マニアックな読者の皆様、お早う御座います。
New York市場は、寄付き後暫時もたついたものの各企業の好決算を背景に主要3指数平均で半値程度
戻したが、「半値戻しは全値戻し」になる様な雰囲気ではなく、全く以て予断を許さない。
今回のパンデミック騒動で中国と隣接している東南アジア市場から資金が流出しているのは当然だが
特に春節観光客が最も多く経済的な悪影響が避けられない日本市場に関して欧州筋は想像以上に悲観的であり、投資対象から完全に外れたと言う情報がZurichのファンドマネージャーから入ってきている。
NY主要3指数 自律反発(半値戻し)
史上最高益を更新した業績好調のApple
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は上昇し、15時現在は前日比229ドル62セント高の2万8765ドル42セントで推移している。前日に453ドル安と大きく下げた反動で、自律反発を見越した買いが入った。新型肺炎へは米中などが感染拡大を抑える対策を打ち出しており、市場の警戒感が一段と高まる状況にはなっていない。
インテルなど前日に大きく下げた半導体株が買われている。米長期金利の低下が一服し、JPモルガン・チェースなど金融株の上げも目立つ。「今年1~6月期のスマートフォンの出荷台数を前年同期に比べて1割強増やす」と伝わったアップルの上昇もダウ平均を押し上げている。
米国が中国本土への渡航の警戒レベルを引き上げたり、香港が中国旅行者の受け入れを停止したりと新型肺炎の感染拡大を防ぐ取り組みが続いている。死者数は増えているが、景気への影響を懸念する株売りはひとまず弱まっている。(ロイター通信)
世界各市場も月曜からのパニック状況から一旦は脱出し落ち着きを取り戻した様にも見えるが、未だ尚
感染拡大状況の実態が掴みきれない中で、不安要素は拭え切れず、決して楽観視は出来ない。
Switzerland現地からも、「未だ世界市場は不安定なので、少なくとも春節休暇明けに中国市場がどの程度下落して始まるか確認してから動くべき」だと警鐘を鳴らす緊急mailが先程入ったばかりだ。
無論、NYSEの反発を受けて本日の日経ダウはハイテク関連を中心に昨日の下げ分程度は戻すであろうが地政学的に中国とは離れた欧米とは異なり観光客の影響をもろに受ける隣国日本の経済的ダメージは計り知れず、インバウンド関連については先行き(業績)不透明感から本日も相場の重石になる。
【引け後雑感】 2020/1/29 16:00追記
先程客先から戻り、事務所からtypingしていますが、予想通りの展開で、特筆すべき点は有りません。
事務員も相場を見ていた様ですが、商いが少なく物色にも一貫性がなく方向感が全くなかったそうです。
強いて挙げるなら、自律反発と言うよりは、Event driven(米国の中国渡航全面禁止回避観測報道)に寄る先物主導の買いが(今日も売買代金が2兆円に届かない薄商いの中で)短時間に入った事に寄り自動的な裁定買いを伴い力なく160円程度の反発で引けた格好である。
東証大引け 3日ぶり反発 (163円高)
29日の日経平均株価は前日比163.69円(0.71%)高の2万3379.40円と3日ぶり反発し取引を終了した。東証1部の値上がり銘柄数は1093、値下がりは967、変わらずは98。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を25.94円押し上げ。次いでSBG が22.26円、東エレク が18.37円、ダイキンが9.37円、日東電 が8.29円と続いた。
マイナス寄与度は7.2円の押し下げでアドテスト がトップ。以下、エーザイ が1.51円、ヤマハ が1.44円、菱地所が1.37円、積水ハウスが1.19円と並んだ。(KabutanNEWS)
本来なら好決算で時間外でも大きく上昇したApple関連が買われてもおかしくない中で、逆に決算発表前に売られるハイテク銘柄も多く、本当の意味での相場を牽引する海外勢の健全な資金流入は皆無であり
飽く迄も投機筋の短期売買が相場をかく乱しているに過ぎない。
2020年度 CTAのパフォーマンス評価は如何に?
今日の唯一の収穫(吉報)は昨日IHIを気紛れに寄る当てにならない相場観で5000株購入した顧客が
高い所で全部売却して手数料や税金を除いて20万弱のお小遣いが出来たと言う連絡があった事である。
私事はさて置き、今回のパンデミック騒動は未だ始まったばかりで、数日で収束に向けての目途が立つ由もなく間違いなく春先迄はボラタリティーの大きな相場は続くので、どの様な投資戦略を立てればいいのか
全く予定が立たず、正直な所、投資顧問として迷いが生じており非常に悩ましい状況にある。 naniwa335


