マニアックな読者の皆様、お早う御座います。

 

我々(欧州筋)の年初の日本株式市場もみ合い(踊り場)相場予想に反して、まさかの米国に寄るイラン最高司令官殺害で出鼻をくじかれたものの、一旦お互いの譲歩姿勢に寄って地政学的リスクが後退すれば一気に大幅反転。そして安堵する間もなく翌日には気紛れなトランプ氏の過激なTwitter発言に寄って中東危機懸念が再燃すると一気にCTAのアルゴリズム発動で売り込まれる世界市場…ジェットコースターの様なボラタイルな乱高下相場で、一喜一憂は禁物ですが長期展望が描き難く我々も日々振り回されています。

 

有事の株高は本当なのか? 実際に米国とイランが大規模な戦争にまで発展する可能性は確かにお互いに得る物は全く無いので低いでしょうが、問題は地政学リスクではなく、今期に底入れし来期以降の経済成長をを見越してハイテク株中心に最高値圏まで一気に上昇している事です。

 

ダウ平均は最高値更新 イラン情勢の緩和で買い続く

今日のNY株式市場でダウ平均は続伸し、最高値を更新している。前日のトランプ大統領の声明でイランへの軍事行動は当面取らない姿勢が確認されたことから、市場には安心感が広がっている。今年は景気後退はないとの期待が再び復活しており、株式市場は買いが膨らんでいるようだ。米中合意への期待も高まっており、中国の劉鶴副首相が13日から署名のためワシントンを訪問すると伝わっている。



最高値更新に活気づくNew York Stock Exchange
 

アナリストから強気な見通しが出ていたIT・ハイテク株が上げを先導し、そのほかの銀行株や産業株も堅調。一方、原油相場が下落しており、エネルギー株は軟調。
ダウ平均は寄り付きから買いが先行し、一時242ドル高まで上昇する場面が見られた。(みん株NEWS)

 

 

Nasdaqの勢いも留まらず、GAFA中心に上昇トレンド継続中です…ハイテクバブル再来か?

 

逆に日本株式市場の上値は総じて重く、日々の乱高下の中で一部の5G関連株を除きリターンリバーサルのもみ合い相場が継続中で、慎重姿勢が見られますが、この方が健全ではないでしょうか?

「押し目待ちに押し目なし」と言うパターンに入る可能性も否めないので、もみ合っている間に押している

個別銘柄を仕込む時期かもしれません。特に米国株に比べて若干出遅れている(既に割高ですが)5G関連株に追従していく事も念頭に入れて置いていいでしょう。世界的な潮流に乗る時期かも知れません。

 

ただ、Switzerlandからの情報では欧州筋が日本株を買い進む兆候は全くないので、健全な長期資金が流入しなければ、短期的な上昇に収束する可能性が高いので過度な楽観は禁物なのも事実…

積み上がった空売りが踏み上げられて、短期的に高騰している銘柄も多いので個別の信用倍率にも
着目して選別する事が肝要です。

 

本日の日経ダウは、為替如何ですが昨日のNew York市場の続伸を織り込んで大きく上昇した反動で上値は重たく連休前と言う事もありザラ場では昨日の終値23739円±150円で推移して最終的に23600~23800円で引けると予想されます。尚、本日はOptionSQですが、影響は軽微で無風で通過するでしょう。

 

【引け後雑感】2020/1/10 20:00追記

 

結果的に予想通りの展開になりましたが、下方修正したファーストリテイリングが日経ダウを約70円押し下げた事を考慮すれば、一見単なる循環物色に留まらず、大引けでも売りを買いが上回った格好で非常に相場が強く見えます。然しながら、実質は薄商いの中の先物主導の買いが未だ継続している事と、信用倍率が低い(空売り比率が高い)ハイテク銘柄(東京エレク:アドテスト:ファナック:IHI:安川電機:太陽誘電等)にShortcover(買戻し)が入り、総じて需給関係の偏り解消に寄って押し上げられた格好です。

 

日経平均 大引け続伸:米株高を背景にリスク選好の買い継続

 

偶然にも1/10に110円高で引けた日経ダウ

 

10日の東京市場は買い先行で売買を開始。午前9時30分過ぎに日経平均は一時160円を超す値上がりとなる場面があった。ただ、3連休を前にした利益確定売りが膨らみ前場は36円高で取引を終え後場に入ってからは下値を拾う動きが強まり再び上昇基調を強める展開となった。リスク選好の買いが継続し結局、前日比110円高で取引を終えた。日経ジャスダック平均は続伸し、昨年来高値を更新している。(Kabutan)

 

本来なら、一気に上値を突破する大相場に突入するには一日の売買代金が最低でも日経ダウが24000円手前と言う規模まで膨らめば3.5兆円前後出来ないといけないのですが、現物株の商いは年初から継続して少なく、先物主導の裁定買いが売買代金の35%も占めている事から一度は春先までに22000円程度までの大きな調整局面が訪れると我々は考えています。

アベノミクス当初黒田バズーカ第一弾発射時の日経ダウ15000円の水準でも3兆を優に超えていた事からも現状の売買代金(及び出来高)が如何に少ない事が分ります。

また、為替(ドル円)は、一時的に110円を付けても、金融緩和継続中の米国金利上昇余地はなく為替投機筋の達成感から巻き戻しが入って2月中旬には105円前後まで下落すると分析しています。

詰まり、中東情勢悪化と言う不可抗力を餌に投機筋の思惑で乱高下していますが、冷静に判断すれば余りにも楽観的予想に基づく来期の業績を織り込んで既に高値圏にあり、24000円を突破する様な理由(勢い)はないので、ここは一旦利益を確定して静観するのが賢明だと言えます。

高値掴みをしてしまうと、折角の含み益も元の木阿弥と言うパターンになるので回避したい所です。

 

3連休中に中東情勢が再度悪化しないとも言えない不安定な状況では、様子見も必要です。 naniwa335