようないろんなことをしていこうと思っています。楽曲をつくるのはもちろん、ビジュアル公開ももちろん。他にも、MVをつくりたいなぁ、とか。前日譚の短編の映像化とかボイスドラマかとか。マルムロのキャラクターって全員めちゃくちゃ魅力的なの。もはや始まる前に同人誌かいてもらうのが私の密かな野望です。

先になってしまった分、かけられる時間が多い分、あつくて、真摯で素直で、そして愛される作品にする。だれかの人生を支える作品にしたい。絶対に。もちろん、それまでに雪辱のトランスも必ず板に乗せる。きっとあっという間だろうし、あっという間だったって言い切れる密度で過ごしていこうと思っている。


すみません。ご説明っていうより、本当、自分の中身を連ねてしまっただけになってしまいましたが、

ここまで読んでくださったことを、心から感謝致します。

延期です、つまり、たくさん進んでいくってことです。

ごめんなさいの気持ちを受け取って、そして、どうか、待っていてもらえたら、本当に嬉しいです。

一緒にこの一年を、楽しんでほしいです。

どうぞ引き続き、劇団フェリーちゃんを何卒よろしくお願い致します。


なにわえわみ