マニアックな読者の皆様、毎度おおきに_("_´ω`)_ペショ 疲れてますねん。
なんや、今年は年初からほんまに波乱の年で早くも1/3の四カ月が過ぎました…光陰矢の如しでんな
実は先月還暦を迎えた(おっさんやがな)のですが、サメの様に泳ぎ続け引退などは全く考えず、天職であるこの厳しくも怪しい世界で生き残っていこうと思います。
但し、見た目は50歳半ばに見えるようですが、若いころの不摂生が祟って、人工血管にはなるわ、突発性難聴から左耳は耳鳴りが残ったり、昨年は加齢黄斑変性にはなるわで満身創痍(´-∀-`;)
思い返せば、アメブロを始めて10年以上になりますが、考えてみたらアベノミクス相場と被っている期間が長かった訳で、安倍批判もかなりしてきましたが、皮肉にも彼のお陰で相場が上昇基調になったのも事実であり、非常に複雑な心境ですが、職業柄恩恵を受けた一人であると言えます。
さて、本題の仕組債で最も認知度が高いのが、他社株転換社債(Exchangeable Bond)でしょう。
読者の皆様におかれましても、一度は目や耳にした事があるかと思います。
当該ブログでも過去に二回ほど、解説した記憶がありますが、どうも難しくて分かりにくいという感想があったので、改めて出来うる限り簡潔に説明したいと思います。
上記は日経ビジネスに2年前に掲載されたEBの例ですが
証券会社で実売(募集)されているものより解説しやすいので
今回はこの見本例を引用(借用)させていただきます。(clickで拡大)
まず、発行体と言うのは大抵が世〇銀行とか〇〇金融公社とか海外の公的金融機関が主になります。
発行体は日本の証券会社(Arranger)に依頼して、投資家(購入者)のニーズに合いそうな対象銘柄やその銘柄のボラタリティーにあった金利やノックイン価格を設定して貰います。
例えば他社株転換条項付き「日東電工」円建て債券と言うのが、実際にEBにある訳ですが、一般の人は日東電工発行の社債の様に勘違いしてしまうケースが非常に多い…これは、Arrangerである証券会社が勝手に日東電工を対象にしているだけで、当社に報告義務はなく、組成できるわけです。
上記見本の対象銘柄を仮に「日東電工」とします。
見本では2018年5月日を発行日にしていますが、ここでは現在の2020/5/1を発行日とします。
そして、満期が1年半後の2021年11/1に変更してどうなるかを考えます。
また、分かりやすく進めるために日東電工の設定基準株価が5,500円として設定します。
そして、この商品を気に入ったAさんがEB債を1000万円購入したと仮定します。
利率決定日に利率決定価格の85%以上であれば(年率)8%の(税引き前)金利がもらえる訳です。
1年半の間5500円の85%の4675円以下(又は5775円以上)にならなければ、税引き前12%の金利が貰えるので、この超低金利時代にはとても魅力でしょうから詳しくない人方は飛びつくかもしれません。
然し、そんなにうまい話があるはずがありません。日東電工は比較的ボラタリティーが高いので数日の間に4675円などは簡単に割る可能性が高い訳です。
また、利率決定日に(ノックイン価格)66%以上85%未満であれば、貰える金利は高が0.1%
それでもノックインしなければ元本は保証されますが、仮に当初設定基準価格5500円の65%(3575円)に償還までに一度でもtouchしてしまうと、投資金額1000万円の65%=650万が350万円の損失を確定して目出度く償還されるという超ハイリスク商品になります。
これは、簡単に言ってしまうと発行体が金利と言う保険料(Premium)を払って購入者が金利(Premium)を得るという仕組みなのですが、要は発行体がオプション取引のPutの購入者になって、EB債の購入者がオプション取引の売り手になっている訳です。Optionの購入者は損失はPremiumだけですがOptionの売り手の損失は計り知れない訳です。
上記のように圧倒的に投資家が不利になる詐欺まがい商品です。
また、単純に発行体と投資家との契約ではなくて、発行体が金利変動リスクを抑えるためにSwapHouseと呼ばれる金融機関(投資銀行)と金利スワップを組みます。(通常は固定金利を払い変動金利を受け取る)
それに加えて、金融機関にOptionPremium(8%)を売って、OptionPremiumのコストを相殺します。
これで、発行体のリスクは皆無になるだけでなく、当初基準価格5500円の66%~104%6の価格帯で
デルタヘッジ(Option合成先物買い)でpositionをニュートラルに保つだけでなく、運用期間に合成先物の調整(売買)で、更に利益が享受できるという美味しい商品になるので、頻繁に募集が掛けられます。
詰まり、ノックインしてもしなくても大きな利益が享受できる訳です。
※尚、早期償還条項105%と言うのは、販売者の思惑と逆に出た場合に強制的に購入者に元本+期間中の金利を支払って償還する事で、契約を終了させて終えると言う条項で販売者に有利な権利であり、購入者には殆どメリットは有りません。
上がっても利益は少なく下落した場合の損失は計り知れないHigh-Risk Law-Returnの典型です。
もっと、掘り下げれば本来なら市場で当該日東電工のPutを買って自己でデルタヘッジをすれば同じじゃないか?と言った疑問が生まれると思います。
そこが味噌で、Option市場であればPut(or Call)の価格は8%の約二倍の16%程度で取引されています。(尚、今回は例として個別株で解説していますが、日経ダウの方が流動性が高くなります。)
飽く迄も基本的な流れのイメージです。(本来はもっと複雑になります)
投資家は本来なら15%のPremium(金利)が貰えるのに8%のPremiumで購入してしまっている訳です。
もっと、詳しく踏み込むと金融機関が発行体から購入したOptionをOption市場で売って、7%の利益を黙っていても貰える事になります。無論、仕組債に絡んだ金融機関にはそれなりの手数料が掛かりますが、そのコストを踏まえても、利益は多大なものになります。
基本的には以上の様な仕組みになりますが、Optionが絡むので一般的には難解な代物なので、全てを理解する必要はなく、要は低金利の昨今に於いてこの様ないい条件の話には裏があると言う事です。
【教訓】 証券会社のおもてなしには裏がある(表がないから裏があるっちゅう事やね~)
なんか、今日は疲れて何時もの切れがないので(いつもやんか?)洋楽でも聞いてRefreshします(^^♪
Jaco Pastorius ( The chicken ) わいもチキン状態や_("_´ω`)_ペショ
この曲は学生時代のJazz大会で演奏した曲で思い入れがあり、未だにカーステレオでも聞く事があります。
Jaco Pastoriusは若くしてシャブ中で亡くなりましたが、野外concertで握手して貰った思い出があります。
青春時代の思い出は決して軽くは有りません。何故なら「重いでぇ~」お後が宜しい様で… naniwa335



